女性騎手の陥落

Hey動画見放題プランが激安すぎる3つの理由

白水弥生は昨夜から暴力団・静木組の有するマンションに監禁されていた。
手首を縛られて天井から吊るされ、床に寝そべった刺青男に跨る形で犯されている。
その様子は正面からビデオカメラに収められていた。
「……っ!…………ンん!」
弥生は唇を固く結んで恥辱に耐える。
激しい生殖行動で体中汗まみれになってはいるが、その表情は清楚さを失わない。

「へへ、まさかこんな良いカラダした女を犯せる日が来るなんてよ、夢のようだぜ。
しっかもこの具合のいい事。締め付けもうねりも、ウン十人に一人の逸材だ。
さすがは毎日馬に乗って鍛えてるジョッキー様ってとこか」
弥生を突き上げる男が下卑た笑みを浮かべる。
割れ目から抜き出された逸物には精液が絡みついており、
弥生が代わる代わる犯され、幾度も膣内に射精されていることを物語っていた。
男自身が言う通り気持ちがいいのだろう、逸物は太くいきり立って血管さえ浮かせている。
だがそれを何度も打ち込まれる弥生は表情を崩さない。
ごりっ、ごりっ、と膣奥深く犯されているのにだ。
「澄ました顔しやがって。どうだ、本当はお前も気持ちいいんだろ、あ?」
男が弥生の腰に手を伸ばし、陰核を摘みあげる。
「んッ!!」
弥生はそこで初めてつらそうに片目を瞑った。

あどけなさを残す面持ちながら、かなりの気の強さが窺える女性だ。
くるりとした瞳は睫毛が長く、芯の強い光を宿す。
黒髪は美しく艶めき、後頭の赤いリボンでポニーテールに纏められている。
肌はほどよく日に焼け、ボディラインは健康的だ。
突き上げに合わせてたゆむ乳房は何とも柔らかそうな印象を受ける。
身体で特に目を引くのが鍛えられた太腿と臀部た。
筋肉は十分にあるが、一方で全身像はスレンダーであり、体重はさほど無さそうに見える。
健康的な身体をしたこの女性、白水弥生は女性騎手だ。
今年で24になり、騎手としての通算勝利数は350を超える。
牧場の娘に生まれ、18歳で地方競馬騎手免許を取った後、全日本新人王争覇戦にて優勝、
昨年のレディースジョッキーズシリーズでも王座に輝いた。
しかし、弥生の真価はその戦績ではない。
彼女には他の騎手にはない強みがある。それは、馬の気性を柔らかにする才能だ。
幼少時から牧場で馬の世話をしていた関係か、あるいは滲み出る母性ゆえか。
彼女が制御する馬は、元がどれほどの暴れ馬でも素直な優しい性格になる。
結果としてレース中に気を乱すことなく、安定した最高の成績を残すのだ。
例えば、デビュー当時に弥生の乗っていた『ダイワオリオン』は当代最強の馬と言われているが、
その勝負強さは間違いなく彼女との触れ合いに起因している。

その弥生を、現在ある団体が欲していた。
石動ファンド。騎手と馬を買収しての八百長で自在に稼ぎを得ようと画策する集団だ。
彼らにとって弥生の買収は計画の肝といえた。
騎手として十分な実績、実力、そして稀代の駿馬を育て上げる無二の才。
しかし当の弥生は頑として買収に応じることはなかった。
顔こそあどけなく愛らしいが、弥生は勝気な性格だ。

デビュー以来、男性騎手からの嫌がらせや世間からの冷遇に必死に耐えてきた。
一晩カラダを好きにさせれば負けてやるぜ?
ベテラン騎手からのそんな誘いが何度あったか解らない。
どうせ枕で勝ってるんだろ?
観客のそんな噂を何度耳にしたか解らない。それでも歯を食い縛ってやってきたのだ。
自分の事だけではない。
勝てる勝負をわざと負けさせて愛馬の評判を貶める、という事もまた弥生には認められない。
故に弥生は八百長の誘いをきっぱりと断った。

しかし団体にとって、白水弥生という手駒は後々の計画に欠かせない要だ。
結果、彼らは強硬手段に出る。
秘密裏に弥生の身柄を攫わせ、暴行して買収に応じさせるよう命じたのだ。
それを請け負ったのが金融界に通じる暴力団・静木組だった。
「へへっ、24ってぇ女ざかりの歳で、こんなに締まったいいカラダを馬にしか預けねえのかよ。
勿体ねぇ事だぜ。 どうだ?男の上で腰を振るのも良いモンだろうが」
刺青男は弥生の引き締まった下腹を撫で、中の締め付けに腰を震わせた。
「うう、出るぞ、出るぞッ!!」
そう言い終わらないうち、秘裂深くに沈み込んだ怒張の先から精が溢れ出る。
ゴムなどつける気もない生の膣内射精だ。
「おおすげぇ、こんなに出るのは久しぶりだぜ。
へへ、悪いな姉ちゃん。上のモンから、一滴残さず膣内にぶち込めって言われてんだ。
好きでもねぇ野郎からのナカ出しは心が折れンだろ?
早ぇとこ折れねえと、本当に妊娠してしばらくお仕事ができなくなるぜ」
男はそう言いながら腰を強張らせ、どくどくと精を注ぐ。妊娠を切実に案じさせる量だ。
弥生の指が屈辱に固く握りこまれた。

男達がこぞって膣出ししていくのは脅しのためだろう。
見知らぬヤクザ者の子を孕むかもしれない、という汚辱感は相当なものだ。
気の弱い女ならそれだけで折れる。
また、万一妊娠すれば一時的に騎手を引退せざるを得ないものの、ゆくゆくはまた復帰できる。
だがそうして生まれた子供は確実に弥生にとっての弱みになる。
そういう下劣な目論見だ。

刺青男がようやく射精を終えた頃、部屋の扉が開いて大柄な男が姿を現す。
黒川栄達。静木組の若頭だ。
「……一通りは回ったか」
事を終えて座り込む男達を一瞥して黒川は言った。
「カ、カシラ!こんなむさ苦しいところまで、お疲れ様です!!」
男達が一斉に立ち上がって頭を下げる。
「カシ、ラ……?」
弥生は汗まみれの頭をもたげた。
黒川は弥生の顔と身体を観察し始める。逞しい顔は知能的な面をも秘めていた。
弥生の顔に真新しい汗が流れる。
こんなヤクザがいるなんて、と鼓動が早まった。
力自慢の荒くれよりも、こういう冷静で知的な人間の方が遥かに厄介だ。
「……なるほど、上玉だ。挨拶を済ませておこう。俺は黒川、静木組の若頭だ」
黒川は穏やかな口調で告げた。
弥生が目つきを鋭くする。
「あんたがこの外道共のボスね。下らない事をせずに早く解放しなさいよ。
あたしはそこいらを歩いてるような女々しい女じゃないわ、レイプされたぐらいで折れたりしない。
クスリを打たれたって、あんたたち下衆の言いなりになんか、ならないッ!!」
弥生は燦爛と輝く瞳でそう告げた。
けして強がりではなく、本気で屈するつもりがないようだ。
その弥生に対し、しかし黒川はただ興味深そうに笑う。

「聞いた通りの気丈な娘だ、環境次第じゃあ極妻にも成り果たせそうだな。
俺もそういったのは好きなタチだが、さて、それもいつまで保つものか。
お前はこの黒川栄達が直々に調教する。繰り返し恥辱を与え、快楽を刷り込む。
数日と耐え切れた女はいねえ」
黒川は静かに告げた。
弥生の背筋に妙な寒気が走る。
「カ、カシラが直々にコマすんですかい!?」
「うへぇ、こりゃあ見物だぜ。泣いて羨ましがるスケがどれだけいるか……。
カシラに時間を割いて相手してもらえるなんざ、この女も贅沢な事だぜ」
組員達が騒ぎ出す。どうやら普通の女相手では滅多にない事らしい。
黒川がネクタイを緩め、背広を脱ぎ捨てる。
弥生はその肉体に息を呑んだ。

弥生は腕を掴まれてバスルームへ連れ込まれる。
ホテルにあるような大きな浴室だ。
そこで冷たい風呂場の壁を背にし、手首足首を各所にあるフックに結び付けられた。
磔のような格好だ。
そのような仕掛けがある事からも、この浴室での責めがすでに何度も行われているのだと窺えた。
「そそる格好だ。風呂のライトに照らされて美味そうな肌色になってやがる」
「しっかし良い脚してんなァ、雌のサラブレッドってとこか。へ、また勃ってきやがった」
男達が歓声を上げる。
その言葉通り、弥生の恥ずべき所が余さず露わになっていた。
鍛えられた脚が緊縛によって彫りも深く彩られている。
秘部は鮮やかな桜色で、捌きたての生肉のようだ。
その下に息づく窄まりは、膣よりは少しくすんだ桜色だが十ニ分に美しい。
皺が放射線状に綺麗に並んでおり、排泄以外の目的には使われていないのが解る。
下半身のどの部位を取ってもそうは見られない美しさだ。

「ずいぶん回りくどいことをするのね。犯すなら普通にしたらどうなの?」
弥生が言うと、黒川が煙草に火をつけながら答える。
「犯すわけじゃねえ。これから、お前にゃあ腹の中のモンをぶちまけてもらう」
「……なんですって!?」
「端的に言やぁクソだ。浣腸って言葉ぐらい知ってるだろう」
言いながら黒川がシャワーノズルを掴み、ヘッドを回転させて外した。
中からホースの口が表れる。
そして黒川は蛇口を捻って水を出し、その温度を調節し始めた。
40度。
ホースから出るその温度の湯が、弥生の股座に浴びせられる。
「………?」
弥生は訝しげな顔をした。ただのぬるま湯だ、こんな温度で何をしようというのか。
そう思っていると、黒川が右手にホースの先を握り、左手で弥生の肛門を押し開いた。
「女にとっちゃ最大級の屈辱だ、覚悟しときな」
そう告げてホースの先を肛門に押し当てる。
「ぐっ!」
弥生が声を上げた。肛門に硬いものが当たる痛みと、湯の熱さ。
皮膚に受けた時はぬるく感じた40度の湯が、肛門の粘膜には熱湯に思える。
ホースは括約筋の強い抵抗を受けたが、黒川の指の開きと水流による摩擦の低下で
ゆっくりと肛門内に押し込まれていく。

 

「うう、う!!」
弥生の声が苦しそうに変わる。
湯はやはり粘膜に熱い。その熱い湯がどくどくと腸奥へ注がれる感覚は、身体が浸食されるようだ。
「熱いだろう」
黒川が声をかけた。弥生は口元を引き締める。
「これからお前の腹の中に、たっぷりと湯を注ぎこんでやる。膨れ上がるまでな。
限界が来れば、お前はこの場で畜生のように漏らすしかない。
そのザマを全て見届けてやる。ビデオにも撮ってある」
黒川の後ろには実際にビデオカメラを構える男がいた。
レンズの先は弥生のあられもない姿を捉えている。
「…………っ!!」
弥生は反射的に股を閉じようとし、その動きで腹部に強烈な圧迫感を覚えて呻いた。
すでに相当な量の湯が腸に入ってしまっている。
まだ腹部に変化は見当たらないが、このペースでは膨らむのも時間の問題だ。
この調子で湯を注がれては腹もそうとう緩むだろう。
つまり、弥生ほどの健康体であってもこれから晒すものは下痢便となる。
固形便と下痢便。同じ排泄を見られるのでも、この2つの差はあまりに大きい。

「おい、持っておけ」
黒川は弥生の尻穴に刺さったホースを舎弟に預けて浴室を出た。
そして正面に用意された椅子に腰掛け、悠々と煙草をふかしはじめる。
全て見ておいてやる。その瞳はそう言っていた。
弥生は歯軋りする。殺意が湧いた。
しかし今は黒川を殺すどころか、横に転がることすら叶わない。
ホースからは湯が一定のペースで腸へ流れ込み、奥の奥まで熱さを伝えてくる。

ごろろ、ぐお、ろろろ。

ついに腹がなり始めた。獣の唸りのような低い音だ。
「へへ、腹が鳴ってやがンぜ。でもこれは雌馬の鳴き声じゃあねえよなあ」
「じゃあ雌猫か?ハハッ、傑作だぜ!猫が馬を走らせてたってぇワケだ」
野次が飛ぶ。
しかし弥生はもうそれに反応する余裕もなく、下腹を見下ろして表情を強張らせる。
いつのまにか相当に膨らんでいた。
鍛えた腹が肥満体のような有り様になり、もう下腹の茂みも見えない。
苦しい。そう声に出して言いたいが、この男共の前では意地でも弱音など吐けない。
その弥生の覚悟を見抜いたように、黒川が笑った。
「プライドの高い女だ。だが言っておこう、お前はその誇り高さに打ちのめされる。
熱い浣腸で腹は無残に膨れ上がり、苦悶し、ついにはクソを漏らす。憎い俺の前でな。
……どれほどの羞恥か解るか?
解らないはずだ、現実は想像よりも遥かに残酷だからな。
女は尚更悲惨だ。男より長く複雑な腸に溜まった宿便が、いつまでもいつまでも流れ出てくる」
黒川が語る間にも、弥生の腸内には容赦なく熱湯が注がれる。
熱く、痛い。白い腹は蛙のように膨れ上がっていく。
腹が強烈に張り、呼吸が重苦しくなってくる。
「はぁ、はあ、ぁ……はぁうぐっ……」
息が荒い。
ホースの潜り込む隙間から熱湯が噴出していくのが解る。
菊門のすぐ内側が震えて激しく渦巻く。
そろそろ容量一杯だ。それでも黒川は止めない。
これはプレイではない、調教だ、と言いたげに。
「あ、ああああう゛……!!」
弥生は声を上げた。苦しくて上げずにいられなかった。いよいよ腸の限界だ。
黒川が興味深そうに煙を吐き出す。

「うおっ!?」
ホースを持つ男が突如、驚いたように手を離す。
ホースはついに容量限界を超えた腸内から弾けるように飛び出した。
いくらかの湯が浴室のタイルに溢れ出す。
「だ、駄目いやっ!!」
弥生は懸命に括約筋を引き締めた。
力を込めるため、磔のまま洋式便所に座るような姿勢を作って踏ん張る。
何とか噴出は止まったが、一時凌ぎだ。決壊しそうなダムを長くは止められない。
「どうした、一息に出してしまえ」
黒川が面白そうに告げる。
弥生は何とか目を開き、黒川を睨み据える。
しかし黒川がそんな事で目を逸らすはずもなかった。
「おら、カシラが出せっつってんだ!」
ホースを持っていた男が弥生の肛門を指先で無理矢理こじ開ける。
「はあ、はぁ、や、やめてっ!!やめ、あ、……あぁあああ゛あ゛ッ!!!」
弥生は一瞬にして頭に突き刺さるような排泄欲に呑まれた。
痛烈。
そこに意思の入り込む余地などない。
叫びで括約筋が収縮した直後、弛緩が始まる。
湯が溢れ出す。並みの勢いではない、壊れた蛇口のように極太の流れとなって溢れ出す。
「うおお、すげえ勢いだ!」
周囲から歓声が起こった。だが液が噴き出している内はまだいい。
真の絶望は、水流が弱まった頃だった
流れ出る水は勢いをなくし、排泄は終わりを迎えるように思えた。
その時だ。
ぶ、ぴぴっ、と破裂するような音がし、直後にタイルへ水飛沫が叩きつけられる音がする。
その瞬間、弥生は背筋の寒くなるような嫌な感じを覚えた。
今、肛門を通った感触は、液体ではない。
「おいおいおい、この女!ついに出しやがったぜ!!」
恐れていた事実が刺青男達の言葉で現実となる。
今の水飛沫で、腹の中の固形物が吐き出されてしまったのだ。
弥生は羞恥と恐怖に震えながら茂みの向こうに視線をやった。
見える。
いくつかの茶色い塊が、湯と膣から溢れた精液に塗れている。
「くう、う……!!」
顔まで真っ赤にし、弥生は恥じ入った。周りの野次もまともに聞こえない。
「恥ずかしいだろう」
黒川の声がする。
「女の身には耐え難い屈辱のはずだ。泣き出しても構わんぞ」
その言葉に、弥生は燃えるような目で睨みつけた。
「女を舐めきった下衆の考えね、いかにもヤクザ者のしそうな事だわ!」
弥生の気丈な視線を受け、黒川は可笑しそうに笑う。

「……もう一度だ」
黒川が一本目の煙草を灰皿で揉み消した。
「え?」
弥生が、そして組員達も目を見開く。
今これほどに惨めな排便姿を晒したではないか、と。
「聞こえねえのか、理解できねえのかどちらだ。もう一度ぶち込め、と俺は言ってるんだぜ」
黒川のドスの利いた声に、組員達が再びホースを弥生の尻穴へ押し込める。
排泄で緩んだ尻穴にはさしたる抵抗もなくホースが刺さる。
「ぐうっ……!!」
弥生は顔を顰めた。
再び熱い湯が腸の中へ入り込んでくる。すでに緩んでいる腹にだ。
ぐるううるるる、という凄まじい腹の鳴りがした。
「言っておくが、これからが本番なんだぜ、天才ジョッキーさんよ。
今ので腸の入り口付近に固まってた便が取り除かれた。
中身が出てくるのはここからだ」
黒川の言葉で、ビデオカメラが弥生を遠景に撮りなおす。
「ここまでして女を辱めたいの? 最低ね……!」
弥生は唇を噛んで再度の苦悶に耐えた。
先程の湯が出切っていなかったのか、今度は腹の膨らむのが早い。
あつい。いたい。くるしい。とめて!
そんな言葉が喉まで出掛かって、精神力で飲み込む。
やがて腹は再び蛙のように膨れあがってホースを弾き飛ばす。
「いい、ぃっ……!!」
とうに限界を超えている水量を留めることなどできず、2度目の屈辱的な排泄。
「あああああっッ!!!!」
び、ぶぶ、ぶうっ、ぶぶぶ、びちっ、びしゃあっ。
水気の多い屈辱的な音がし、笑いが起きる。かすかな臭気さえ漂い始める。

男の持つカメラがすぐ間近に寄って弥生の恥を捉えていた。
まず桃色の肛門が一杯に開ききって湯を溢れさせる瞬間。
そしてレンズは上下する腹筋を通って弥生の顔をアップに映し出す。
腹の膨れ上がる浣腸を吐き出している最中だ、当然綺麗な顔などしていない。
幼さを残す清楚な顔は、泣きそうに目を細め、唇を皺だらけになるほど噛み締めて乱れる。
その苦悶の顔を捉えたカメラは、今一度肛門を接写する。
その頃にはもう湯は出きり、慎ましい蕾は火山のように口を尖らせながら茶色い筋を噴き出していく。
薄桃色と茶色、清濁の境界線を象るそれはこの上なく背徳的だ。
「く、うう……うう」
弥生は恥じ入る。この惨めたらしい境遇は獣のそれ以下だ。
馬でもここまではしない。ここはもう弥生が昨日まで生きていた現実ではない。女の地獄だ。

「ぐ、ぐゥ、う……んううううぅッ……!!」
弥生は溢れ出る排泄欲に身を委ねながら震える。
彼女の股下のタイルに、びしゃっびしゃっと茶色い水溜りができていく。
色は相当に濃い。
それを見られただけでももう肩の震える想いの弥生だが、黒川に容赦はない。
「もう一度やれ。まだまだ出る」
そう言ってゆったりと煙草をふかす。
こちらの心を壊す気だ、と弥生は直感した。
「おうえっ……はぁ、はぁ、あ、あづい゛っ……!!」
ごぼ、ごぼり、と再び湯が送り込まれ、弥生は苦しみのあまり吐き気さえ覚えてしまう。

熱湯浣腸は5度繰り返された。
弥生の腸内からはその都度汚れた液が溢れ出し、野次りの的となった。
弥生は頬を朱に染めて俯くが、しかしすぐ後に彼女は、それすら幸福だったと思い知る。
「カシラ、あのままでいいんですかい」
リビングでポーカーに興じ始めた黒川に舎弟の一人が尋ねる。
弥生は先ほどの格好のままバスルームにただ放置してあった。
「そのまま放っとけ、何もするなよ。もっともクソまみれだ、いくら別嬪とはいえ近づきたくもねぇだろうがな」
黒川がそう答えると、舎弟は首を傾げながらポーカーに加わる。
弥生もその意図を量れずにいた。
汚液を散々ぶちまけたバスルームには強烈な悪臭が立ちこめている。
ここに放置されることは実際かなり精神的にくる。
しかし何かが妙だ。
黒川は何かを待っているように思える……。
そう思った直後、彼女の腹部が激しく鳴動し始めた。
「え、う、嘘でしょ……?そんな、さっきあんなに出たのに……!!」
だが今強烈に腹がなり、排泄感がぶり返している事は確かだ。
しかも殆どが湯だったこれまでとは出てくるものの重さが違う。
「ふんぐ、ぐ……!!」
まずい、と思う。舎弟の1人が気付いたのかこちらを窺っている。
弥生は咄嗟に平静を装ったが、肛門が中のものを出そうとヒクつく動きが止まらない。
出したくて堪らなくなり、落ち着き、ぶり返して、落ちつく。
それを幾度も幾度も繰り返し、その度に波が高くなっていき、やがて我慢は臨界点を迎えた。

――びちっ、ブッ、ブビイイィッ!

突如バスルームから響いた破裂音に、ポーカーに興じていた刺青達が驚きを示す。
黒川だけを除いて。
「アニキ、まさかあの女!最後に湯を吐いた時にゃ、もう透明だったじゃねえスか!?」
舎弟の言葉に黒川が笑う。
「人間の腸奥にゃあ思った以上のクソがあるもんだ。
5回の熱湯浣腸で腸奥が刺激され、時間を置いた今ようやく本命がきた、って事だろう。
今度のは凄いぜ、見たくねぇ奴はここに残ってろ」
黒川はそう言い残すと、焦らすような足取りでバスルームへ向かう。
「くっ、くう、うんん゛……!!」
弥生は低く呻いていた。内股になった脚の間にはまた新たな汚辱の雫が垂れている。
菊門はひくつき、内部にあるとてつもない質量を必死に閉じ込める。
「ひどい匂いだ。豚小屋以下だな」
黒川は戸口でそう告げて弥生の羞恥を煽る。
弥生が相当に恥じ入り苦悶していると見て取り、黒川は静かに続けた。
「どうだ、転ぶか」
その言葉に弥生が汗まみれの顔を上げる。
「石動側の要求を呑むとさえ言えば、それでこれ以上の恥を晒さずに済む。どうだ」
黒川は腹の鳴り続ける弥生にそう持ちかけた。
苦しみと羞恥の極地にいる弥生にとって、それはどれほど魅惑的な提案だろう。
「誰が……ッ!」
それでも彼女は、凛とした瞳で要求を突っぱねる。それが彼女の意地だ。
「そうか」
黒川は短く答え、それ以降は『何もしない』。
限界を迎えんとする弥生をただ冷ややかに見つめるだけだ。

弥生はその残酷な意図にもう気付かされていた。
大量に湯を注がれたから、腸の容量を超えていたから。
今までの排泄はそう責任を転嫁できる。どれほど無様でも自分は悲劇の被害者でいられる。
しかし、今。浣腸などとうに終わった今は、ただ自分の限界によってのみひり出す事になる。
それがどれほどの恥辱か。
「ん、んぐ……!!」
頭が苦しさで真っ白になり、絶頂に似た非現実的な浮遊感が身体を駆け巡る。
ひくっ、ひくんと脚が痙攣し、自分のものでなくなる。
頭の中で本音が渦巻く。
こんな奴らに見られながら、女として本当に最低な姿を晒してしまう。
でももう限界、だしたい、出して楽になりたい、苦しい、つらい、漏れる、
限界だ、耐えられない、出る、出てしまう。こんな奴らの前で、うんちが、うんちが出てしまう。
うんち、うんちがしたい!!

「ふ、んぐううゥうんんううっっ!!!!」
弥生が砕けそうなほど強く歯を噛み締めた直後。
本当の限界が、そして彼女の最もおぞましい瞬間が訪れた。
慎ましやかな肛門を抉り開いて軟便が溢れ出す。
ぶりっ、ぶりぶり、ぶりぃっ、ぶり、ぶり。
飛び出しては、途切れ、飛び出しては途切れる。
そしてそれを追う様にしてどろおっと茶色い奔流が溢れ出した。
鳴動する腹の中のものが何もかも出て行く。
「うへぇ、こりゃすんげえ量だ。この細っこい腹ン中に、こんなにあったのかよ。
犯してた時にゃあ気付かなかったぜ」
男達の下卑た笑いと、ビデオカメラ、そして黒川の冷ややかな瞳の元で。

――お前はその誇り高さに打ちのめされる。

黒川は言った。
その言葉通り、弥生は数百人に陵辱されたように疲弊し、汗を垂らす。
しかしそこまでの有り様を晒しながらも、弥生の瞳はなお黒川を睨み上げる。
「これほどの恥辱を晒しながら、まだその眼か…………上等だ」
黒川は呟き、嗜虐的に眼をぎらつかせた。

浴室での恥辱の後、弥生は身体を綺麗に洗い流されて寝室へ移された。
中央に純白のシーツを引いたベッドがある。
枕はあるが掛け布団はない。
黒川の指示の元、弥生はそこに仰向けに寝かされ、まず両手を頭上で縛り上げられた。
その縄尻はベッド上方の柱に巻きつけられ固定される。
次いで脚が持ち上げられ、両腿で身体を挟み込む形にして足首に縄を。
この縄尻もやはり上方の柱に結わえられる。
これにより弥生は、万歳をしたまま身体を二つ折りにする格好でベッドに固定された。
マングリ返し、という体勢に近いだろうか。
割れ目が天を向き、尻の窄まりが正面を向く形だ。
肩の下には枕が入れられ、頭をもたげれば秘部が視界に入るようにしてある。

「一々ご苦労な事ね。それだけゴツいのが揃ってて、あたしに暴れられるのが怖いわけ?」
弥生は縄を打たれながら男達をなじった。
気丈に振舞ってはいても、やはり全裸で縛られて惨めな格好を晒すのはバツが悪い。
逆に男達は、縛りながら弥生の身体に好色そうな視線を這わせる。
特に、柔らかいあまり平らに溶けたような乳房と、内腿の筋肉、黒い逆三角の茂みにだ。
見れば見るほどに魅力的な肉体だった。
それを余所に、黒川は三台のビデオカメラを取り出し、それぞれ三脚に固定していく。
無人での三方向からの撮影を行うつもりらしい。

「よし……お前ら、悪いが一時間ばかり外に出ててくれ。何か食いに行っても構わん。
コトが終わればこっちから連絡を寄越す」
カメラを設置し終えた黒川が舎弟達に告げる。
彼らは心得た様子で頷いた。
「へへ、カシラも今からお愉しみってぇ訳ですかい。
良いですぜ、俺達は夜通しこの女を輪姦してたっぷり射精したところだ。
一時間といわず、二時間でも三時間でも愉しんで下さいやせぇ」
そう言って一人また一人と部屋を出る。
戸が閉め切られ、部屋には黒川と弥生だけが残された。
舎弟の茶々が入らない一対一だ。
弥生の不安が一気に高まる。

黒川は冷蔵庫から透明な液体の入った瓶を取り出し、ベッド脇のガラステーブルに置かれたグラスへ注ぐ。
「飲め」
黒川は弥生の唇にグラスをつけて命じた。
鼻腔に通る匂いできつい酒である事が解ったが、喉の渇ききった弥生は摂取するしかない。
「くふ……っ!!」
喉の焼けるような熱さ。頭の奥にじんわりと広がる重たるさ。
膜ができたように神経が鈍っていくのがわかる。
「疲れた身にはよく回るだろう。痛みを和らげ、快楽だけは増幅する。酒は最高の媚薬だ」
黒川はグラスに残った酒を飲み干すと、弥生の股の間に腰を下ろした。
黒川は弥生の脚に指を這わせはじめる。女性騎手の鍛えられた脚だ。
ほどよく日に焼けているため、脚全体の形は大変にすらりとして見えた。
肉厚の足裏。樫の木のように堅く引き締まった脛。
膝裏の窪みは深く、太腿に至れば逞しい締まりに脂肪が乗ってダチョウの肉の如き弾力を有する。
押し込んだ手のひらが弾き返されるほどだ。
その素晴らしい腿を過ぎれば、こちらもよく引き締まった尻肉がある。
余分な肉のたるむことなく、腰骨に沿ってきちりと形を保った尻だ。
「いい尻だ。この尻肉の引き締まりこそが、素人女とアスリートの決定的な差だな。
バニーガールの格好でもすりゃあ、フロア中の男の目を引くぜ」
何人もの女を裸に剥いてきた黒川さえ感嘆する。
容のいい尻だが、感度の方もなかなかだ。
黒川の手が双丘を撫で上げると、弥生の太腿がぴくりと跳ね上がる。
「何だ、感じるのか。それでよく馬に乗れたもんだな」
「そ、そんな嫌らしい触り方をする馬はいないわ。それにお尻からの揺れで馬の調子を感じ取るのも、騎手として大切なことよ!」
弥生は己の誇りにかけて激しく反論する。なるほど騎手としては大切な資質かもしれない。
しかし今は、感度のいい女であること、それが弥生の全てだ。

「ほう、ではその女性ジョッキー様の持ち物検査といくか」
黒川はマングリ返しになった弥生の秘部に触れる。
薄い茂みを掻き分け、鮮やかな桜色をした秘唇を指で押し開く。
「……っ!」
弥生が顔を顰めた。憎い男に無残な格好で性器を覗かれる屈辱は並ではない。
黒川は秘裂に2本指を沈み込ませる。
刺激があり、弥生の膣中は反射的にその節ばった指を締め付けた。
「ほう、いい締め付けだ。指でこの圧迫とくれば、逸物ではとても堪らんだろうな。
連中が満足しきった顔をしてやがったが、これなら納得もいく」
黒川はそう湛えながら指を泳がせた。
乗馬で鍛えられた8の字筋は、男の指を軋轢音も鳴りそうなほどに挟み込む。
黒川はその感触をしばし堪能して指を抜いた。
抜かれた指は下へ滑り降り、薄桃色の窄まりに宛がわれる。
「……!?そっ、そこは!」
弥生が驚きの声を上げた。
弥生にとっては排泄器官に過ぎない禁断の穴だ。
だが黒川は構わず、薬指を窄まりの中にねじ入れた。
「ああっ!!」
おぞましい感覚に弥生が叫ぶ。
にゅるりと入ってきた。まるで皮膚の柔らかい部分をふやかして体内に押し入ったようだ。
「どうだ、指が尻の穴に入ったぞ」
黒川は薬指で肛門内に円を描いた。
「いやっ!!」
弥生の腰が蠢く。膣の感覚とは違い、排泄ともまた違う。
かさぶたを擦るような、やけに気になる感触。
黒川は弥生の直腸内を探るように腸壁へ指を這わせる。
「流石にあれだけ浣腸すると何もないな。少し粘液でぬめってもいるぞ、浣腸で感じたのか?」
黒川が腸内の様子を弥生自身に語り聞かせる。
弥生は未知の体験に言葉もない。
黒川はその反応を愉しみながら腸内から指を抜き、屈み込んで、唐突に口づけを始めた。
引き締まった臀部に手を置き、薄桃色のアナルに吸いつく。
「ひいっ!?」
弥生は声を上げずには居られなかった。
薬指の挿入でも理解を超えているというのに、今度はそこを舐められるのだ。
黒川の舌先が菊輪の膨らみひとつひとつを丹念に舐め取っていく。
かと思えばその舌を強引に輪の中心に捻りこみ、肛門のすぐ内側に舌を這わせる。
そうしてたっぷりの唾を塗したところでそれを啜り上げる。
肛門を捲り上げる勢いでだ。

「いや、な、何してんのよ!そこが何の穴なのか解ってるの、お尻の穴なのよ!?」
弥生は顔を強張らせながら黒川に抗議する。
しかし黒川はより丹念に弥生の菊門へ舌を這わせ、蟻の門渡りまでも舐め上げながら答えた。
「後ろも立派な性器だ。調教次第で、排便の気持ち良さをさらに数倍にした快感が得られる。
お前のように下半身を鍛え上げた女なら、膣以上の具合の良さになるだろうぜ。
抱く男にとっても、お前自身にとってもな」
黒川は一通り肛門周りを舐めて濡れ光らせると、中指をゆっくりと窄まりへ沈めていく。
「特にお前のアナルは逸品だ。柔軟性に富み、奥までしっとりと絡み付いてくる」
中指を抜きながら黒川が告げる。
どうやら本当に尻の穴を開発されるらしい。
弥生は節ばった指を腸壁越しに感じつつ、唇を噛み締めた。
弥生の内腿がびくん、と筋張る。宙に放り出された足指が開いたまま硬直する。
「感じているようだな」
黒川が蕾から指を引き抜いて囁いた。
慎ましかった窄まりは指2本の大きさに広がり、中の朱色の粘膜を覗かせている。
尻穴への指での嬲りは執拗にして丹念なものだった。
中指と薬指を揃えてゆっくりと捻りこみ、第二関節の膨らみで菊輪を刺激する。
指の先端は菊輪の裏側を擦った後に腸壁を滑りあがり、
奥まで届いた時にはちょうど子宮の裏側あたりを押し込んでまわる。
それが何度も繰り返されたかと思えば、突然に2本の指は別々に開いて腸内を拡げにかかる。
そしてたっぷりと余韻を残して腸壁を愛しながら引き抜かれるのだ。
ぎゅぽっ、ぎゅぽっ、ぐぽっ、ぎゅぽっ、ぎゅぽっ。
水気と空気の交じり合った音が弥生の一見清楚そうな窄まりから発せられる。
リズミカルなその音がより弥生の羞恥を誘った。

認めたくはないが気持ちがいい。
熱湯浣腸ですっかり腸内の粘膜が敏感になっており、そこを指で優しく撫でられ拡げられると
つい腰が浮き上がってしまう。
菊輪を擦られると原始的な快感が脊髄を流れる。
尻の穴を指で嬲られている、という羞恥もまた異様な感覚を後押ししているようだ。
黒川が指で肛門を目一杯押し拡げて中を覗き込む。
「ふん、まさかあんたがそんな所にご執心なんてね。さっきの人達が知ったらさぞ嘆きそうだわ」
弥生は恥ずかしさを誤魔化そうとなじるが、黒川の責めの手は緩まない。
ただ淡々と肛門をほぐしていくだけだ。
その手慣れぶりが何より弥生にとって恐ろしい。ゆくゆくは……と考えると身震いがする。

黒川が再び蕾に指を挿し入れてくる。今度は人差し指までも加えた3本だ。
「んぎ、ぃ……!!」
弥生は歯を食いしばって呻いた。
絡み合った3本指は相当な太さだ。直径だけなら男根に劣らないかもしれない。
しかし、それでも弥生の窄まりは大口を開けてその3本指を迎え入れた。
「ひいっ!!!」
凄まじい圧迫感が菊輪から駆け上り、弥生の脚を強張らせる。黒川が口元を歪めた。
「……お前は警戒心の強い、意思の固い女だ。容易には意思を曲げねえだろう。
だがお前だけが特別な女って訳でもねぇ、俺はそういう気丈な女を何人も手懐けてきた。
心ではなく、身体を開かせることでな。
これまで味わったことのない快感を与えてやる。セックスなしではいられない身体にしてやる」
黒川は淡々と告げながら唾液に塗れた指を引き抜く。
桜色の蕾は空気を求めるように一度大きく口を開き、透明な露を一筋垂らして“窄まり”に戻った。
ベッドを降りて一口酒を喰らった黒川は、部屋のクローゼットから麻袋を取り出した。
その麻袋がガラステーブルの上で開かれると、中から様々な道具が零れ出てくる。
弥生が人生で目にした事のない道具ばかりだ。
黒光りする球状の金属が数珠繋ぎになった紐。
同じく球状のシリコンが連続して接続されているバイブレーター。
握りのついている逆三角のゴムプラグ。
男のペニスを模した透明な逞しいディルドー。
弥生は顔を横向け、それらの道具を凝視したまま声を失っていた。
弥生も馬鹿ではない。
この状況で、それらがどのような目的で使われるかの察しはつく。
ただその事実を容易には受け入れられない。

「昔、俺がコマシをしていた頃に使っていた道具だ。全てが女のアナル用に特化している。
今からこれをお前の尻穴でひとつずつ試していく」
黒川はおぞましい道具群を撫ぜながら告げた。
ガラステーブルから硬く転がる音が響く。
「無論、こっちも伊達や酔狂でお前に付き合っている訳じゃねえ。
ここらで石動の要求に従うってんなら勘弁してやる」
黒川が弥生に問うた。
容赦のない男だ、断ればいよいよ本腰を入れて尻穴を嬲りに来るだろう。
しかし、弥生としてもここで折れるわけにはいかない。
自身の矜持の為、愛する馬の為。
この不条理な拉致が暴かれて解放される時まで、弥生は耐えることを選んだのだ。
「……後悔するぜ」
弥生の拒絶の意を認め、黒川が道具の一つを拾い上げる。
弥生は固く唇を結んだ。
黒川が手に取ったのは黒光りする球が数珠繋ぎになった紐だ。
アナルビーズという名前だが、一般的なセックスしかしてこなかった弥生が知る筈もない。
黒川はビーズの先端と弥生の肛門にたっぷりとローションをまぶした。
そして最初の球を弥生の肛門に押し付ける。
このアナルビーズは根元に向かって徐々に太くなっていくタイプで、球も最初はまだ小さい。
当然、浣腸と指で慣らされた菊輪を容易く通り抜ける。
それでも弥生は身を竦ませた。
硬い。小石のような小さく硬い質量が腸内に入っている。
その事実が弥生の無垢な心を蝕んだ。
黒川はさらに2つ、3つとビーズを押し込んでくる。徐々に太さが増し、菊輪の刺激もまた増す。
腸の中でいくつもの硬い球が絡まりあうのは苦しいものだ。
弥生は頭上の手首を握りしめて息苦しさに耐える。
最後にやや縦長の金属球が通り抜け、ようやくにしてビーズが全て埋め込まれる。

「ふう、はっ…は、ふうう……!!」
7つの金属球の挿入は想像以上に重苦しい。弥生は息を荒げて汗を掻いていた。
しかしそんなものは準備段階に過ぎない。
本当の消耗は、黒川がビーズの端にある輪を指にかけ、ゆっくりと引き抜き始めてからだった。
「きゃあっ!?」
ぬるんっ、と尻穴から滑り出る感触に、弥生は叫ばずにはおれなかった。
今までの不明瞭な感覚と違い、これははっきりしている。
排便の快感だ。
太く硬い金属球がローションのぬめりで滑り出す。
こんな心地のいい排泄は滅多にない。
よがる反応を見られたのか、黒川がずるずるっ、と連続してビーズを引き抜いていく。
「ひぇあ、あうえっ!?いひゃっ、あ!!」
根が素直な弥生はそれにいちいち反応を示さざるを得ない。
「擬似排便が気に入ったらしいな。もう一度いくぞ」
黒川はそう言って再びビーズを押し込み、引き抜く。

抜く速度を変えられるだけで七色の快便が弥生を襲った。
菊輪が盛り上がってビーズを吐き出す様がありありと脳裏に浮かぶ。
頭をもたげれば、尻穴からローションに濡れ光るビーズが引き出されるのが見える。
心配なのはその球の後ろに汚物がついていないかという事だ。
あまりにも快便に近い感覚のため、ついするりとしてしまっている感覚に陥る。
だがそこまでは弥生には見えない。
把握できるのはただ一人、淡々とビーズを引き出す黒川だけ。
その支配されている感覚がまた弥生の心を脅かす。
しばしの後、ベッドには様々な道具がローションに塗れて転がっていた。
太さの異なる3種のアナルビーズ、紫のローター、肛門鏡、電動式アナルパール……。
そして今弥生の肛門を押し拡げているのは、握りのついた逆三角のゴムプラグだ。
ガラステーブルにあった中でも最もシンプルな道具。しかしそれが弥生をひどく追い詰めていた。

「うんん、ん、うんうウう、っう……!!」
弥生は歯を食いしばり、額から珠の汗を流して苦悶する。
よく見れば太腿の裏も汗で濡れ光っている。
そうして苦しむ弥生を見やりながら、黒川がプラグの握りに力を込めた。
「あっぐ!!」
シュッ、と鋭く空気の流れる音がし、直後、弥生の菊門が蠢く。
黒いプラグの尻が嵌りこんだ肛門内がどうなっているのか、外からでは窺えない。
しかし弥生の苦痛が増したことだけは確かだ。
「もう、もう限界!拡げないで、腰が外れちゃうっ……!!」
弥生が黒川に訴える。
しかし黒川は本人が限界と言った大きさから更に2回握りを押しこむ。
「う゛っ!?んあ、あぁあ……!!!」
弥生が叫びを上げた。頭上に向けて折り返された脚が痙攣しはじめる。

肛門をバルーンで押し拡げられる。この感覚は脳内で想像しうる類のキツさではない。
腸内の加圧が増し、骨盤を圧迫する程になれば、まず髪の生え際に汗がどっと噴き出す。
ナイフの刃でなぞられるような危険信号が側頭部で打ち鳴らされ、
総身の毛が逆立つ感覚のあと、背に肩に足に、体中から冷や汗が垂れ落ちる。
そのぐらいの、死さえ意識させる感覚。
「いいっ……ひい、い……!!」
弥生の食い縛った歯の間から悲鳴が漏れる。
正直な所、弥生はこの限界まで腸を拡張された状態で『意見を変えろ』と脅されれば、
あるいは耐え切れず従ってしまうのではないかと思った。
それほどに追い詰められていた。
だが幸か不幸か、黒川はそのタイミングで脅してはこない。
ただ尻穴を限界以上に拡張し、休ませ、さらに拡張し、を延々と繰り返すだけだ。

終わり近くには、膨らませたままのバルーンを無理矢理引きずり出す事さえ行われた。
「んぐ、ううんうゥ………ッ!!」
菊門をめくり返して丸いバルーンが抜かれる度、弥生は必死に悲鳴を押し殺す。
それはまるで尻穴からの出産だった。
「はぁっ、はぁーっ……!!」
プラグによる拡張がようやくに終わった頃、弥生は汗みずくで荒い息を吐いていた。
後ろの蕾はもう紅色の花のようだ。生々しい、それでいて鮮やかな命色の紅。
隙間なく閉ざしていた菊輪は星型に開き、泡を孕む瑞々しい内粘膜を覗かせている。
穴の淵からとろみがかった流れが尾骨に沿って流れ落ちてゆく。
とろみの正体はローションに混じった腸液だ。
プラグでの限界以上の拡張に脳が危機感を覚え、腸を保護すべく溢れさせたのだろう。
「もう十分……といった様子だな」
黒川は弥生の尻穴を眺めながら、ガラステーブルに残る最後の責め具を拾い上げた。
弥生が表情を強張らせる。

「こいつは凄ぇぜ、何人もの女を骨抜きにしてきた逸品だからな」
黒川が責め具を弥生に見せつける。
ペニスを模した逞しいディルドーだ。成人男子の平均よりもかなり長く、おまけに太い。
材質は透明なアクリルガラス。
カリ首など先端の造詣はペニスそのものだが、肉幹の部分には波状の加工がなされており、
挿入時には菊輪を執拗に刺激していくであろう事が窺えた。
加えて全体としてやや上向き、および右方向に婉曲してもいる。
女の腸内を責め嬲るのに良い形なのだろう。

弥生も麻袋から出された時点で勿論そのディルドーの存在には気付いていたが、
あまりの威容にあえて意識しないようにしてきた。
黒川がそのディルドーを弥生の尻穴に押し当てる。
「喜びな、今クソの穴を作り変えてやる」
黒川の言葉に、弥生は歯を食い縛った。叫びたいが、弱みを見せる訳にはいかない。
ヤクザは人の弱い部分を抉って血を啜り取る生き物だからだ。

ずぐり、と太さのある亀頭部が菊輪へと呑み込まれる。
「う、んんぐ……!!」
弥生からうめきが漏れた。冷たく硬いアクリルガラスはゴムやシリコンなどとはまるで違う。
圧倒的な質感で腸の奥へ割り入ってくる。
カリ太の亀頭が窄まりを抜けると、すかさず波状の凹凸と瘤が菊輪を苛み始めた。
執拗な肛門責めですっかり敏感になっている菊輪。
弥生の尻肉が快感に皺を作る。
ぎゅぽっ、ぎゅぽっ、ぐぽっ、ぎゅぽっ、ぐぽっ。
弥生の後孔からは水を含んだ、或いは空気を孕んだ響きが断続的に続いていた。
ガラス製の極太ディルドーが抜き差しされる音だ。
「はぁっ…………はぁ……っ」
弥生は息を弾ませる。淡々と抜き差しされるだけの責めだが、腸の中は凄いことになっていた。
まず肉茎部分の波型の凹凸が敏感な菊門を扱きたてる。これがかなり心地良い。
そしてそれ以上に、奥に入った張り型の亀頭部分が腸壁越しに子宮を擦り上げる。
これがたまらない。
指と舌で菊輪をほぐされた所から始まり、アナルパール、ゴムプラグなど様々なものを使い、
たっぷりと時間をかけてはじめての尻穴を開発され、快感を得た。
肛門が暦とした性感帯である以上避けられないことだ。
そうなれば当然、子宮も疼く。
その子宮を薄皮越しにこりこりと突かれ、同時に紅く膨らんだ菊門をも擦り上げられるのだ。
この快楽は男の前立腺責めにすら匹敵する。
「あ、あああ、ああ」
勝手に声が出た。
弥生は快感に目を細め、日焼けした形のいい脚を細かに強張らせる。

「どうだ、感じてきただろう」
黒川がディルドーを引き抜きながら問うた。
興奮し肉厚になった菊輪が盛り上がりながら名残惜しそうに纏いつく。
「……お、おしりでなんか、感じるわけ……ない」
弥生は顔を背けながら答える。
無論、自分の体の事はよく解っていた。
尖りきった乳首が視界に入る。
肌は火照って濃く汗の香りを発している。
秘部が潤んでいることも、菊輪が物欲しげに収縮している映像も頭に浮かぶ。
それでも排泄の孔で感じるなどという事実は認められない。
耳や臍の穴で感じる筈がない、と思うのと同様だ。
そこで感じてしまったら、もう自分がまともな人間でなくなってしまいそうだった。
「そうか、潔癖なことだな。だがこれからが本番だ」
黒川はそう言い、ディルドーの底を強く握って挿入を再開した。
直後、弥生は黒川の言った意味を思い知る。
黒川の手でディルドーはゆっくりと進み、直腸の奥まで達する。
弥生がそこで息を吐こうとした所、しかし黒川はディルドーを捻りながらさらに一段押し込んだ。
腸の奥にある肉の環がディルドーの先を咥え込む。
直腸と大腸の境目、S字結腸に嵌り込んだのだ。
「うあっ!?」
弥生は目を見開いた。異常な感覚。
枯れたかに思えた汗が噴き出す。
これはまずい、と脳が警鐘を打ち鳴らす。
咄嗟に弥生は、排便する時のように下腹に力を入れて息んだ。
ぬぽり、と腸奥から先が抜ける感覚がする。
「はあ……!」
何とか極感から逃れて弥生が一息ついた瞬間、抜け落ちようとするディルドーが止まった。
「おい、せっかく喰わしてやったモンだ。吐き出すんじゃねえ」
黒川だ。彼は再び結腸に向けてガラスのディルドーを捻り込む。
「うっ!」
苦しい。弥生はまた夢中で息んで苦境を脱した。しかしすぐにディルドーの尻を掌で押し返される。
嵌って抜いて、嵌って抜いて。くぽっくぽっと腸の奥で断続的な音が鳴る。
まるで結腸を使ってセックスをされているようなものだ。
「ンあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!」
さしもの弥生もこれには堪らず叫ぶ。
弱みを見せてはいけない、と思ったが、到底感情で制御できるレベルではない。

「…………なあ、さっきから何か叫び声しねえか?」
ソファで一服していた刺青男が寝室の方を見て言った。
黒川が弥生を『コマして』いる部屋だ。
壁は防音仕様のはずだが、それでも漏れるのだからよほどの声なのだろう。
「女の声だな、さすがはカシラだ。俺らに夜通し犯されても喘ぎの一つも上げなかった女から、
あんな声を搾り出すなんてよ」
「なぁ、まさか目ン玉抉り出したりしてるわけじゃ……ねぇよな?」
「それはねえよ。目的はあの女騎手に石動ファンドへの服従を誓わせる事だが、
馬に乗れん身体にしちゃあ意味がねえ。
多分ありゃあ快感の叫びだぜ。白獅子会の菊乃姐さんや、社長夫人のマダム……
あらゆる身分の雌豚共を骨抜きにしてきた、『コマシのクロ』の為せる業だ」
それから、一時間ほどが経っただろうか。
「あ゛あ゛、あああ゛あ゛あ゛っ……!!ああ゛あ゛、んああア゛あ゛!!!」
弥生は叫び声を上げ続けていた。最初に比べると声が枯れている。
その尻穴には相変わらず極太のディルドーが生々しい音を立てて抜き差しされていた。
水気がある粘った音。
かなりの腸液が分泌されているようだ。
ディルドーは時に弥生の蕩けきった子宮を腸壁越しに擦りあげる。
そしてまた、独特の反りを生かして十二指腸へ通じる肉の環に容易く亀頭部を潜らせもする。
溢れる腸液に助けられ、ガラスの硬い質感でもって腸の奥の奥をほじくるのだ。
こりっこりっこりっこりっ。
身体の奥にその感触を味わいながら、弥生は何度も腰を浮き上がらせる。
「ああっあ゛!!ああああ゛あ゛あ゛!!
頭に向け折り返された彼女の脚は激しく痙攣していた。

尻の蕾からはディルドーを抜かれる度にとろみが溢れだす。
そしてその前に位置する秘裂からもまた止め処なく愛液が溢れている。
秘裂が天を向く形で拘束されているため、愛液は下腹を流れて乳房の辺りまでもを濡れ光らせた。
「腸奥がヒクついてるぜ。よっぽどコイツが気に入ったみてえだな」
黒川は奥深く突き込んだディルドーを根元の方から覗き込んで言う。
アクリルガラス製のディルドーは開いたピンク色の腸内を余すところなく晒した。
遠くで撮影しているビデオカメラにもそれがしっかりと映されているだろう。
その羞恥がまた弥生を追い詰める。

「もう堪らない、といった表情だな」
黒川はディルドーの抜き差しを止め、弥生の顔を覗きこんだ。
前髪は汗で貼り付き、半開きになった口からは涎が垂れている。
瞳は酩酊したようにとろんとし、視線を外す元気もないのか黒川をぼんやりと見つめ返す。
「……ぶち込んで欲しいか?」
黒川は静かに問うた。弥生の目がかすかに光を宿す。

黒川はベルトを外して逸物を取り出し、弥生の鼻先に突きつけた。
極太のディルドーにも劣らない、恐ろしく立派なものだ。
赤黒く、血管が浮き立ち、さらには随所に真珠を埋め込んでゴツゴツと荒れている。
弥生の喉が重い音で鳴った。
「ずっと尻穴での生殺しにされてきたんだ、いい加減アソコも蕩けきってンだろ?
コイツで子宮を突き上げて楽にしてやる」
黒川の逸物が弥生の鼻に触れた。
男臭さが鼻腔一杯に拡がり、弥生の唇が物欲しげに蠢く。拒否する余裕が、ない。
「腰が抜けるほど可愛がってやるぜ」
黒川は黒い笑みを浮かべながら弥生の足縄を解いた。

縛めを解いた弥生の脚を肩に乗せ、黒川は正常位で怒張を宛がった。
弥生の顔を見つめ、その小鼻に汗が流れ落ちた頃にゆっくりと挿し入れる。
ところどころに埋まった真珠がゴリゴリと擦れてこそばゆい。
弥生が期待に唾を飲み込む仕草をすると、それを見て黒川はゆっくり出し入れを始める。
「あ、ああ……!!」
弥生はその瞬間に声を上げていた。
この一瞬で解る、黒川はセックスが上手い。
女の反応とその時どう責めれば喜ぶのかを熟知している。
事実、弥生はその身体の起こすあらゆる反応を見破られ、責め立てられた。
太腿が強張った時には膣の臍側を突き上げられ、
腰が左右に揺れると膣の左右を拡げる様に抉りまわされる。
あまりに良くて背を浮き上かせると、ここぞとばかりに奥深く責め立てられる。
その度に弥生は、いま自分の身体はこうして欲しかったのか、と思い知らされるようだった。
「う、うそ、こんな……!うあ、あああ!だっ、だめっ、あっ……あああああ!!!!」
弥生はたちまちにして黒川のテクニックに呑まれてしまう。

性経験の浅い彼女に、黒川の相手はあまりに荷が勝ちすぎた。
昨晩、刺青男達に夜通しさせられていたセックスとはまるで別次元だ。
繋がったまま弄ぶように感じさせられる。
尻穴から薄皮を隔てて執拗に刺激されていたからか、弥生の子宮口はもう蕩けきっていた。
そこを黒川の剛直が一切の容赦なく責め嬲る。
「あ、あああ!!いや、ちょっともう、そこ!そこ突かないでっ、ダメになるからっ!!」
弥生は涙を流しながら哀願し、直後に後悔する。
そんな弱みを晒して敵である黒川が付け入らないわけがない。
「んああ、ダメッ、ダメだめそこもう駄目えぇっ!!いやあ、そこ止めてっていったのに、ど、してえ……!!!」
弥生は涙を流しながら身を捩った。

黒川は自分を快楽に堕とそうとしている敵だ、恋人などではない。
どこが良いのかなどという情報は決して与えてはならないし、身体の奥を開いてもならない。
弥生も頭ではそう理解している。
しかし身体が、勝手に黒川の導くままに反応してしまう。
しこり立ち、緊張し、溢れさせ、うねり、締め付ける。
身体の反応に思考が置いていかれる。
黒川は初め正常位で繋がっていたが、やがて弥生の右足を持ち上げ、くの字に曲げて左足に重ねるようにした。
そうする事で膣口が狭まり、結合の密着が増す。
「ほう、こいつは……。腐ってもジョッキーだな、お前。よく締まるいい物を持ってるぜ」
黒川が腰を遣いながら囁く。
弥生はそう褒められた事がひどく嬉しく、そしてその様な感情を抱く自分に驚愕した。
身体が黒川を受け入れているのはもう疑いようもない。
だが心まで引き摺られているというのか。
違う、女というものはそんなに単純ではないはずだ。
弥生は凛々しく自分を鼓舞する。
しかし皮肉にもまさにその瞬間、快感が身体を突き抜けた。
「ああ、もうっ!もういくぅっ!!」
亀頭の先で膨らみきったGスポットを擦られた瞬間、弥生は身を跳ねさせる。
「あ、ああ……」
怒張を咥えこんだまま膣の奥が細かに痙攣しているのを感じた。
生まれてはじめての絶頂だ。はじめてセックスの凄さを知らされた。
……そしてこの瞬間から、弥生の身体はいよいよ黒川の虜になっていく。

黒川は当然ながら、絶頂を迎えた弥生を休ませておくことなどしなかった。
片脚を抱えて大股開きで貫く体勢から、側位に移り、やがて弥生の身体をひっくり返して後背位に。
「顔を上げろ」
黒川が弥生のポニーテールを引き掴んで頭を上げさせた。
「…………!!」
痛みで這うように身を起こした弥生の視界に、三台のビデオカメラが映る。
三方向から獣のように犯される弥生を撮影している。
視界の端に映るので常に意識はしていた。
しかしこうして真正面から顔を写されてはたまらない。
惨めさが弥生の心を炙った。
「こ、こんな……こんな、こと……!!許さない、絶対に、許、さない……!!!」
弥生は這いつくばって犯されながら、手を握りしめて俯いた。
「ほう、まだそんな事を口にする気力が残っていたのか」
黒川が再度ポニーテールを掴んで顔を上げさせる。
涙と鼻水に塗れた無残な顔がカメラに晒された。

一度達した秘部を突かれると再度極まるのは早い。
「あう、い、いく、いっく……う!!!」
弥生はたちまちに黒川の腰遣いで高まりに押しやられ、天を仰いだ。
その瞬間、弥生の髪を結んでいたリボンが解け、癖のついた黒髪が背に広がる。
弥生の恍惚とした表情が冷たい三つのレンズに捉えられた。
そこからは黒川も弥生の腰を掴み、いよいよ全力を注いで弥生を責め立てにかかる。
腰を掴まれては逃げることも出来ず、弥生は黒川の性技を敏感になった膣で味わい続けた。
ぎしっ、ぎしっ、とベッドの軋む音が部屋に響く。
男の女の発する汗の熱気が充満する。
「ああ、あ、ふかい、うあ、ああ良いっ、そこいいっ……!!!」
弥生が気持ち良さそうに口を開いて喘ぎを漏らす。

黒川の腰遣いは悪魔的だった。
ゆっくりと抜き差しされると剛直の大きさ、埋め込まれた真珠の感触が嫌というほど伝わってくる。
かといって速くされるとたちまちに昂ぶってしまう。
身体を密着させて深く繋がりあうと、本能的に抱きしめ返したくなってしまう。
黒川は口も巧みで、弥生の膣の具合のよさ、感度のよさ、女としての上質さを事細かに褒めた。
惑わしの言葉だと解り切ってはいるが、その全てが的を射ている為に心の奥が喜んでしまう。
弥生はホストに入れあげる女の気持ちを理解した。
心も身体もこれ以上ないほどにリラックスさせられ、恋人とのセックスのように膣が蕩けきる。
そこへ立派な剛直と百戦錬磨の性技が襲うのだから、弥生に耐えられる道理などなかった。

獣のように逞しい黒川に組み敷かれ、何度も何度も腰を跳ね上げる。
純粋な快感からの絶叫を繰り返す。
内腿にはしとどな愛液が滴り、時が経てば潮吹きというものも経験させられた。
頭の中が真っ白になり、ビデオカメラに撮られている事実さえもがどうでもよくなってしまう。
仮にも確固たる意思がある、今条件を呑むか、と言われても弥生はハイとは答えない。
しかしこの黒川とのセックスが人生でも屈指の幸せな体験であることは事実であり、
やがてこの快楽を求めて何もかも投げ出す、というのは十分すぎるほど有り得ることに思えた。
女の身をもつ者として、逆らえる気がしないのだ。
弥生は足を絡めとられながら、ただ快楽のるつぼに沈められていく。

数時間かけ、黒川は6度ほど弥生の膣奥で精を放った。
そこでようやくに限界を迎えて逸物を引き抜く。
絶倫の黒川が限界と思うまで責め立てたのだ。弥生は何十回の絶頂を極めさせられただろう。
「はっ……は、ひゅっ……はぁ、は、あ……」
弥生はぐったりと仰向けになっていた。
全身汗に塗れ、腰を激しく震えさせ、閉じた長い睫毛に汗が絡む。
シーツには結合部から漏れる白濁した粘液が染みを作る。
「6発か……俺も衰えたな」
黒川は失神する弥生を見やって呟いた。

熱い!!
弥生はその感覚で目を覚ました。
カーテンの閉め切られた暗い部屋にいる。物置部屋か何かだろうか。
裸のまま後ろ手に縛られ、足首にも縄を打たれ、口にはガムテープ。
扉の前には一人の暴力団員が座り込んで寝息を立てている。
逃げ出すことは不可能だ。
弥生は溜息をつきながら、先程からじんじんと疼いている胸を見やった。
そして目を疑う。
乳首が赤黒く腫れ上がっているのだ。普段の倍以上はあるだろう。
乳輪も鳥肌を立てて赤く変色していた。
「ふむ、うんんっ!?」
弥生はガムテープの貼られた口で悲鳴を上げる。

明らかに何らかの薬品が塗布された状態だ。筋肉や乳腺にまで熱さが浸透している。
しかも熱いだけでなく、強烈に痒い。
乳首を何十匹ものやぶ蚊に刺されているようだ。
弥生はいてもたってもいられずに身を捩る。
痒くて気が触れそうになる。
手さえ自由ならばすぐさま乳首を捻り潰したいほどだ。
それが叶わない今、弥生は夢中で壁に乳房を押しつけた。腰を捩って乳房を潰す勢いで擦る。
「ん、んんんっ……!!」
涙が出るほどの快感。もどかしいが、それでも擦る瞬間だけは痒さが和らぐ。
弥生は夢中で壁に胸を押し付け続けた。
しかし、解ってはいたが擦れば擦るほどに痒みは強くぶり返す。
胸の血流がひと擦りごとに良くなって敏感さを増す。

「ふうー、ふうー……!!!」
やがて体力も尽き、弥生は汗まみれで壁に寄りかかった。
乳首は今や空気の流れにさえ反応する敏感さだ。
すっかり体が火照ってしまった。胸はもう刺激できないが、せめて性器を刺激したい。
そう願う弥生は後ろに縛られた手を伸ばす。
そして、指はある穴に届いた。散々にガラスのディルドーで開発された後孔だ。
快感を教え込まれたそこは疼きに合わせて口を開いている。
弥生が不浄として嫌っていた排泄の穴。
だが乳首にも秘部にも触れられない以上、快感を得る場所として選択の余地はない。

弥生は尻穴を自らの指で穿ちはじめた。菊門をつまみ、指をくじ入れて掻き回す。
今はそれが大変に気持ち良い。
「あ……?」
無意識に声を出してしまったのか、見張りの男が眠りから覚めた。
弥生は身体を強張らせる。尻穴弄りなど見つけられてはどんな罵りを受けるかわからない。
だが男はしばし弥生を見つめただけで、またすぐ眠りに落ちた。
弥生は安堵の溜息をついて尻穴への刺激を再開する。
左右の手の2本ずつ、計四本の指で思い切り菊輪を押しひらげる、
「うんんんんん……っ!!!」
ガムテープから歓喜の声が漏れた。
これほど酷いことをしているのに、体の奥が甘く疼く。
弥生はそれから朝鳥が鳴き始めるまでずっと、尻穴を指で虐め続けた。
ぬるぬるとした腸液がしとどに指を伝い落ち、フローリングの床へ垂れていく。
それを感じながら、弥生は自分の体と意識が明らかに変化しつつある事を思い知った。
それからは、弥生にとって地獄のような日々が続いた。

椅子に縛り付けられ、薬で赤黒く膨れ上がった乳首を男達に延々と弄くられる。
その刺激だけで椅子の座部から垂れ落ちるほどの愛液を垂らす。
それが正面のビデオカメラに撮られるのだ。
興奮で焼きたてのパンのように膨らんだ乳房を強引に揉みしだかれるのが堪らない。
乳首を何の容赦もなく引き絞られると快感のあまり叫び声をあげる。
薄い唇は開き放しになって浅ましく涎を垂らしてしまう。
「こちらの要求を呑むか?」
黒川に何度そう訊かれたかわからない。だがその度に弥生は首を振った。
死んでもこんな卑劣な手段には屈しない、と睨み返して。

弥生が耐えていると、やがて男達は別の手も使って弥生を追い詰めた。
強力なマッサージ器を陰核に押し当てたり、秘裂に指やバイブを挿入したり。
しかしそうして刺激は与えるものの、肝心の絶頂には至らせない。
しこり勃った乳首を捻り潰されるのは確かに心地良いが、絶頂には程遠い。
陰核のマッサージ機も秘裂の指も、いよいよ弥生が達するとなって腰を押し出すと、ふっと離れる。
気が触れそうにきつい生殺しだ。
それを何時間ともつかない長さで繰り返されると、いかに強情な弥生とはいえ心が揺れる。
そうして限界の限界を迎えた頃、黒川が舎弟を退かせて弥生の肩を抱いた。

「解った、もういい。今日の責めはこれまでだ。今からは要求を呑めだのは言わねえ、
純粋に愉しませてやる」
黒川は弥生の耳元でそう囁き、手を取って自らの逸物に触れさせる。
弥生の小鼻がひくり、と興味深げに動いた。
昨日あれほどに悦楽を極めさせられた逸物だ、その心地よさが身体の髄まで染みている。
焦らし抜かれた今、それは極限の空腹状態で出される、黄身の蕩けたカツ丼だ。
それを好きに与えてくれると言う。
しかもどれだけ感じても、今晩に限り、耐えるなどの余計な事は考えなくて良いのだ。
「おねがい……だっ、抱いて……!!」
弥生は潤みきった目で黒川に乞うた。
黒川は弥生の我慢強さに感動した、という姿勢を見せている。
だが結局は、今ここで無理に服従を迫るより、今一度自分の身体の虜にした方がやりやすい、
との目算からだろう。
そんな事は弥生も解っている。それでも弥生は、その企みを受け入れるしかなかった。
「あっ、あっ、あっ!いいっ、そこ、そこおっ!!いいよ、突いて、突いてぇっ!あ、あうううっ!」
ベッドの上で弥生は黒川と抱き合い、その腰に脚を絡ませていた。
何度も何度も濃厚な口づけを交わし、目を蕩けさせている。
「あの顔……すっかりカシラのセックスにハマっちまったみてえだな」
舎弟の一人が寝室を覗き込んで笑った。
「カシラにかかりゃあ、どんな女だってああなるさ。特に今夜は脅しがない、とあって
本能を曝け出してるみてえだな。泥沼とも気付かずによ」
「ハハッ、顔はいいが馬鹿な女だな」
舎弟達は好き放題に笑い合っている。弥生は涙を流しながらそれに耐えた。
自分を陵辱するこの逞しい男だけが、心を守ってくれるような気がするのは一体何故だろう。

またある日には、弥生はマンションでSM狂の組員の玩具にされていた。
手足を皮の拘束具で封じられ、四つん這いになった姿勢で男に圧し掛かられている。
その太い逸物が刺さっているのは、膣ではない。肛門の中だ。
「ああ気持ち良い気持ち良い、お嬢ちゃんのアナル腰が抜けそうに気持ちいいいよお。
おいら一度アンタみたいなスタイルいい美人のケツを掘って見たかったんだよお、あああ」
男はクスリでもやっているのだろう、焦点の定まらない目で弥生の尻穴を穿ち続ける。
結合部からはきちゃっきちゃっと水気の多い音が響いていた。
よく見れば、結合を行う二人の傍には水の入った洗面器があり、淵にガラス製の浣腸器が立てかけられている。
その傍には透明な液の入った瓶が蓋を開けたまま置かれていた。

と、突然弥生が癖のついた長髪を振り乱して叫ぶ。
「ああ、もういやっ!!もうウンチするのいやあああぁっ!!!」
弥生が叫んだ直後、男が弥生の尻穴から勢いよく逸物を引きずり出す。
直後、ぽっかりと口を開けた弥生の肛門から茶色い液が噴き出した。
汚液は後方に置かれたアルミの盥へ柔らかな音を立ててぶちまけられる。
もう何度も少量の浣腸の後、アナルを犯されて排泄させられる、を繰り返しているのだろう。
盥にはかなりの量の汚物が堪っていた。

「ああ凄いよ、凄い一杯出てる。ねえ解るでしょ、ねえ?」
男は汚物の盥を取り、弥生の鼻先に近づけた。
弥生は嫌がっているが、それ以上に何かをひどく恐れているようだ。
「ねえほら、エサだよ。まだ嫌なの?我が侭だなあ、このじゃじゃ馬は……」
ヤク中の男が盥を床に置き、片手で弥生の顎を掴む。
そうして無理矢理に口を開けさせると、もう片手を盥の中に突っ込んだ。
「!!……っあ、あ…………ひ、ぃいやあああああああああああっっっ!!!!!!!!」
数秒後、弥生の凄まじい悲鳴が響き渡る。
「うっぷ……あの野郎、またあんな事しやがんのかよ」
調教部屋を覗き込んだ刺青男が口を押さえて戸を閉めた。
「仕方ねえよ、あいつは。大事にしてた女が借金でSMクラブに売り飛ばされてから、
すっかり頭がイッちまった。……それによ、考えても見ろ。
あんな真性に一日中慰み者にされりゃあ、そりゃあもうエラく追い詰められるぜ?」
「確かに……俺なら半日で勘弁してくれ、っつって泣き入れるかもな。
痛えのやひもじいのは耐えられるが、汚ねえのは生理的にダメだ」
「だろ?美人なのに可哀想なことだぜ、あの女もよ」
男達は頷きあい、なおも悲痛な叫びの上がる調教部屋から顔を背ける。

永遠にも等しい時間。弥生はろくに休む事を許されず、犯され、辱められ続けた。
そして六日目の夜、ついに弥生は堕ちる。
「…………な、なんでも……します………」
弥生は突然、うわ言のように呟いた。
そのとき彼女は黒川に抱えられ、駅弁スタイルで犯されている所だった。
引き締まった尻の穴に逸物が出入りする所をドアップに捉えたビデオ撮影だ。
「……何だと?」
黒川は尻穴への抽迭を止めて問う。
動きが止まっても弥生の尻の奥が何度も締め付けてくる。
かなり本気で感じ入っている証拠だ。
「何でも、します。石動ファンドの買収も、あなた達の要望も全て受け入れます。
だから…………だから」
弥生はぽろぽろと大粒の涙を零して黒川の目を見つめた。
人間が心の底まで服従した目だ、と黒川は理解する。
「抱いてください」
弥生は黒川の逞しい肩に抱きつきながら告げた。
これ以上なく明確な服従宣言だ。舎弟たちが歓喜の声を上げる。
弥生はずっと耐えてきた。
今頃懇意にしている馬の調教師達が、いなくなった自分を必死で探してくれている筈だ。
1週間か、或いは2週間かかるか。
それは解らないが、きっとこの境遇から解放されるはずだ。
そう想って耐え忍んできた。
しかしそれがもう限界に来ている。
乳首も乳房も、膣も肛門も、身体の至る所が開発されてしまった。
肉体は今や男の肌が触れるだけで嬉しそうにさざめき、心まで弾んでしまう。
いつしか鼻先にかかった精液をくんくんと嗅いでいる自分に気がついた。

昼夜も無く責め立てられるうち、今が監禁されて何日目を数える事はなくなった。
頭にあるのは、ただ今この時が気持ち良いと言う感情。
そして、いつになったら黒川のあの逞しいもので貫いてもらえるのか、という期待感。
黒川に惚れていた。
良いように肉体の虜にさせられている事は勿論承知している。
クールな中で時折り向ける甘い顔や全力でのセックスは、ただ自分を調教する為なのだとも知っている。
それでも弥生は、黒川に褒めて欲しかった。
頭が完全におかしくなって自我が無くなる前に、この狭い現実の中での最高の夢を叶えたかった。
だから、弥生は折れた。ビデオに全てを晒しながら。

「……いい子だ」
黒川が笑みを浮かべて髪を撫でると、弥生は嬉しそうに涙を流した。
「流石はカシラだ!一流ホストも顔負けってぇコマシの腕、見させて貰いやした」
「でもこの女も幸せですぜ、カシラの助けになれるんだからよ!」
舎弟達が手を叩いて笑いあう。
その渦に包まれながら弥生は、これまでの白水弥生という人生が今、終わりを告げた事を悟った。
黒川が弥生の身体を抱きしめる。
「俺の、女にしてやる」
黒川は弥生の耳元で静かに、しかし確かにそう囁いた。

その後、女性ジョッキー・白水弥生は大躍進を遂げる。
逆転劇の申し子、天才女性騎手としてだ。
また本業以外でも写真集を出し、タレントとしても一世を風靡した。
世間には、かつて付き合いのあった調教師達と手を切り、ひたすらに金を稼ぎ出す弥生を批判する声もある。
しかしその声も謎の団体の圧力で揉み消された。
裏競馬界の女帝。
それが白水弥生の今の呼び名だ。
巨万の富と名声を得、時の人となった弥生。
だが、その彼女が今でも一人の男の元へ足繁く通う事実を知る者は少ない。
広域暴力団・静木組組長、黒川栄達。
ある時期を境に急激に勢力を拡大した、地方一の大組織の長だ。

「待ちくたびれたぜ」
浴衣姿で月を眺めながら黒川が言った。
その彼に後ろから抱きつきながら、あどけなさの残るポニーテールの女が笑う。
「仕方ないでしょ。あたしが速いのは、馬に乗っている時だけ……なんですよ」
黒川がゆっくりと振り向き、女の唇を奪った。
「うん……」
女、弥生は瞼を閉じて男の舌戯を堪能する。

月が静かに2人を照らしていた。
終わり

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