ユカは目を覚ました
頭がぼぅっとして考えがまとまらない
なんで私はベッドで寝ているんだろう
ここはどこかの部屋のようだ。窓のない寒々しい部屋。地下室だろうか
なんで?学校から帰る途中のはずなのに・・・
頭が割れるように痛い。ここは・・・いったい?

「こんにちわ、ユカちゃん」
「え・・・あ?だれ?」
目の前に見知らぬ男の顔があった。あまりに近い
頬を赤らめるとユカは思わず顔をそむけた
ショートカットの髪がそれに合わせてさらりと流れる

だが、何かがおかしい
腕だ。腕が固定されていて首が回せないのだ。
見るとユカの細い腕は頭の上でロープでベッドの柵にくくりつけられていた
必死に逃れようと腕を動かしたが
ロープが食い込み腕の皮膚がすりむけるだけに終わった。ひりひりと痛い

「え?・・・なに、これ?なんで?」
「なんだろうね?」
男は楽しげに笑っている
まだ若い。快活で親しみを感じさせる笑顔だ
だがユカは急に恐ろしくなってきた。この人、だれ?
「・・・あなたは誰ですか?」
「やだなぁ、忘れちゃったの、ユカちゃん?頭を強く殴りすぎたかな?」

思い出した。学校の帰り道に車からこの男に道を聞かれたのだ
とても困っているようだったのでユカは教えてあげることにした
車の中の見づらい地図。窓からのぞきこむ自分。そして衝撃。引きずり込まれる感覚。そして暗黒・・・

「なんでこんなことを?」
「ユカちゃんが可愛かったからさ。ねえ、ちょっと遊ぼうよ」
「ふざけないで!早くほどいてよ!」
毅然と男に向かって言い放つ

縛られている恐怖や不安などはおくびにも出さない
ユカの黒く大きな瞳が怒りに輝いていた
人形のように愛くるしい顔に強い意思が宿る。なかなかの迫力だ

正義感の強いユカはこういった理不尽な行為が許せなかった
もっとも可愛らしい外見に似合わぬこの性格は
学年トップクラスの容姿も持ちながらもこれまでユカに彼氏を持たせることを妨げてもいたのだが・・・

だが男は動じなかった
見ると何かハンカチのようなものを鼻先に当てている
どこかで見たような気がする

「うぁ・・・あ!それ!」
それはまさにユカのお気に入りのパンティだった。
今朝はいたばかりだからよく覚えている、つまり・・・
「ノーパンでいきがっても怖くないんだけど(笑)」
血が凍るような恐怖にユカの顔が青ざめる
嘘だ。嘘に決まっている
視線を下ろした自分に見えるのはいつもの自分の制服だ
だが足もベッドの下の柵に広げるようにくくりつけられており
この位置から自分のスカートの中を見ることはできない
もぞもぞと腰を動かしスカートをずらそうとするが
うまくいかない
太ももが徐々に露になり
まるで男を誘っているようにも見える

焦るユカを笑いながら眺めていた男がスカートの中を手を入れる
手をはねあげるとスカートは簡単にユカのヘソまでまくれあがった

「・・・え?・・・あ?いやああああああああ!」
まくれあがった布の海の向こうでは肉の丘に黒い茂みがそよいでいる
信じられない光景、悪夢だ

「見ないで!見ないでよぉ!」
先ほどの凛とした態度などどこにもない
顔を真っ赤に染めて泣きじゃくりながらユカは足を閉じようとする

しなやかな太ももが揺れ、茂みの奥の肉の唇がうねるように動くのまで見える
柔らかくみずみずしい尻の肉がベッドと擦れシーツに淫猥なしわを作っていく

「見ただけじゃないよ?ちゃんと撮ったからね」
「え・・・?」
涙ぐみながら下半身を隠そうとするユカの目の前に何かが突きつけられる
男の手にはユカの携帯が握られていた
画面には気を失ったユカの画像が写されていた
足を開かされ男の指で秘所が押し開かれ
鮮やかな粘膜までもが写し出されている
あろうことか開かれた肉のヒダの中心には男の指が中ほどまで突っ込まれ、ヌラヌラと何かに濡れて光っていた

「あ・・・」
もう取り返しのつかないことをされてしまっていた。汚された。身体を汚された
ユカの胸が絶望で塗り潰される
呆然とするユカの隙を男は見逃さなかった

ユカの横に男が覆い被さるようにすわる
ユカの腹に男の体重がのしかかり思わず苦痛のうめきがあがる
苦しむユカの目の前で男の頭が徐々に下がり
内腿に男の顔が押しあてられるのがわかる
そしてなすすべもないまま男の鼻先が茂みをかき分け舌が肉の割れ目の粘膜をとらえ
ジュルジュルと音を立てながら男はユカの秘所を吸い立てた

「いやああああああ!やめて!やめてええええ!」
ヌラヌラした下水からはい出たナメクジが大切なところを這い回っている
そんなおぞましい感覚がユカに大きな悲鳴をあげさせた
「良い声だ」
よほど防音に自信があるのか男は意にも介さない

「あぐううう!」
ユカの悲鳴が一際高くなる
男の舌がぷっくりと充血し膨れ上がった小さな肉の芽を責め立て始めたのだ

「いや!やだああああ!気持ち悪いよおおお!」

たが身体がいくら反応しても恐怖と屈辱の行為はユカに嫌悪と苦痛しかもたらさない
ユカは必死に足を閉じ、陵辱から逃れようとするが
それは逆に太ももで男の顔をはさみこみ責めを激しくすることにしかならなかった
ユカの細い腰をしっかりと男が抱え込んでいるのでどうにもならない
ユカは悲鳴をあげ続けながら悪夢の行為に耐えるしかなかった

男はぐったりと荒い息を続けるユカから身を離した
ユカのヘソまで男の唾液でベトベト汚れている。
ユカの瞳は虚ろに中空をさ迷い涙がとぎれることなく溢れている

「さて、そろそろいいかな」
男はユカの開かれた脚の間に陣取る
「さっき指で検査したけどユカちゃん初めてだよね。いただきます(笑)」
大切な所にまた何かがおしあてられる
だが、男の言葉がユカの最後の気力に火をつけた
顔をあげ必死に男を見ようとする

「待って!お願い!お願いします!初めてなんです!好きな人がいるんです!」
涙と鼻水で顔をグシャグシャにしながらユカは懇願した。それだけは守りたいのだ
「好きな人?へえ、だれ?」
「・・・コージくん!コージくんです」
大切な所におしあてられている感覚が消える
男が自分の話に興味をもった。最後のチャンスかもしれない
ユカは必死にコージとのことを話した
どれほどコージの何気ない仕草に惹かれているかを
いつかは告白し結ばれたいと思っていることを

男の動きが止まる。もしかしてわかってくれたのだろうか
淡い期待にユカがつつまれる中
男の手は淡々とユカの携帯を操作していた

「お?これがコージ君のアドレスね。さっきの画像を送信っと」
何を?一体何を言っているんだろう
理解するのが恐ろしくてユカは考えることすらできなかった
やがて着信音が鳴る。これはコージの番号に設定したメロディだ
「もしもし!ユカ!無事か!」
コージ!コージの声だ!
助けてコージ!汚されちゃった。初めては守ったけど。会いたい。会えない。会いたい

「もしもし?コージ君?今、ユカちゃんをいただくところでーす(笑)」
「誰だ!?テメー!ふざけんな!」
「元気だねー!よっと!」

男は引いていた腰を勢いよくユカの秘所に叩きつける

ずぶり
塗りたくられた唾液のせいで
一瞬の抵抗の後にあまりにすんなりと深々と
ユカの秘所は男のモノを受け入れていた
じわりと受け入れがたい感触が全身を包んでいく
耐えがたい激痛と崩壊。そして絶望

「いやあああああああああ!ああああああああ!」
「ユカ!?ユカ!」
身体の中をこじ開ける激痛にユカは身をよじらせ悲鳴をあげる
だが血と唾液に濡れたモノはあまりにも奥深くまでユカを何度もえぐり続ける
その声を聞きコージの声が大きくなる
「イヤだぁ!助けて!コージ君!コージ君!」
「ユカ!ユカ!ちくしょう!誰だ!ぶっころしてやる!」
ユカの悲鳴とコージの絶叫が響き続ける。最高のハーモニーだ

男はユカの中に深々とモノを差し入れると全てを解き放った
「あ・・・ウソ」
呆けたような声の後にユカの全身から力が抜ける
握りしめていた手がぐったりと落ち
やがて静かなすすり泣きが始まった
男は満足そうにモノを引き抜くと
まだ絶叫が続く携帯の電源を切った