そしてクロトワが牢内に現れる。
「ここまでいろいろやらかしてくれる奴はお前が初めてだよ。
まったく退屈させないお姫様だな。
昨日あれだけの目に遭わされて、泣いて俺様に媚びてたくせに、
まだ懲りないんだな。
…もしかして俺様にもっと苛めて欲しくてワザとなのか?」
(よくもしゃあしゃあと!)
だが正論を言ったところで、この男の反応が
まったくお話にならないであろうことは分かりきっている。
正論を闘わせた結果が昨晩のあの蛮行なのだ。
「暴れ出す捕虜は縛り上げと決まっている。
お望み通り、タップリ苛めてやるよ。縛るのが得意の奴がいたな。誰か呼んで来い」
ナウシカが言いなりになっている間は谷の者に一切手出ししない。
そういう約束になっているはずなのに、
ナウシカが男たちの言いなりになっている最中に
別の少女に手を出そうとしたのだから、男が気絶してしまったのは自業自得だ。
むしろ、クシャナの発した命令に違反する行為で、
本来なら何某かの処罰が下されているところだ。
だが、残念ながらここはナウシカに個人的な悪感情を抱いているクロトワの部隊。
この場合注目されるのは、「捕虜が暴行を働いた」という一点のみである。
結果論だが、男を少女から引き離すところで留めておけば良かったのだ。
呼ばれた男が牢内に入って来た。
クロトワから話を聞かされた男はナウシカに亀甲縛りを施してゆく。
首に縄を掛け、それから慣れた手つきで結び目を作っていく。
「足を開け」
おずおずと足を開くと縄が股を回り、
それからシルクのような肌が荒縄で締め上げられていく。
縄を使ってこんな辱めがあるということをナウシカは知らなかった。
上乳がつぶされ、大切な場所に縄が食い込むのが辛い。
最後に後手縛りまでされる。
全裸とはまた違う恥ずかしさと共に、
両腕の自由を奪われ、全身を縛られてしまった屈辱感が襲う。
「ああ、姫様…」
少女たちはそんなナウシカの辱められた姿を呆然と見ている事しかできない。
男の魔の手から少女を救ってくれた姫様がこんな目に遭わされてしまう。
こんな理不尽がこの世に存在することを、少女たちは生まれて初めて知った。
「いい恰好だな。そろそろ昼か。丁度いい、お前をいい場所にご招待してやるよ」
男たちが二人掛かりでナウシカを廊下へと連れ出そうとする。
「ちょっと待って! どこに連れて行くつもり!」
少女たちにこんな醜態を見せずに済むのは救いなのだが、
それ以上に悪い予感しかしない。
「オラ、もたもたすんな! サッサと歩け!」
そう言うと、男はいきなり尻の縄を ぐいっ、と引っ張り上げる。
「キャツ!」
そのせいで大切な部分に縄が深く食い込み、一瞬身体が浮き上がってしまう。
「昼で大勢集まる所といえば決まってんだろ?」
クロトワはナウシカの股間に回る縄に指を引っ掛け、自ら先導して引いて行く。
裸体に縄を掛けられ、引かれて行く。
少女たちが見ている前で、そんな家畜同然の扱いで牢から引かれて行った。
「私がいない間、あの子たちは大丈夫なんでしょうね?」
先刻の件で、このタイミングでの悪い冗談は本気でヤバイということを
クロトワは心得ている。
後ろ手に縛られた状態でも、この女なら何をしでかすか分かったものではない。
「心配すんな。お前が戻ってくるまで牢には誰も入れないからよ」
牢内に残された少女たちは相当心細いだろう。
足音がする度不安で仕方ないに違いない。
ユパ様に別室に移ってもらうのは1日早かったかもしれない。
長い通路を進み、そしていくつかの角を曲がり大きなドアの前に立つと、
「ここだ」ニヤリと笑い、それから勢いよくドアを開け放つ。
騒々しい話声と共にナウシカの視界に飛び込んできたのは、大勢の男たち。
ナウシカが連れられた場所、それは船内の食堂だった。
食堂の入り口で呆然と立ち尽くすナウシカだったが、
クロトワから背面の縄を掴まれ、そのまま後ろに引っ張られる。
突然のことに、よろけそうになりながらそのまま後方の壁にぶつかってしまう。
そして、まるで子猫の首根っこをつまんで持ち上げるように、
縄を食堂入り口の出っ張りに引っ掛けられてしまった。
壁に張り付けられた状態で大勢の兵士たちに縄目の姿を晒される。
小柄なナウシカには出っ張りの位置が高過ぎた。
そのままでは縄がキリキリと身体に食い込んでしまうため、爪先立ちになってしまう。
そんな半吊り状態なのに加え、後ろ手に縛られているせいで、
不自然に胸を突き出す恰好になってしまう。
突然の出来事に食堂内にいた男たちがどよめいた。
「ちょっ、、こんな恰好で…いくらなんでも酷いわ!」
内股で足を閉じ、恥ずかしさのあまり俯いたまま訴えるが、
クロトワはそんな言葉に一向に構わず、その場にいる男たちに告げた。
「諸君、紹介しよう。
コイツはたった今我々の仲間を暴行して失神させた極悪の囚人だ。
罰として昼休みの間、縛って晒し者の刑に処することにした。
まあ、適当に相手してやってくれ」
食堂にいた兵士たちから歓声が上がる。
「こんな…酷い、酷過ぎる…」涙ながらに訴えるのだが…
「不服ならここじゃなくて、船外で晒し者にしてやってもいいんだぜ?」
「せ、船外…」
鬼のようなその言葉に血の気が引く。
この男はどこまで残忍なのか。一体どこまで人の心を踏みにじれば気が済むのか。
「お姫様にこれをプレゼントしてやろう」
わらわらと集まってきた男の1人がどこから持って来たのか、
鼻先に洗濯バサミを突き出してくる。
手を出すこともできないし、
意図を図れぬまま、ただその手元に視線を落としていると、
男は双丘の先端をそれでキュッと挟む。
「っっ!」
「よくお似合いで。お姫様」
胸に掛けられた縄のせいで不自然に上を向いた乳房の先端を挟まれてしまった。
洗濯バサミは文字通り目と鼻の先にある。
だが、こんなにも自分の目の前にあるのに、
その痛みと羞恥の元をどうすることもできない。
船内では食堂が数少ない広々とした自由なスペースでもあり、
食事が済んだ兵士は特に用がなければそのまま仲間同士
ここに留まってゆっくりすることが多い。
実はこの時、食堂内にはナウシカの人柄に感服し、
もはや性の対象として見ない者がいた。
だが彼らは少数であり、食事が済むと、そそくさと席を立ち、
食堂から出て行ったのであった。
初日、牢内の兵士たちの多くがナウシカの自己犠牲的な態度に感心したのだが、
翌日以降なかなか同様の現象は起こらなくなってしまっていた。
ナウシカに関する噂が艦内にすっかり広まってしまったためである。
ナウシカが谷の人々のために自らを差し出しているのは事実なのだが、
同時に4人のコマンド兵を撲殺し、クロトワを気絶させ、
そして今また新たに犠牲者が出た。
民を庇い、身代わりとして敵兵に己の体を差し出す健気なお姫様。
だが同時に、自分たちに対して牙をむく凶暴な女でもある。
今回のことだって、男の規則違反のことよりも、
ナウシカが既に気絶した男を更に殴り続けようとしたことだけが
尾ひれをつけて船内を駆け巡るのだ。
「おい聞いたか? あの小娘、またやったってよ!」
噂話としては、こちらの方がずっと広まりやすい。
きちんと事情を知ればナウシカの行動は尤もなのだが、
「我々の仲間が打ち倒された」ということがどうしても先行してしまう。
そして、こういう情報を先に受け取ってしまうと、
ナウシカの自己犠牲的な態度の方に目を向けるような者はまず現れない。
初日ナウシカに感服した男たちの中には、
そのことを他の男たちにも知らせようとした者もいるのだが、
完全に逆風になってしまった。
そういう男たちはナウシカが凌辱されている最中、決して牢に近づかない。
結果として牢内はいつも
ナウシカを性の対象と見なす者ばかりになってしまった。
「あの若さで民の身代わりになるなんて、大したお姫様だよな」ではなく、
「仲間の仇をとって俺がたっぷり鳴かせてやる!」
最初からこういう状態なのだ。
時間が進むにつれ、ナウシカの周りには更に大勢の男たちが集まってくる。
船内に虜になって今日で3日目。
牢内にはこれまで多数の男が押し寄せ、
ナウシカはもうかなりの数の兵士の相手をさせられたのだが、
トルメキア軍は風の谷に艦隊を組んで飛来しており、
ナウシカを慰み者にする権利は、
どの艦の所属かに関係なく、非番の者に等しく与えられている。
だからナウシカを求めて牢内に入って来た男たちは、他の船の者の割合が多かった。
故にナウシカを捕えている旗艦の所属でも、これが初対面の者がまだまだいる。
「へぇ、これがこの国のお姫様か」
「まだまだガキだが、美味そうなカラダしてるじゃねぇか」
「オイ、このお姫様、濡れてるぜ?」
下腹部を縄できつく締め付けられ、半吊りにされ、
男たちから中にタップリと出されたモノと自らの愛液が流れ出ていた。
なんとか内股で足を閉じ、必死に隠していたのに、とうとう気付かれてしまった。
足の片方を持ち上げ、力ずくで開かれてしまう。
下唇を押し広げて食い込んでいる2本の太い縄もすっかり濡れており、
内腿には数条の精液が光っている様が大勢の男たちに晒されてしまった。
1人の男が内腿を指で掬い、わざわざ本人の目の前でまじまじと眺める。
「オイオイ、すげえ感じてるんだな」
「お前、縛られて放置プレイでこんなに興奮するのか。」
「ちっ、違うっ! これはさっき…さっ、イヤァ、止めて! 止めなさい!」
見ていた別の男が、縄で押し広げられた下唇をぬるぬると撫で始める。
つられるように他の男たちもその身体に手を伸ばしだす。
「お姫様、ちょっとこっち向いて」
男たちから伸びる手に懸命に身を捩って抵抗していたナウシカは、
ふいに呼ばれ、目線を上げた。
目の前の光景が一瞬信じられない。
なんと男は写真機を構えており、撮り始めたではないか。
「!! やめてっ! やめてえ!!」
泣き叫ぶように懇願するが…
「いいじゃねぇか、減るもんじゃなし。どうせお前、ドMなんだろ?」
そう言うと更に何枚も撮り始めた。
「違う違うっ!」
「写真は有効に活用してやるからよ」
男たちの悪戯は更にエスカレートする。
男たちから股をM字に持ち上げられ、
そしてかろうじて隠れている大切な部分のロープを広げられてしまう。
「お姫様とのツーショット撮ってくれよ」
などと勝手なことを言い出す者まで出始める始末だ。
「やめなさい! っ!! いい加減にしてえっ!」
泣きながら訴えるが、男たちはまったく聞く耳を持たない。
ナウシカの泣き叫びながらの必死の抵抗は、
却って男たちの獣性を煽る結果になってしまい、
食堂にあったスプーンの柄を挿入しようとする者まで現れた。
「キャッ! ちょっ、やめてっ! …やあっ!」
そんな最悪の状態で間断なく響くシャッター音。
「姫様、男の子たちがエッチなんだよ!」
小さかった頃、同年代の女の子からそんな訴えを聞かされることがあった。
今でも時々そんな相談を持ちかけられることがある。
ナウシカ本人は「王族の娘」という立場とその性格故か、
これまでに何かあからさまなことをされたり言われたりしたことはない。
そのため、男の子がどうとか聞かされてもピンとこなかった。
しかし胸が目立つようになった頃、谷の男たちの視線が、
瞬間的に自分の胸や腰の辺りに向くことがあるのに気付くようになった。
なんとなく視線を感じてそちらに目をやると、男が自分の胸を凝視している。
こちらの視線に気付くと、慌てて視線を逸らす。そんなこともあった。
そして、そういうことが気になりだしてからは、
男性から自分に向けられる視線の中に時折、
何とも表現しようのない異質のものが含まれていると感じるようになった。
それは自分より年若い男の子たちの視線にさえ含まれることがある。
そして程なくそれが性的なものであることを理解するようになる。
年上の女性たちにそれとなく相談してみると、
「姫様。男っていうのはそういうものですよ。」
「姫様の赤ちゃんを抱くのが楽しみだわ~」
大抵そうやってはぐらかされてしまった。
性的な興味がまったくないと言えばウソになる。
でもそれは、愛する人の為にこの身を捧げたいとか、
自分も愛する人との間に子供を宿したいというところに由来するものだ。
「男と女は根本的に違う」
それが、見聞きしたことに基づいていろいろ考えた末の自分なりの答えだった。
虜になってからされてきたことを自分に置き換えてみる。
誰彼構わず男の裸が見たいなどとはちっとも思わないし、
自分の性的な欲求を満足させるために男に奉仕を強要するなんて、
想像するのも嫌だ。
まして、好きでもなんでもない男を裸にして何かしようなんて、背筋が寒くなる。
どう考えてもこれは自分にはこの先も絶対に相容れない感覚だ。
クロトワが自分をしつこく辱めるのは、自分に対する敵愾心から。
これは分かる。
他の男たちが自分を求めて牢にやって来るのは、己の性的な欲求を満たすため。
一応頭では理解できる。
では、この男たちは?
一応の仮説は立てられるが、自分にこんなことをして、一体何が楽しいんだろう。
何がここまで男たちを駆り立てるのだろう。
改めて男と女は根本的に違うということを思い知らされた。
男たちは尚も執拗にナウシカの身体を弄ぶ。
その性器に更にスプーンを入れようとする者まで現れた。
気持ちが溺れそうなのをなんとか押し留め、キッと男たちを睨み付けた。
「よ、寄ってたかって1人の女をこんな…あなた達、恥ずかしいと思わないの!?」
「まったく、おめでたい奴だな」
クロトワだった。
「暴行を働いたせいで罰を受けてるんだっていう自覚がまったくネェな」
そして自分の隣りに立っている兵に問う。
「囚人に反省の態度がまったく見られない時はどうすればよいか?」
「ハッ! 刑を更に重くします!」
「よろしい。オイ、縛りを更にイヤらしく…じゃなかった。厳しくしてやれ」
周囲の兵士たちは今にも吹き出しそうだ。
さっきナウシカを縛った男が再び現れる。
男が何事か尋ねると、クロトワは満足そうに頷いた。
男はナウシカを胡坐をかいた状態で座らせると、その恰好で足を固定した。
更に足首から首に縄を回して前屈みの状態にする。
両足は胡坐で、両腕は後手でそれぞれ縛られ、上体は前屈みで固定。
これでもうナウシカは僅かしか身体を動かすことができない。
「なかなか似合うじゃねぇか。いい恰好だな、メス犬!」
しゃがみ込んだクロトワが股間に食い込む縄をはじきながら言ってくる。
ナウシカはただ顔を伏せて悔し涙を流すのみ。
こんな恰好、とてもあの子たちには見せられない。
牢に戻る時には、せめて自由に歩ける状態に戻してもらわなければ。
そんなナウシカの前に1人の男がやって来て、
ナウシカの肩に足をガッと乗せたかと思うと、いきなり乱暴に蹴とばした。
「アッ!」
一切受け身を取ることが出来ず、人形のようにそのまま後方に倒され、
胡坐をかいた状態で開いた股が露わになってしまう。
自分を蹴り倒した男を睨み付けると、
それはナウシカがこんな戒めの姿を晒すきっかけを作った張本人だった。
まともに殴られたせいで瞼と口元が赤く腫れている。
「キサマァ、さっきはよくもやってくれたな!
おかげで後頭部にデカイコブができちまったぞ! どう責任をとるつもりだ!」
命令を無視して少女に手を出しておきながらこの物言い。
クロトワの同類だ。ここで言い返したところでロクなことにならない。
「仲間の前で恥をかかされたからな。お前にもタップリ恥をかかせてやる!」
「コイツをぶち込んでやるからよ!」
男が取り出したモノに、驚きのあまり見開いた瞳で思わず凝視してしまう。
それは、極太の張型だった。
生まれて初めて見る禍々しく反り返った物体。
既に嫌という程たくさんの怒張した男根を見せられたが、
そんなものとはまったく比べ物にならない。
これは本当にこうして人間の女性に使用するモノなのか。
悪趣味なオブジェか何かの間違いではないのか。
これが本当に人間の女性に使用することを意図して作られたものだとしたら、
作ったのはきっと、女の体のつくりを知らない人間なのだろう。
これはあり得ない。悪い冗談に決まっている。
「お前に選ばせてやんよ。ドッチに挿れて欲しい?」
お尻の方が狭く、苦痛も段違いであるということはもう分かっている。
ここは性器を選ぶのが正解だ。誰でもそう答えるだろう。
それでもナウシカがまだ処女であったなら、貞潔と引き換えに代償として
どれ程の苦痛を味わわされるとしても、迷わずお尻を選んだだろう。
処女を失ってしまった今でも、どちらか選べと言われたら、
たとえ変態呼ばわりされることになろうとも尻穴を選ぶ。
自ら性器への挿入を求めるというのはナウシカにとって、
未だそれほど気まずいことであった。
しかし、これはいくらなんでも規格外だ。恥ずかしがっている場合ではない。
「…アソコに…して」
「いいだろう」
性器も尻穴も縄が掛けられて最低限隠れた状態になっているのだが、
男は縄を左右に広げて下唇の外側に掛け、性器を開く。
そこは男たちから散々辱められたせいで今尚十分に潤っており、
雌の臭い、雄の臭いが混ざり合っている。
背中を丸め、前屈みの状態で縛られてしまっているせいで、
ナウシカが固唾を呑んで見守る中、巨大な張型がぬるっと当てがわれる。
「全部呑み込ませてやるからよ!」
真っ白な太腿に手を掛けると、男は押し込み始めた。
むにゅう、と膣口を押し広げ、巨大な張型が割り込んでくる。
(くうっ!)
やはり相当太い。思わず声を上げてしまいそうになるが、
張型はまだほとんど男の手に握り絞められており、まだ少ししか入っていない。
本当にこんなものが全部入るのだろうかと不安が募る。
「へへへ、やっぱ相当キツイな」
そう言いながら男は押し込む手に更に力を加えた。
グロテスクな亀頭が膣口をこれでもかと割り開いていく。
「…カッ! カハァ… ァ…」
表情が苦痛に歪む。
胡坐で縛られた足の指が全部握り絞められ、ブルブルと震える。
そして巨大な亀頭部分がどうにか全て呑み込まれた。
普段はぴったりと閉じられている清楚なその部分が、
禍々しい張型を打ち込まれ、大きくその形を歪められてしまった。
「ハァ、ハァ、ハァ」
努めて平静を装っていたいのに、どうしても息が上がってしまう。
「へっ、そ~ら! このまま残らずツッコんでやる!」
男は更にそれをズブズブと根元まで捻じ込んでいく。
表面に施された大袈裟な凹凸が膣壁を抉っていく感覚がどうしようもなく不快だ。
「くふうぅぅぅ…」
奥歯を噛み締め、必死に堪える。
そして極太の張型がすっかり根元まで呑み込まされた。
あの巨大な物体が今は全部自分のお腹の中にある。
外側に引っ掛けられていた縄が戻されると、
縄によって張型の底部が更に奥に押し込まれ、先端が子宮を押しつける。
「くひぃっ!」
ツキンと嫌な痛みが走る。
男根を模した極太の物体が膣を満たし、
先端が子宮を押しつけるなんとも言い様のない感覚。
なんとなく胸のあたりまで挿入されているような気がする。
「ハァ! ハァ! ハァ!」
「随分喘いでいるじゃねぇか。コイツがそんなにイイのか?」
溢れる液体で下唇をぬるぬるとなぞりながら男が言ってくる。
冗談じゃない。痛みと嫌悪以外に感じるものなどあるものか。
この男に妻はいるのだろうか。いるとしたら、きっと世界で最も不幸な妻だ。
だがここで思っていることをそのまま口にしたら、
この上更に何をされるか分かったものではない。
ナウシカは毅然とした表情を崩さず、黙っていた。
つい先刻、男たちの言いなりになっている最中、
約束を破って少女の身体を劣情の手で撫で回し、
泣き叫ぶほどの恐怖を与えたのはこの男だ。
普段、とても笑顔の可愛らしい女の子なのに、これからあの子と会う度、
恐怖に怯える表情と涙、それにあの叫び声を思い出すことになるのだろう。
絶対に許せない。誰が泣き言など言うものか。
それよりも、今は一刻も早く抜いて欲しい。
「ハア、ハア、…もっ、もうこれで気が済んだでしょう。早く抜いて!」
「ナニ寝ぼけたこと言ってんだお前。この程度で許してもらえると思ってんのか?」
男は小馬鹿にしたように言いながら、取り出したモノをナウシカの腹に乗せる。
「!!」
それは、今挿れられたのと同じモノだった。
「ヘッヘッヘ、コイツもぶち込んでやるからよ!」
「そんな! 話が違います!」
「ハァ? 誰が1本だけって言ったよ? 順番決めさせてやっただけだぜ?」
「そっ、そんな!」
男は張型でナウシカの腹をトントン叩く。
「コイツも丸ごとぜ~んぶお前の腹ン中に挿れてやるよ」
「イッ、イヤ!」
「ちっとは濡らさないと入りそうもないな。オイ、コイツを舐めな。
それとも俺が舐めてやろうか?」
男がニヤニヤと尋ねてくる。
「…自分でします」
男がナウシカの口元に張型を突き出す。
改めて目の前で見せられると、その巨大さに心底鬱になる。
これからこんなものが大切な処より更に狭い所に
無理やり挿れられるのかと思うと泣きそうになってしまう。
口に含んだ張型は微かに血の臭いがし、塩気がある気がする。
これは、これまでもこうして女性たちを苦しめてきたのだろうか。
口いっぱいに頬張り、なるべく沢山唾液をからませる。
「それじゃ、ケツにもご馳走してやるからよ」
男が尻穴に掛かる縄を尻の頬に引っ掛けると、
キュッと閉じている可愛らしい部分が衆目に晒される。
「う…」
張型で尻穴をつつかれると、緊張から思わず力んでしまい、ソコはヒクヒクと蠢く。
改めて見比べると、この小さなすぼまりが、こんなに開くとは正直思えない。
たった今までナウシカの口にあり、十分湿らされた張型はひんやりと冷たい。
「力抜いてろよ。まあ別に裂けちまっても知らねぇけどよ」男は押し込み始めた。
既にその太さは体感済みなのだが、伝わってくる感触に驚愕する。
尻穴だけでなく、お尻の肉にも張型が当たり、
尻穴の周辺部分まで大きく巻き込んで押し込まれる。
まるで男の拳を押し付けられているような感覚だ。
こんなものが入るとはとても思えない。
「ムッ、ムリよ! こわれてしまうわ!」
その様子を取り囲んで見ている男たちの目にも、これはちょっと入るとは思えない。
尻穴が広がって張型を呑み込むというより、
巨大な張型が尻穴の周囲の肉を巻き込んで奥へと引きずり込んでゆき、
ソコはみるみる陥没していく。
「くはっ! …アッ! ヤメッ!」
仮にこの場にクロトワがいたとしたら、
如何に嗜虐の塊のようなこの男でも流石に止めさせたであろう。
「小娘に大事無いように」というクシャナの指示は一応全員に伝えられたのだが、
その意をきちんと汲む者がたまたまこの場に1人もいないことが災いした。
ここにいる男たちの感覚は未だに、
「使い物にならなくなったら他の女と取り替えればいい」というものだったのだ。
特にこの男にとって、
こんな小娘の尻穴が裂けようがどうなろうが知ったことではない。
今はとにかくこの張型をぶち込みむことで、
自分がされた以上の苦しみと羞恥を与えてやることしか頭にないのだ。
悲鳴を上げて悶絶するナウシカに構わず、男は尚も強引に捻じ込もうとする。
前屈みの体勢のナウシカには、下卑た笑みを浮かべる男が自分のお尻を見詰め、
巨大な張型を握り締めた腕に力を込め、強引に押し込む姿が目に入ってしまう。
つい先程この男を少女から引き剥がし、床に叩きつけてやった。
だが、股を広げられ、両手両足を縛られてしまった今の状態では、
この男の蛮行から自分の身を守る術がない。
この行為を止めてくれる者もおらず、
ただ尻穴を晒し、男からされるがまま、それを受けとめるしかないのだ。
「ハアッ! や… アッ! ア…ア…」
仰向けに寝かされており、胡坐の状態で足と首に縄が掛けられ、
丸まった状態になっているのだが、
強烈な痛みと苦痛から顎が上がり、やがて頭が仰け反ってしまう。
既に1本咥え込まされているせいなのか、
裂けてしまいそうなほどに押し広げ、押し込もうとするが、なかなか入りきらない。
「フン、やっぱムリか。」
亀頭の途中まで入ったところだったが、男は押し込む手を緩めた。
周囲の粘膜も肉も巻き込んでせっかく途中まで押し込まれた亀頭部分が
その形のせいで尻穴から、鋭い痛みと共に押し出され、そして外された。
尻穴周辺がジンジンと痛い。
これはいくらなんでも尻穴には大き過ぎだ。
流石に諦めたのだとホッとしたが、
男は油のようなものを取り出して張型に注ぎ、次いで尻穴にも振り掛ける。
(まっ、まだ続ける気なの!)
男が止める気などまったくないことに愕然とする。
そしてソレは再びヒリヒリと痛む場所に当てがわれた。
これからまた今の苦痛を味わわねばならない。
お尻が熱い。
ソレは先程より気味が悪いほどぬるっと沈み込んでいくのだが、
やはり途中から猛烈にきつくなる。
「いっ、嫌っ! こわれちゃうわ! 本当にもうムリです…」
「ハア? 知らねえよ! 全部ぶち込むまで許さねぇからな!」
男は更に力を込め、ごりっと強引に捻じ込んでいく。
「ぐはあっ! だめぇ…ムリ…やめ…てえ…」
悲鳴が裏返り、涙がこぼれる。
こうしてナウシカが極太の張型を無理やり捻じ込まれ、
苦痛と恐怖に襲われ、それでも懸命に耐えている最中も、
写真機を構えた男はずっと付きまとっており、その様子をずっと撮っている。
断続的に響くシャッター音が耳触りだ。本当に癪に障る。
喘ぎながらもキッとそちらに目を向けるが、
苦痛、羞恥、怒り、侮蔑の入り混じった表情は、男にとって格好の被写体でしかない。
張型を無理やりこじ入れられる苦痛と嫌悪が全身を襲う。
体中縛られているせいで身動き出来ないと分かっていても、
全身に力が入り、縄がギリギリと音を立てて食い込み、思わず声が漏れてしまう。
後ろ手に縛られた手がギュッと握られ、真っ赤に震える。
「ふううぅぅぅ…」
(力を抜かなきゃ、力を抜かなきゃ…)懸命に呼吸を整えようとする。
いよいよカリの部分にさしかかり、尻穴が最も拡張されてしまう。
強烈な痛みに頭がぼうっとする。
もう今この瞬間に裂けてしまうかもしれない。
それでも男はナウシカの太ももに片方の手を乗せ、体重をかけると、
尚も無理やり押し込んでいく。
「ア! アガ…ガ… ガハァ!」
もう呼吸も何もどこかへいってしまう。
ナウシカの脳裏には、自分の尻穴が裂けて血が噴き出す場面が浮かぶ。
そして、どうにか無事に亀頭が入りきった。
「すげえ…」周りで見ていた男がつぶやく。
これが元は完全に閉じていた部分だとはとても思えない。
ちょっとしたはずみで裂けてしまいそうだ。
張型を抜いたら、ちゃんと元通りキュッとすぼまるのだろうか。
「へへへ、ちゃんと入るじゃぇか。」
最大限に尻穴を開かせたソレは、メリメリと直腸をこじ開けて侵入してくる。
「ぐふううぅぅっ!」
ギュッと目をつぶり、痛みに耐える顔が震え、汗が滲む。
こんな場面を少女たちに見られなかったことがせめてもの幸いと言うべきだろう。
やっと全てを呑み込ませると、男は縄を戻す。
「ハア、ハア、ハア…」
小さな身体に極太の異物を2つもこじ入れられてしまった。
全身汗びっしょりで、
苦痛と恐怖を必死で耐えた瞳には疲労の跡がありありと残っている。
張型にはくびれがあり、奥に入っていってしまう恐れはない代わりに、
縄で出口を塞がれているため、どんなに息んでも自力で抜くことは不可能だ。
2本の並んだ荒縄が掛けられても、尚その姿が見えている。
巨大なモノを同時に2本も咥え込まされ、お腹がどうにかなってしまいそうだ。
特にお尻を拡張される感覚が辛い。
自分の腹があらぬ膨れ方をしてしまっているのではないかと恐る恐る確かめる。
腹の中央に沿って少し膨れているような気もするが、
縄目越しの腹は滑らかで、巨大なモノが捻じ込まれているようには見えない。
少しだけホッとするが、それでも感覚的には、
まるでトリウマのクイが産んだ大きなタマゴが胎内に1つ、
そしてお尻にもう1つ、半分顔を出した状態でつっかえている様な感じだ。
苦しいし、なんとも落ち着かない。
ちょっと身を捩ると、下腹部にごりっ、と嫌な感覚が伝わった。
「うっ!!」
苦痛に思わず顔をしかめる。
「随分大人しくなっちまったな。さっきまでの威勢はどうした?」
男が勝ち誇ったように見下ろしてくる。
だが、今のナウシカにはもう男を睨み付ける気力は残っていない。
「…お願い、もう抜いて。 早く抜いてください!」
「何言ってんだオマエ。せっかく苦労して入れてやったんだ。
しばらくそうやって反省してろ!」
なんて盗人猛々しい男だろう。
絶望的な気分になっているところへ、別の男が近寄って来る。
それはナウシカに唯一の肉親を殺されたあの男だった。
男はナウシカの股間目がけて勢いをつけ、蹴りを入れようとする。
「ヒィッ!」
思わず首をすくめ、目をつぶるが、それはただの脅しだった。
だが男は股間を蹴りはしない代わりに、
張型を咥え込まされた2つの穴をグリグリと踏みつける。
「イヤーーーーーッ! ヤッ、ヤメテェ!」
子宮を更に押し付けられ、そして尻穴に無理な力がかかり、鋭い痛みを発する。
何より、既にギリギリのことをされているのにこの上更に無茶をされ、
下腹部が破壊されてしまうのではないかという恐怖が襲う。
ようやく足を離した男を恐る恐る見上げると、
男は氷のような笑みを浮かべ、ナウシカを見下ろしていた。
何も言い返せず、目を逸らしてしまう。
こうしてナウシカは昼の食堂で、大勢の敵兵達の前で身体中縛られ、
両穴に太い異物を挿入された姿を晒すことになる。
「こんなモノを2つも咥え込みやがって。はしたない奴だな」
「俺、敵兵の前でこんな目に遭ったら即死ぬわ」
そんなことができるのならどんなに楽なことか。
自分の身体を男たちに差し出すことで谷の人々を守っているナウシカは、
どんなに屈辱的な目に遭わされても、死ぬことすらできないのだ。
クロトワもそれが分かっているから猿轡などしない。
写真機を持った男はナウシカをまるで物のように起こしたり倒したりしながら、
様々な角度から撮り続けている。
終いには張型をズルリと引き抜き、性器のアップまで撮り始めた。
「コイツは撮り終わったらすぐ戻してやるからよ」
性器の圧迫感から一時的に解放されたのは良いのだが、
せっかく苦労してどうにか入ったというのに、
また再びあの挿入の苦痛を味わわなければならないと思うとげんなりだ。
お尻の張型を抜くのだけは絶対に勘弁して欲しい。
あの苦しみは本当に懲り懲りだ。それを再び味わわされるのはもうイヤだ。
一時的な解放感と引き換えに、男が目の前で屈みこむようにして
写真機を自分の性器に向け、盛んに撮られてしまう屈辱。
普段ならこんな男、接近すら許さないのだが、今はまったくの無防備だ。
あられもない恰好を晒し、男の好きなように撮られ続けるしかない。
これが一体どういう使われ方をするのかと考えるとたまらなく恐ろしい。
もういい加減にしてと言いたい。
生まれつき色素が薄いせいなのか、
ナウシカの性器はまるで脱皮したばかりの幼虫のように青白く、柔らかい。
そんな様子を男は次々撮っていく。
仕舞いには張型とは別の何かを次々に刺しながら撮り始めた。
もう何を挿れているのか確かめる気にもなれない。
「貴方…本っ当に、うっ! ヘンタイね…」
「こんな恰好してた奴が気取ってんじゃねぇよ」
そう言いながら男は1枚の大きな写真を取り出す。
「オイオイ、こりゃあ…」写真を覗き込んだ男たちがどよめいた。
次いで男はニヤニヤとその写真をナウシカの方に向けた。
「!!」
その瞬間ナウシカは目を大きく見開き、次いで男に怒りの視線を向ける。
昨晩の最悪の瞬間を撮られてしまっていた。
男が使っている写真機は手作りの木箱のような原始的なもので、
下劣な表情で男が掲げる写真はモノクロで紙質も悪く、
それ程鮮明ではないのだが、そこには
股を開き、腰を高々と浮かし、己の指で大切な処を割り開く自分が写っている。
パックリと開いた膣口の奥に己の指が深く入っていっている様子が
嫌と言う程映し出されている。
それは、蛇が獲物を丸のみするかの如く生々しい。
大勢の男たちの前で、しかもよりによってユパ様の前で、
自分はこんな恰好で、こんな表情で、
父の仇に対して懸命に誘うメスになり果てていたというのか!
忌まわしい記憶がまざまざと思い起こされる。
「おのれぇ! このゲスめっ! よくも…よくもおっ!」
縛られていなければ、今すぐ写真を細かく破り捨て、
写真機をメチャメチャに壊してやりたい。
手が出せないのが本当にもどかしい。
すると男は指をぬるっとナウシカに差し入れ、それをの目の前に突き出す。
指から口元に雫が垂れた。
「口のきき方に気をつけろよ?」
そう言うと、男は張型を再び挿入し始めた。
「くうっ!」
「偵察隊の連中に言えば、いくらでも好きなだけ現像できるんだぜ?
この写真を大量に作って船内至る所に貼り付けてやろうか?
それとも谷にばら撒くことを参謀殿に提案してやろうか?」
そんな提案をされたら、あの男がどんな反応を示すかなんて、分かりきっている。
間違いなく二つ返事だろう。
「ぐはっ! そんな…やめてっ! アギッ! お、お願い! 謝るから許してっ!」
この船に虜にされてから、たくさんの男たちに凌辱されてきた。
だがこの写真は違う。
力ずくで無理やり恥ずかしい恰好をとらされているのではなく、
自らこんな恰好になっているのだ。
しかも写真の自分はクロトワに向かって微笑んでいるようにさえ見える。
仮に谷の人たちがこの写真だけ見せられたとしたらきっと、
自分が狂ってしまったか、それとも正真正銘の痴女に墜ちてしまったと思うだろう。
クロトワはもうこの写真を見たのだろうか。
まだ見ていないことを、そして今後決してあの男の目に触れないことを切に願う。
あの男がこんな写真を目にしたら、反吐が出るようなことを次々考えつき、
そして何の躊躇もなく実行するだろう。
そうなれば、艦内に、そして谷中にこの写真が出回るのはきっと時間の問題だ。
こんな写真、少女たちにはとても見せられない。
谷の人たち、特に谷の男たちに見られるなんて、絶対に絶対に嫌だ。
「こんな…こんな写真…やめて! 謝るから許してください!」
だが男は返事をしようともせず、張型を挿入し、縄を戻した。
死んだ方がましだと何度も思ってしまうような凌辱を繰り返され、
心も身体もズタズタに蹂躙された。
自分は被害者なのだ。
それなのに今、自分は加害者に対して必死に謝っている。
最悪の写真を撮られてしまったことに対し、自然な感情を表しただけなのに、
当然の感情を示させた相手に泣きながら懇願しているのだ。
張型が挿入される苦痛に耐え、ただ泣きながら男の慈悲にすがるしかない。
なんという理不尽。
「じゃあ、今撮った分を早速現像してくるからよ。楽しみにしてな」
「ちょっと待って! お願い! やめて!」
その後も群がる男たちから身体を弄ばれ、卑猥な言葉を浴びせられる。
しかしショックのあまり、もう一々相手する気力も失われてしまった。
父殺害の直接の指揮を執り、しかもそのことを面白半分でからかうクロトワを
自分は絶対に許すことができない。
父の死は大ババ様はじめ谷のたくさんの人に深い悲しみとショックを与えた。
自分はクロトワに対して強い敵愾心を持っているし、それは当然のことだ。
しかしその一方で、自分も4人の命を奪ってしまった。
その4人にも大勢の親族、友人がいるのだろう。
その大勢の悲しみと憎しみのすべてが自分に向けられるのだ。
そのうちの1人から、報復として処女を奪われてしまったが、
それでも依然として彼が自分に強い怒りを宿し続けているのは
さっきの様子からも明らかだ。
生まれてこのかた、あれ程強い憎しみ示された経験のないナウシカにとって、
これは少なからずショッであった。刺すような視線が脳裏から離れない。
自分がしたことの4倍の負い目を、これから一生負わねばならない。
(もしかして、今私は報いを受けているのかしら)
ふとそんな考えが沸き起こる。
何度祈ってもその祈りは通じず、
それどころか谷の少女たちが船内に引き込まれている。
状況は悪くなる一方だ。
もしかしたらクロトワは処女を奪うのを遠慮しているのかもしれない。とか、
口に含まされた際、相手が座ったままでいることに憤ったりしたこともあった。
(今考えるととんだ笑い種だわ)自嘲気味にため息をつく。
クロトワに加減や遠慮などかけらもない。
この先も想像を遥かに越えることをされることを覚悟せざるを得ない。