私でない私

Hey動画見放題プランが激安すぎる3つの理由

 

『そんなに優等生じゃないよ。』

それが私の口癖だった。小学生の頃から、ずっと。
確かに成績は常に上位で、部活にも熱心に取り組んできた。素行も悪くはない。
ただ、優等生と思われやすい本当の理由は、私の“いかにも”な見た目だろう。

髪は常に黒のロングストレートだ。
幼い頃は母の言いつけでそうしており、やがて級友に持て囃されるようになると、私自身が進んでそうするようになっていた。
艶のある長い黒髪はどこででも人気を得る。
さらに私自身、顔立ちはいいほうだ。
整形した顔の華やかさにはさすがに適わないとはいえ、素の素材としてはこれ以上を望むべくもない。
もちろん自惚れの意味ではなく、その顔をくれた両親に感謝する、という意味でだ。
くっきりとしつつも優しげな垂れ目に、ぽってりとした唇は、適度に知的で穏やかな印象を与える。
私自身、時に鏡に映った自分をどこのお嬢様かと思うほどだ。
私は確かに気真面目なほうかもしれないけれど、鏡に映った見た目ほどではない。
まるで外面だけが“私でない私”みたいだ。

その清楚な見た目は私に何度かいい思いをさせてくれた。
恋愛に不自由した事はないし、人受けもいい。
けれども逆に、その見た目のせいで嫌な思いも沢山した。
テニスの試合のたび、スコートの中を盗撮されたり、ストーカー被害に遭ったり。

特に忘れられないのが高校3年の時の甲子園観戦だ。
その年は母校が奇跡的に甲子園へ出場し、私もクラスメイトと共に応援に回っていた。
応援団用の白い帽子とパーカー、体操服に身を包んで。
すると、試合模様を写していたカメラマンが露骨に私を撮影しはじめたのだ。
最初は観戦席を回し撮っていた動きが、私をレンズへ捉えた途端に止まる。
メガホンで打者へ声援を送る様も、タオルで首筋の汗を拭う様も、水を飲む様も撮られていた。

「うわぁ、香菜……さっきから超撮られてるよ。
甲子園のカメラマンって、かわいい子ばっか撮るって聞いたけどマジなんだ」
友達がそう囁いてきたのを覚えている。
とはいえ映像はライブ中継だろう。撮るのをやめろと抗議する訳にもいかず、
私はカメラに気がつかない風を装うしかなかった。
結果、試合展開のない間は私の映像がお茶の間に延々と流される事態となる。
その反響は大きかった。
恐ろしくて私自身では確認していないが、友人の話では、当時ネット上は試合内容より
『あの可愛い子は誰だ』という話題で持ちきりだったという。
私とキスしたい、口に男の物を咥えさせたい、セックスでよがらせたい。
そんな自分本位な書き込みが連日なされ、高校にも私目当ての不審者が押しかけて職員会議まで開かれた。

そんなどこまでも優等生じみた私の見目は、私自身の他にもう一人の人生をも狂わせる。
3つ下の弟、翔太だ。
翔太は、常に優等生だと持て囃される私を見てきた。
自分が頑張っても私ほどには褒められない毎日。
あの子が同じく満たされない友人とつるんで非行に走ったのも、今思えば仕方のない事だったのかもしれない。

けれども私は、朝帰りする翔太を放任主義の親に代わって事あるごとに叱り付けた。
憎らしいのではなくて、その将来が不安になったから。
翔太は昔から泣き虫で、要領が悪く、一人で何も決められないタイプだ。
それが不良になり粋がったところで、悪い人間に騙されるのは目に見えていた。
そしてその不安は、ついに最悪の形で的中する。

「ねえちゃん、お、俺……どうしたら、いいんだろ……?」
翔太はアパートの玄関口で泣き崩れた。
年上の不良に騙されて闇金で借金を重ね、毎日暴力団に脅されているという。
周り中が共犯で頼れる人間もおらず、親に泣きつく事もしたくないので、
大学入学を期に家を出た私を頼ったというわけだ。
私はそれを迷惑とは思わない。むしろよく知らせてくれたと思う。
「……解った。お姉ちゃんと一緒に何とかしよう」
しっかりと翔太の肩を抱いて告げ、その場で行動に移した。

翔太を連れて、脅しをかけているという暴力団の事務所を訪ねる。
翔太自身も騙された側で、まだ話の全容を理解していない。
まずは一度話を整理する必要があった。
こちらが事態を把握していない事には、警察にせよ弁護士にせよ、相談のしようがないから。
もちろん一度話し合っただけで解決するとは思っていない。
けれどもポケットにボイスレコーダーを仕込み、もし恫喝でもされれば録音して証拠とするぐらいの自衛手段は考えていた。
いかにヤクザとはいえ、この法治国家でいきなり一般人をどうにかする事はないだろう。
私達はそう考え、事務所の戸を叩いた時には、当然アパートに無事帰れるものと信じていた。
妙だと気づいたのは、事務所でいかつい男達に囲まれ、話し合いを始めてからだった。
視線が私に集まっている。犯したい、嬲りたいという露骨なオスの目だ。
私は背筋に寒いものを感じながら、努めて冷静に話を進める。
翔太の負債は利子も込みで800万円。さらに利子は10日で一割という暴利だという。
私はその時点で、こんな馬鹿げた話が通るはずがない、と確信した。
弁護士を通せばチャラとまではいかないまでも、現実的な金額にしてくれるはずだと。

ところが……同時に私は、別の事にも気付き始めていた。
このヤクザ達は普通ではない。大人しく話を聞いているように見せて、“何か”良からぬ事を狙っているように感じる。
「ね、ねえちゃん」
翔太もそれに気付いたらしく、落ち着かない様子で私の袖を引いた。
それを受けて私も話を纏める方に向かわせる。でも、遅かった。

「ぐあっ!!」
いきなり隣に座る翔太が叫び、頭を抱えて蹲った。
その背後には木刀を構えた組員がおり、翔太を殴り倒したのだと解る。
「ちょっと、いきなり何……」
私が抗議の声を上げる前で、さらに数人が翔太を蹴りつける。悲鳴が上がった。
「ちょ、や、やめてよっ!!」
私は止めようとするが、それを後ろから羽交い絞めにして遮られる。
離して、と暴れる私の前で、翔太は数人の暴力団員に痛めつけられた。
脅しというレベルには思えない。
靴で歯を踏みつけて折り、側頭部を殴り、鼻を潰し……そのまま殺しそうな暴力だ。
私の身体に震えが起こった。

「……驚かせて悪いな、お姉ちゃん。だが、こっちももう散々延滞喰らってんだ。
どうあっても、本日この場で800万返す目処を立てて貰わないとねぇ」
血みどろになった弟の襟首を掴み、1人の組員が言う。
私は言葉がなかった。視線が弟のシャツを変色させる血に貼り付いた。
男はじっと私の身体を眺めている。
その視線で、私は悟った。この男達は、私の身体を狙っているのだと。

「方法は問わねぇよ。このクソガキにゃあ払いようもねぇが、姉ちゃん。あんたは別だ。
稼げそうなモノを持って生まれてる。
あんたほどの上玉が“大人の喜ぶ映像”を撮らせてくれりゃあ、800でも返せるさ」
男はそう言って弟を揺さぶった。血が滴る。
私は男の狙いが解っても、どうすべきか決められずにいた。
こんな外道の慰み者になるのは絶対に嫌だ。けれど、そうしなければ弟が殺される。
私が迷っていると、男は今一度翔太を蹴りつけた。
「……ア゛!!」
鈍い悲鳴が弟の口から上がる。このままだと本当に、死んでしまう。

「わ、わかりました!!」
私は反射的に叫んだ。男達が下卑た視線を向ける。
口惜しい。野蛮な恫喝行為だ、法治国家でこんな事がまかり通るなど信じられない。
けれども、私はそのストレートな暴力に、屈するしかなかった。
「……わかりました。……なんでも、しますから。だから、もう弟を蹴らないでください」
「なんでも?そりゃ結構だ。だが800万って金額にするには、普通のビデオじゃあ無理だぜ。
ちょいと変わった撮影をさせてもらう事になるが……いいんだな?」
男の笑いながらの問いに、私は唇を噛みしめた。
端から選択肢など無い。
気絶した翔太が縛り上げられた後、私は男達に囲まれてストリップを強要された。
「おお、細ぇなあ!だが胸はある方か。グラドルでもイケそうだな」
「うっは、オイシそーな太腿!こりゃまたすげェ上玉が転がり込んできたもんだ!!」
私がブラウスやレギンスパンツを脱ぎ捨てるたび、男からの品評が飛ぶ。
叶うなら張り倒したい下劣さだ。
最後にショーツを足首から抜き取ると、私の性器に視線が集まった。
「そこに座って、足開け」
男の一人が顎でソファを指し示す。
私は男を睨みつけながらも、従った。してやったりという笑いが耳につく。

私はソファに腰を下ろし、男達に向けて脚を開くポーズを取った。
当然隠すべき所を晒すことになる。
すぐに一人の男が私の脚の間に腰を下ろし、秘部を覗き込んだ。
「っ!」
羞恥に足を閉じかけるが、膝を押さえて制される。
男は面白そうに私の顔を見上げながら、指で陰唇を割り開いた。
そして中から覗くだろう粘膜をも凝視しはじめる。
「お、綺麗なピンク色じゃねぇか。まさか姉ちゃん処女か?」
男が嬉しそうに言った。
それはない。私も意中の人と愛を交わす行為くらいした事はある。
とはいえ慣れているかというと、それも違った。

「うへへ、美味そうだ」
秘部を覗いていた男が、急に割れ目へと口をつける。
「ひっ!」
私はつい女らしい声を上げて後悔した。弱みは見せたくない。
けれどやはり、見知らぬ男に秘部を舐められるのはおぞましかった。
「へっ、今どき珍しいウブさだな。アソコ舐められただけであんな顔するとはねぇ」
「今のガキはマンコ舐めさせながら、しれっとケータイ弄るようなのばっかだしな。
ゾクゾクくるぜ。本番の撮影に入ったらどうなるやらだ」
男達は私の表情を愉しんでいるようだ。
私はそれが癪に障り、目線を横に流して意識を逸らす。

秘部を舐られているうち、やがてソファの後ろからも手が伸びて私の胸を掴んだ。
「あっ!?」
不意の刺激に肩が跳ね上がる。
「おお、こりゃすげえぞ!?吸い付くようなモチ肌に、やらけぇ乳だ!!」
男は喜びの声を上げて私の乳房を弄ぶ。
男達の興味がますます高まったのがわかった。
「へぇ、胸は上々かい?だがマンコもいいぜぇ、匂いも控えめで、美味ぇもんだ」
前の男が鳥肌の立つような言葉を吐く。
そこからしばし、秘部を舐られ、乳房を揉みしだかれる状況が続いた。

「おい見ろよ、こいつ盗聴器なんて持ってやがったぜ!?見かけによらず怖えー女だな」
私の脱いだ服を嗅ぎまわっていた1人が、ジャケットからボイスレコーダーを取り出して叫ぶ。
男達の顔が一瞬強張り、次に私を面白そうに眺めた。
「残念だったな、計算通りに行かなくてよ。だがせっかく持ってきたんだ、活用してやろうぜ」
その言葉でボイスレコーダーが私に近づけられる。
そして秘部を舐める音や、性感帯を刺激されて漏れてしまう喘ぎを延々と録音し続けた。
「ね、ねえちゃんッ!?」

突如、空気の違う叫びを放ったのは翔太だ。
無事に目を覚ましたらしく、縛られたままこちらを見上げている。見開かれたその瞳がつらい。
私は今、ソファで大きく脚を開いて秘部を舐められ、乳房まで揉まれている状態だ。
とても弟に見せられる有様ではなかった。けれども、安心させてやらなければ。
「ショウ、そんな顔しないの。大丈夫、お姉ちゃん殺されたりしないから。
ちょっと我慢すれば、翔太の借金なんてすぐに返せるんだから。
ね、ほら? そんな顔……しないの……」
私はなるべく事もない顔で言ったつもりだった。
けれども、弟の顔が悲痛に歪んでいくのを見て、こちらまで居たたまれない気持ちになる。

「そうそう、未成年の弟クンは邪魔しねーの。お姉ちゃん今、気持ちよくなってんだぜ。
オッパイ弄ってやってもう30分になるか。
でかい房がますますやぁらかく張ってきちまって、乳首もほれ、コリコリだぜ」
後ろの男が私の胸の突起を摘みながら言う。
「……ッ!」
私はとっさに唇を噛んで声を殺したが、胸の先に存在する熱いしこりは否定できない。
ああ、と甘い声を上げるのが正直一番無理のない反応だ。
「気持ちいいんだろ?おい、マンコの方はどうよ、もうドロドロになってんじゃねえか?」
男は前の一人にそう声をかける。
前の男はようやく私の秘部から口を離した。
「さぁ、俺のツバで濡れてて解らねぇ。だがまぁ、ぴっちり閉じてて初々しいぜ。
処女とほとんど変わらねぇ、締まり具合はここ最近の中でも抜群だろうな」
男は私の顔を眺めながらにやける。

その時、ガン、と何かを蹴る音がした。
翔太だ。縛られた脚で、傍らの棚を蹴りつけたらしい。
「クソッ!!テメェら、っざ、けんなよ……ブッ殺してやらぁ!!!!」
翔太の瞳は、今まで見た事もないほどに荒々しかった。
そんな顔が出来るという事は驚きではあるけれど、同時に不安も過ぎった。
「……あ?ナニ粋がってんだ小僧、今度こそマジに死ぬか?」
男達が翔太を踏みつける。
「おう、殺せよ!俺を殺してねえちゃん離せ!!」
翔太も引かない。放っておけば取り返しのつかない事になる。だから私は、一団に呼びかけた。
「あ、あの!そ、そろそろ場所を変えませんか?
私、なんだか火照っちゃってて。でもこんな所じゃ……」
屈辱を押し殺し、色を込めてそう囁く。予想通り、男達の顔が好色そうに綻んだ。

「……ふん、まぁいい。そのガキは適当な所に押し込んどけ、嬢ちゃんの人質だ」
そう結論づけられ、何とか騒ぎは収まる。
私は元通り服を着直し、黒い高級車に乗せられた。翔太の絶望的な表情に見送られて。

連れ込まれたのは、ビルの地下階にある閉塞的な部屋だった。
灰色の壁には一様にビスケットのような穴が空いており、完全な防音仕様だと解る。
天井には強い照明があり、他にも三脚つきのビデオカメラや反射鏡など、撮影用の専門的な道具が随所に設置されている。
そこが裏ビデオの撮影現場だということは容易に理解できた。
その部屋で私は、後ろ手に縛られ、猿轡を噛まされたまま椅子に座らされている。
そして正面からその様をカメラに捉えられていた。

「いいねぇ、さすがは上玉だ。今までにねぇペースで視聴者が増えてやがる」
スキンヘッドの男がノートパソコンを覗き込んで呟く。
どうやら私を映すカメラのデータはそのパソコンに転送されており、会員制サイトのライブ中継として流されているようだ。
その視聴時間に応じて課金がなされ、それに人数を掛けたものが儲け、という図式らしい。
男の口ぶりからして、恐らく私の顔にモザイク処理などはなされていない。

「ほう、相当高い時間帯料金に設定してるっつうのに、もうかなりの人数がいるな。
皆してあの数秒ばかしのサンプル映像に釣られやがったか。
並の女高生ひっ捕まえてきても、ブスだなんだと文句つける目の肥えた連中だってのによ。
このオスブタ共をこうまで惑わすたぁ、恐ろしい姉ちゃんだ」
髭面の男がやはりパソコン画面を覗いて漏らした。
その暴言もマイクに拾われて視聴者に届いているはずだが、男に気にする様子はない。
消費者至上の風潮に照らして考えれば、視聴者は暴言を吐かれてなお見続けるほどのクオリティを認めている、という事だろう。
もちろん、これから私になされる事も含めて。

「お、お客から早速ご要望だぜ。『オッパイ見せてください』だってよ」
スキンヘッドが告げると、私の傍にいる男達が笑みを浮かべた。
そして私のブラウスに手を掛けると、一気に左右に引き千切る。
「んんー!!」
私の抗議の声も聞かず、無遠慮にブラジャーまでも破り去られた。
隠す術を失った乳房がカメラの前に零れ出る。
「おうおう、連中すげぇ喜んでやがるぜ。ヤクザ様万歳だとよ」
「へへ、カワイソーな連中だぜ。オッパイ見るだけでそんなに嬉しいのかよ。
俺なんかは、こうしてやらけー感触を味わったり、この別嬪の体臭を嗅ぐことさえ出来るんだぜ?」
髭面が勝ち誇ったような笑みで乳房を掴み、さらには持ち上げて乳房の下に鼻を寄せる。
「んむううっ!!」
私は再度非難のうめきを上げた。しかし何の効果も無い。

「おいおい、お前が煽るせいで視聴者サマがお冠だぜ?
しゃーねーな、詫びにこん中で一番キッツイ要望を叶えてやるよ。
ふむ……これだ。『この清楚美人に腹が膨らむほど浣腸して、糞をひり出させてやれ!』。
ハンドルネームGUREN、あんたも救いようのない変態だね。だが叶えよう。
……ん、何?そんなS級素人にスカトロはどうせNGだろうって?
アンタこのサイト始めてだね?ここじゃ女にNGなんて言わせねぇよ。
事によっちゃキー局アナだろうが縛ってロウ垂らして、針でもぶっ刺してやるさ。
悪いこた言わねぇ、目ぇひん剥いて見てな。これからこの清楚な女子大生のスカトロショウだ」

スキンヘッドの高笑いと共に、カメラが私の顔をアップに捉える。
私は心が抜け落ちるほどの恥辱を感じながら、それでも屈しまいとその映像を睨みつけた。
私は一旦拘束を解かれて服をすべて取り去られ、縄で後ろ手に縛り直される。
動画での盛り上がりは相当のもののようだ。
不特定多数の人間に裸を晒す……どうしてこんなことに。そう涙が零れそうになる。
翔太の為という正当性がなければ、とうに泣いているだろう。

縄で縛められた後は、バスルームに連れ込まれて浴槽に片足を乗せるよう命じられる。
またしても大きく秘部を開く形だ。私の人生で2度目のはしたない姿になる。
「きゅっと締まった、いいアナルだな。未使用ってのが一目で解るぜ」
1人が私の後孔を弄くり、ワセリンを塗りこめる。その様子もしっかりとカメラが捉えている事だろう。
でも私には、そんな事は些細な事でしかなかった。

これから私は、浣腸を施され、意思にかかわらず排泄をさせられるのだ。
その時に限って映像に撮られない、というのは余りにも都合のいい空想だろう。
頭が痛い。おかしくなりそうだ。
排泄を晒す?女の子が、そんな事を?この人間たちは、そんなものを見たいの?
理解が出来ない。荒唐無稽な話に思える。
しかし現実は非情に進行した。

円状の硬さと共に、シャワーノズルの外されたホースが私のお尻の穴に押し付けられる。
入る訳がない、という私の思いとは裏腹に、それはワセリンの力で少しずつ滑り込んでくる。
「いっ……!!」
悲痛な声しか出なかった。
ホースがある程度入り込むと、ついに蛇口が捻られる。
人肌程度にぬるいおぞましさが流れ込んでくる。
括約筋の内側から、その奥へ、さらにお臍近くに異常な冷たさを感じさせて。
片足を上げたまま腸内に湯を注がれる私を前に、カメラは無慈悲にも顔を映した。
惨めな顔を撮ろうというのだろう。
私は表情を引き締め、在らん限りの怒りを込めてカメラを睨みつける。
「ほう、惨めなカッコで浣腸されてるってのに気丈な顔だな。
客も喜んでるぜぇ、気位の高い女ほど辱めたいって連中だからよ」
男達にそう嘲笑われても、私は睨みを緩めない。

水道管を水が流れる音とともに、刻一刻と私のお腹は重苦しくなってくる。
ぐるる、という腹の鳴りもしはじめた。額と背中に脂汗が浮く。
「頑張るねぇお嬢さん?もう細っこかった腹回りが膨れてきてるってのによ」
男にそう言われて視線を落とすと、確かにやや体型が変わっていた。
テニスと毎日のストレッチで作った括れがない。
脇腹から腰にかけてが、メリハリのない寸胴になっている。
カメラはハイエナのようにその醜い腹を捉えた。私は憤りに唇を噛む。
私は耐えた。
お腹の膨らみはカエルのように明らかなものとなり、体中に脂汗が流れている。
浴槽に乗せた左脚が痙攣を起こしたようになってもいる。
私は排泄を乞うことはしなかったが、やがてついに腸の限界が来る。
ぶしゅっという音で後ろの穴から湯があふれ出し、ホースを弾き飛ばした。
じゃあ、じゃあっとたちまち腸内の湯までがあふれ出す。
「おい、構えろ!」
男の叫びで、私の脚の間に洗面器が差し出された。
洗面器への排泄などとんでもないけれど、選り好みできる状況にはなかった。
お腹に力を入れて思いのままに排泄する。

何度も何度も惨めたらしい音が出た。
腸内から止め処なく水が溢れ、内腿を通って脚を伝い落ちていく。黄色かった。
単に汚液だけでなく、その中に目を背けたくなるような半固形のものも混じっていて、とぐろを巻くように右脚を滑り落ちる。
当然、お尻の穴からも何度も質量が抜け出し、洗面器の中に飛沫を上げた。
それら全てがカメラに収められている。
恐らくは私が把握できる範囲をはるかに逸脱した汚らわしさまで、余すところなく。
「う……ううう、ううッウ、うう゛……っ!!」
私は後ろ手に縛られたままで俯き、奥歯を噛みしめて涙を流した。
視界の両端に涙の雫が落ちていき、その中央でカメラのレンズが私の真正面を捉えた。

「最高だぜぇ嬢ちゃん、視聴者サマがもう大喜びだ!
嬢ちゃんほどの上玉が、初出演でここまでハードな事やるとは思わなかったらしいな。
何日溜めてたんですか?って質問が殺到してるぜ、答えてやんなよ」
パソコンを覗く男がそう告げ、周囲の笑いを呼んだ。

「さて、アンコールの声も多いからよ、もう一回かますぜ。全部キッチリと出し切んな。
なんせ視聴者サマの熱いご要望に応えて、この後はアナル調教だ。
時間かけてこってりと指入れしてやる。
その最中にクソを漏らしたりしたらお前ぇ、ライブ映像だからモロバレだぜ」
男達はさらに醜悪な言葉を続けている。
私はお尻の穴に再びホースを捻じ込まれながら、それをぼんやりと耳にしていた。
あまりの羞恥に、感覚は鈍かった。

「うあっ!うあああっ!!」
私は堪えきれず声を上げてしまう。男の中指と薬指の第二間接が、菊輪の窄まりをヌルリといやらしく通り過ぎたからだ。
私は革張りの台に仰向けに寝かされ、お尻への執拗な指責めを受けていた。
手首は万歳をする格好で皮手錠に繋がれ、脚は180度近くに大股を開いたまま、太腿部分に拘束帯を嵌められている。
両脇を晒し、大股を開いて秘部を見せつける惨めな格好だ。

その格好を取らされてから、色々な事をやられた。
繁みの毛一本まで映り込む距離で秘部を接写された挙句、クスコと呼ばれる器具で膣を拡げられ、子宮の入り口までをも映像に収められた。
これに私が過剰気味に反応したのがいけなかったのだろう。
膣の中をペンライトで照らしながら何度も接写され、次に私の顔を撮り、を執拗に繰り返された。
わざわざ子宮の様子をカメラで撮って見せつけられもした。
それを続けられると変な気分になってしまい、やがては膣の奥が潤んだ、潤まないといった水掛論を聞く羽目になる。

腸内の撮影が飽きると、今度はついにその下に息づく排泄の穴が標的にされた。
指先で何度も何度も蕾の盛り上がりを撫で回し、筆まで使って刺激される。
そうして感覚を目覚めさせられると、今度はローションを塗した綿棒を中に挿し入れられた。
1本だけではすまない。2本、3本……お尻の穴が限界まで拡がるように。
綿棒の数が増えるたび、クスコで晒された膣の底にも盛り上がりができ始めたらしく、それを嘲笑われた。
これ以上お尻が拡がらないとなると、その綿棒の塊はゆっくりと前後される。
ローションの助けがあるとはいえ、未知の感覚。私は声を上げた。
それを気に入られてしまったのか、綿棒の塊は何度も私の不浄の穴を通過する。
言うまでもなく、カメラにその様子をしっかりと捉えられながら。

ようやく綿棒が抜かれると、今度は僅かに口を開けたお尻へ男の2本指が入り込む。
それが現状だ。
バスルームで男が言った通り、指入れはこってりとした念入りなものだった。
男はお尻の穴の責め方というものを心得ていた。
中指と薬指を揃えて浅く抜き差しし、関節部分で菊輪を刺激する巧みさ。
残りの人差し指と小指で陰唇を揉むように刺激し、親指で時おり優しく陰核をなぞる動き。
性器一帯がまるごと快感に潤み、強かったお尻への抵抗感が和らぐ。

さらには空いた方の手で内腿の辺りを撫で回されてもいて、これが地味に効いていた。
お尻への刺激と合わせて内腿をさすられると、括約筋がきゅうと締まってしまう。
その動きを待っていたように2本指で菊の華を押し拡げられると……これはもう衝撃的だ。
「お゛……っ!!」
妙な叫びと共に、勝手に腰が跳ね上がる。
快感、というものとは違うかもしれないが、腰が落ち着いてしばらくも荒い呼吸が収まらない。

「ははっ、また腰が跳ねたぞ。ホント反応いいなぁ、女優としても逸品だ」
「視聴者にも優しいしな。『脚の動きがエロい』ってコメントが山のように来てるぜ」
「ほうほう……腿やら脹脛の筋肉が波打ったり、足先がピーンって張る所がいいのか。
映ってる部分しか情報がないとはいえ、よく見てやがるな」
「確かに。ここで全体見てっと、チチの揺れやら表情やらがエロすぎて脚なんざ目に入らねぇ」
男達は腕を組んで私を見下ろしながら、口々に品評していた。
そんな言葉を耳にすると、意識するまいと思っても脚の強張りが解ってしまう。
たちまちカメラも含めた視線が痛くなる。
炙るような恥じらいが割れ目の奥を刺激し、じわりと何かが滲み出る錯覚を覚えた。

その生ぬるい感覚に取り付かれながら、私は台に後頭部を沈ませる。
革独特の一面に張力が漲った反発。今までそれが何度も私を現実に引き戻してくれた。
しかし今やその感触を得てなお、尻穴責めの妙から抜け出せなくなりつつあった。
わずかしか潜り込んでいないはずの男の指が、長く感じる。
腸の奥まりまで入り込んでいるように。
指に犯されている。排泄の穴を、男の指に犯されている。
こんな公衆の面前で、お尻の穴を、また深く……捻られて……引きずり出されて……。
乱れた思考の末に、私の身体からは力が抜けた。
身体が革張りの上に溶け出したように感じる。
流体の身体の中、お尻の穴の感覚だけが感じられ、その穴からまた、どろどろと熱いものが流れ出しているような……感覚。
「ひゃっひゃ、おい見ろよ。アップで撮ってやれ!!」

男の品のない声で、私の意識は突如引き戻された。
視界に映るのは、男達のおかしそうな笑み。カメラは私のお尻を接写しており、
それまで淡々と指責めを施していた男までもが笑っている。

「よう、気分はどうだいお嬢様?ああ悪い、解ってんだ。気持ちよかっただろうなぁ。
尻の穴に指ズボズボされて、所構わずクソを漏らすほどによ」
一人の男が私に告げる。
「うひひ、ネットの方も完全に祭り状態だぜ。
まぁこんな清純そうな娘がケツほじられて、さんざっぱら感じた挙句に中身を漏らしたんだ。
変態共にゃあ国宝級の一本になった事だろうぜ」
別の男もパソコンを前に笑った。さあっと血の気の失せるのが解る。
「どんな有り様か気になるだろ。見せてやれ」
その言葉で、自分のお尻の穴が写された画像を見せられる。

朱色に盛り上がった肉の輪。それを2本の指が割り開き、大量の泡を掻きだしていた。
静止画にもかかわらず肉の輪の心地よさが伝わってくるような図だ。
そしてその指の下部分……尾骨を通って背中側に向かう方へ、黄色い筋が見えた。
同じものが穴の周りにも広がっている。無駄なく引き締まった尻穴周辺と、その汚らわしさ。
それはおぞましいというより、むしろ官能的にさえ思えた。
それが私のお尻を写したものでさえなければ。

「時間も時間だ。今日の配信もそろそろ終わりにしようと思ってた所だが、最後にイイ山場ができたな。
ただ尻を弄繰り回して終わりよりずっといいぜ。視聴者も大方が抜けたみてえだしよ」
「ああそうだ。それによ、指抜き差しされるたんびに顎上下させて、ああ、ああって喘ぎながらクソ漏らしてんのは、はっきし言って相当にエロかったぜ。生半可なセックスより、よっぽどな」

男達は笑いながらカメラを止め、私の拘束を解いて撮影の片付けに入った。
その中で私は呆然と座り込む。脳内の価値観が何一つとして繋がらなかった。

撮影後、私は別室に用意されたお風呂に浸かり、一階事務所の宴会に呼ばれた。
とはいえ気分よくお酒を飲めるはずもなく、酌をして回る役だ。
男達は酒が入ったことで、ある人間は陽気になり、ある人間は横柄さが増す。
陽気な方は、跪いて酌をする私の浴衣を肌蹴け、乳房を揉みしだいたり秘部を弄くった。
横柄な方は、私にも呑むよう命じ、何杯も一気飲みをさせてきた。
また私の注いだ酒をわざと男性器にこぼし、舐め清めるよう命じてきたりもした。

よく知りもしない相手の、それも相当に男臭い怒張だ。
大きさにしても今まで触れ合ってきた相手とは比にならず、先端は浅黒く、
根元は何か球状のもので凹凸ができている。
私は何度も生唾を飲み込み、やっとの事で覚悟を決めた。
先端を舌で舐めまわし、唾液を絡め、唇で吸い付きながら舌で輪郭をなぞる。
手で睾丸の入った袋を何度か握りながら、窄めた唇を上下させる。
今まで付き合ってきた人がみな喜んでくれたやり方だ。
「おお、結構手馴れてんじゃん」
ヤクザの中からもそういった声が上がる。
しかし、私に奉仕させる男には気に入らなかったらしい。

「おい、手をどけろ」
男は睾丸に触れていた私の手を離させると、いきなり頭を押さえつけた。
私にしてみれば咥えた男性器を喉奥に叩き込まれる事になる。
「うお゛ぉう゛っ!!?」
目をむいてえづき上げるのは当然の反応だった。
男は男性器を吐き出そうと首を上げる私をまた押さえつける。
「ごぉおお゛おぅえ゛っ!!」
連続の喉突きに、私のえづき声もひどくなった。

「あーあ可愛そうに、あんなデッケェもんいきなりイラマチオかよ」
「テッさんも好きだねぇ。おお、頭鷲掴みにしてグッポグッポ行ってやがる。ひでえわ」
そんな声が聴こえるが、誰も本気で同情などしていない。
むしろ男の太腿に手をかけて逃れようとする私を、面白そうに眺めている。
事実、ようやく男を射精に導いた後も順番に口でさせられ、必ず喉奥まで飲み込む事を強要されたのだった。
口でしている間にも、相変わらず背後から抱きつかれて割れ目を弄ばれる。
何しろ私自身にも少なくない量のお酒が入っている状態だ。
その状態で口を使われ、蜜壷まで刺激されれば……これはもう、濡れるしかない。
「へへ、そそるねぇ。ついに清楚なお前さんでも、トロトロになっちまったってぇワケだ?」
割れ目から指を抜かれ、糸を引く様を見せつけられた時、私の中の何かが急速に弱まった。
「うおおお、すっげぇ!マジでよく締まるわ」
サーファーのように日焼けした男が私の上で呻いた。その性器は私に入り込んでいる。
私は男に対してMの字を描くように脚を開いていた。
そのまま脚を押さえられて挿入を受ける。
カメラはない。動画の配信時間はとうに過ぎており、この交わりは一円の稼ぎにもならない。
撮影とは無関係なセックス。男達はいわば役得として、私の身体を使っているのだ。

「しっかし儲けモンだよなぁ、まさかこんな上玉とオマンコ出来るなんてよぉ!
M字開脚がこんなに似合うスラーッと長い脚の女なんて、初めてじゃねえか?
おっまけに下唇噛んだこの顔!たまんねぇだろ、どこのアイドルだよマジで!!」
男は興奮気味に叫びながら腰を打ち付けた。
性器の根元に埋め込まれた丸いものがゴリゴリと秘唇を刺激する。

「ああ、ああ、挙句の果てがこの締め付けだよ!まるっきし処女だぜこりゃあ!!
突っ込むたびに中で一回引っ掛かって、そのまま折れそうに締め上げてよ。
これが名器ってやつかよ、悪魔的だぜ!!
名器なんてもんは顔で稼げねぇスケの為に用意された武器だろうが、
なんでお前みたいに見ただけでおっ勃つ女にコレが付いちまったんだよ!
俺の彼女にいっぺん詫びいれろや、なぁ!?」
男の言葉は興奮とともに言いがかりに近いものに変わっていった。
今まで入ってきた男も全員がそうだ。
私に搾り取られたと言っては、負け惜しみのような口調で野次りまわす。
それでも熱心な腰使いは止めない。むしろ熱が入っていく。

丹念に突かれれば、当然繋がりあう私にも影響はあった。
パンパンという肉を打ち付ける音に合わせて喘ぎが漏れそうになる。
それを指を噛んで耐え忍んだ先に、不意に腰の抜けそうな予感がする事もあった。
経験はないものの、おそらく中逝きと呼ばれるものだろう。
快感の象徴だ
私はそれを嫌い、腰が抜けそうになる度に頭を振って絶頂の感覚を振り払った。
それらの動作は、男達に清楚と受け取られ、余計に奮起させてしまうようだったけれども。

「チッ、ここまで気持ちいいなら、ゴムなしの生でやりてぇなあ」
「そう贅沢言うな。1人をこの人数で輪姦そうってんだぜ?
一々生でやってりゃあ膣んなかがザーメン塗れで、気色悪いだろうがよ」
「それもそうだ。でも生の感触が気になるよなぁ」
男達は好き勝手な意見を交わし、入れ替わり立ち代わり、私の中に入り込んだ。
それから2時間ほどが経った頃、事務所へバイクの乗りつける音がし、ノックの音が続いた。
招き入れられたのは坊主頭の子供だ。まだ学生だろうか。
手には宅配ピザの箱があった。
「ま、毎度有難うございます!あのっ、ピ、ピザのお届けに上がりゃーした……」
暴力団事務所への宅配が怖いのだろう、声が震えている。
角刈りの男が財布から金を出す間、その視線は彷徨い、やがて私とぶつかる。

私はその時まだ事務所の片隅で犯されていた。
片脚を男の肩に担ぎ上げられ、横向けのまま深々と結合する。
腕は雰囲気が出るからと後ろで縛られ、口にもようやく咥えられる太さの怒張を捻じ込まれていた。
ピザ屋の子はそんな私を見て硬直していた。

「なんだボウズ、ヤりてぇのか」
財布から万札を抜いた角刈り男が訊ねる。小さな背筋が伸びた。
「あ、いや俺はっ……!」
「なぁーに、いいんだぜ?どうせここにいる人間全員で輪姦してる最中だ。
今さらガキの1人増えたところでどってこたぁねえ。
よぉーく見てみな、別嬪だろ?ボウズのクラスメイトにあれほどのがいるか?
あそこまでの相手と出来る機会がそうそうあると思うか?」
男の囁きに、ピザ屋の子の喉が鳴る。
彼は鼻を膨らませて私を見ていた。私の顔、胸、脚……。
私にはその視線が痛い。

「…………みないで…………」

何とかそう言うのが精一杯だった。
その瞬間、ピザ屋の子は脅えたように身を竦ませ、勢いよく飛び出していく。
「オイ、金!」
角刈りの言葉も聞こえていないようだ。
「……へへ、若いねぇ。だがどっかにチクらねぇか?」
「いや、あれは無理だな。何年野球やっても部長になれねぇタイプよ」
男達はそう嘲笑いながらピザに喰らいつく。

私はまた片脚を抱え込まれてグッグッと力強く犯されながら、あの子供のことを思い出していた。
どこか頼りなげな、守ってやらなければならない存在。
そう考えた時、翔太の顔が脳裏に甦り、先ほど見た顔と重なる。
「う!!」
その瞬間、私の中を強い電流が流れた。明らかな絶頂の予感。
私を抱いていた男もそれに勘付いたのか、一気に奥まりを突いてきてしまう。
「………………くっっ!!!!!」
その瞬間、私の奥で何かが弾けた。
膣の奥が何度も痙攣するように収縮するのがわかり、足先まで震えがくる。
男の笑いが聴こえた。

「オイ、お前いまイッただろ?なぁイッたよな、俺に突かれてよ!
傑作だぜ、そんなにさっきのガキに見られたのが善かったのかよ!?」
男は声高に叫び、脚を離して私の腰を持ち上げるようにして挿入しなおす。
「ああ!」
私は声を上げた。絶頂を迎えたばかりの中が蠢く。
他の男達も私の絶頂に興味を示しはじめているようだ。
私は初めて経験する膣内での絶頂に浸りながら、この先、一体何度絶頂を迎えるのだろうとうち震えた。

翌日の夕方からも、ライブ中継での撮影が行われた。
昨日の動画のせいか、開始時点ですでにかなりの人間がいるという。

「いっ、いくいくいくいくっ!!ああっいく、いくう、いっちゃううっ!!!!」
私は恥も外聞もなく叫び、身を捩っていた。
バスルームの洗面台に腰掛け、陰核にシャワーを浴びせられながら。
シャワーの強度はかなりのもので、またその水圧以外に、ゴム手袋をした指で優しく撫でるように転がされてもいる。
私の手首はタオル掛けに結わえ付けられ、逃げることも叶わない状態にあった。

「すげぇなぁ。嬢ちゃんの、もう小ぶりなアズキみてぇになってんぜ」
「皮もズル剥けだしな。あのままもう何回クリ逝きしてんだ、20回くらいか?
40回連続逝きなんて無茶なリクエストだと思ったが、案外速攻かもな」
「その視聴者サマの意見も残酷だぜ。
『清楚って聞いてきたけど、叫んで暴れてるばっかりで清楚かどうか解らない』とさ」
「へ。クリトリスでアクメし続けて、清楚さを保てる女なんざこの世にゃ居ねえって」
「そうそう。お嬢ちゃんが気持ち良さそうなんだからそれでいいだろ。
あの蕩けきった顔見てみろよ、エロすぎだろ。
まぁクリトリスじゃなくて、ケツの方が気持ちイイのかもしれねぇけどな」

クリトリスを柔らかく刺激され続ける私は、同時に今日もお尻を嬲られていた。
昨日と同じようにこってり丹念に指入れをされる。
「気持ちいいだろ?」
お尻に指を入れる男は、隙を見て私の耳元で囁いた。
最初は不快なだけだったその囁きも、時間が経つにつれて頭に刷り込まれてくる。

気持ちいい。クリトリスが気持ちいい、おしりも気持ちいい。
いく、クリトリスでいく、おしりを弄られながらクリトリスでいく、おしりでも……いく。

そうして、快感を得るたび、絶頂を極める度にお尻の快感と繋ぎ合わされる。
陰核の快感をお尻の快感だと何度も何度も刷り込まれ、
やがて陰核に刺激が与えられずとも、お尻の方を弄繰り回されただけで繁みの奥が潤むようになってしまう。
「ああっいくっ、もう、やすませ……ッあああいくいぐいぐっ、またイグんうううっっ!!!」
私は脳の信号が人為的に切り替えられた事実に恐怖しながらも、今はただ絶え間なく押し寄せる快感に身悶えるしかなかった。
その後も私のお尻への調教は執拗に続いた。
ある時は、私は裸のまま後ろ手に縛られ、片脚のみを天井から吊り下げられた。
縦方向に大きく脚を開いたまま秘部を晒す格好だ。
その状態で、さらに目隠しまでもが加えられる。
「いやっ、怖い!!」
私は堪らず叫んだ。
視界が遮られ、解るのは人の気配と、恥じらいの部分を見られているという事実だけ。
気が触れそうな状況だった。
その状況下で、丸見えになったお尻の穴を開発される。
その日は指入れもそこそこに、様々な道具が使われた。
アナルパールというらしい、いくつもの球が連なった道具。
アナルバルーンと呼ばれる、腸内を強烈に膨らませる心臓に悪い器具。
時には冷たく硬い栄養剤の瓶さえも捻じ込まれた。

けれども、それまでの調教ですっかり肛門の性感帯を目覚めさせられた身には、そのどれもが明らかな快感。
視界を奪われたことで感覚も鋭敏になり、お尻を弄られ、それをビデオに撮られている、という余りにもひどい状況で感じてしまっていた。

唸りを上げるバイブレーターが何度も抜き差しされる中、ついに足首に蜜が垂れるのを感じる。
「おうおう、嬢ちゃん、とうとう尻穴ほじくられて濡れたのかい」
間髪入れず指摘された事で、私自身の心もその事実を受け入れる。
機械的な羽音をお尻の穴から生じさせながら、私は幾筋も、幾筋も、蜜を溢していた。
「あ、あああ、あああ…………あ」
堪えようもなく声が上がった。
秘裂だけではなく上の口からも涎が零れていく。
床へ爪先立ちになった足指にも、太腿にも、背筋にも首筋にも、脳天にまで快感が走り抜ける。

見守る男達から雌の心を満たす声が掛けられる。
ネットの向こうの人間達からも好評を得られているらしい。
けれども私には、そんな事はどうでも良かった。私にはそれよりも、この快感に身を委ねる事のほうが心地良いのだから。

「あああ、あああああ、あああ……あああ、ああ…………」
自分の上げる声が耳元で煩く聴こえる。
私はベッドの上で膝を突き、お尻を大きく突き出す格好で這っていた。
後ろでは逞しい身体つきをした男の人が、私のお尻の穴へちんぽをねじ込んでいる。
正面から撮るカメラへの映りがいいよう、わざわざがに股に脚をひらく形での抜き差しだ。
実に大変なものだと思う。私などは楽なものだ。
ただ被害者ぶった哀れそうな顔をして、向こうが突き込んで来てくれるのを待てばいいのだから。

「フッ、フッ、フッ、フッ……!!!」
後ろの彼はトレーニングの時のような息を吐き、全力を込めて腸を穿ってくれる。
そもそも日本人では稀な極太さをもつ上に、あちこちに真珠の埋め込まれた力作だ。
それを男の逞しい力で叩き込んでくれるのだから、どうなるか。
真珠でゴリゴリと菊輪が擦れ、腸の形をへし曲げられ、奥を突かれる。
コレはもうたまらなく気持ちいい。
「んああーーーーーっ!!!!」
私は下半身全てを震え上がらせながら、シーツを掴んで乱れた口元を隠す。
私のようなアバズレに、なぜそんな楚々とした癖があるのか、自分でもわからない。
まるで私の内面に、“私ではない私”がいるみたいだ。

「へっ、相変わらず気持ち良さそうにセックスするなぁ嬢ちゃん。
解ってるか?抜き差しされる尻穴から、背筋にどろーって液が垂れててよ、やらしいぜぇ」
別の男の人が私に声をかけて来る。
あの人は、いつも私の喉奥までちんぽをくわえ込ませる人だ。
始めは苦しくて、ビデオの前で嘔吐した時は死にたくなったけど、今は喉奥に呑み込むのが気持ち良い。
私はひどい事されるほど感じるから。もっともっとひどい事がいい。
今まで私が死にたいと思ったぐらいにひどい事をフルコースでして欲しいぐらい。

こうしてバックでお尻を犯されるのなんて普通すぎる。
どうせなら、浣腸したまま縛って吊るして、極太でお尻を犯すのをまたして欲しいな。
その情景を下からカメラで撮影するの。
犯されるたびに私の顔が歪んで、おっぱいが揺れて。
そのうちお尻セックスで堪えきれなくなって、カメラへ向けてうんちが垂れるのよね。
私がいくら泣き叫んでも、浣腸されたお尻からは止まらなくって、一突き毎にひどい事になる。
それでも前の穴からも蜜が垂れるものだから、映像を観た人には誰からも同情されなかったっけ。

ギロチン台みたいな場所に頭と手首を固定されて、前後から犯されるのも凄かったな。
前からは口の中に思うままにちんぽをねじ込まれて、ゲロゲロ吐いちゃう。
同時に後ろからも犯されて、前で吐かされるのと同時に動かれて、あんまりにも苦しいから内股になっちゃうのよね。
そしたら、見栄えが悪い、脚開けって腿を真っ赤になるまで叩かれたっけ。
そうして惨めたらしく爪先立ちのがに股のまま犯されて、私は可愛そうに泣きじゃくるのよ。
それが余計に虐めたい心をくすぐるんだって、もしかしたら私、あの時点で気付いてたのかな?

……私って本当、救いようのない変態だよね。
でも私の映像が有名になった今になって、どこかの球場にいた清楚な娘なんじゃ、なんて言われてるらしいの。
おまけにその噂を真に受けて、1人の男の子が『ねえちゃんゴメン』って叫びながら自殺未遂までしたんだって。
笑っちゃう。そんな人達には、ハッキリと言ってあげたい。

『そんなに優等生じゃないよ。』

……って。
END

コメントは停止中です。

サブコンテンツ

オリジナル

パロディ