重い荷物を背負って長く辛い山道を登り、ようやく頂上が見えたと思ったら足を踏み外して崖に転落。
そのまま現世とさようなら。そんな報われない話は、だが山登りに限った事ではない。
性別年齢を問わず、あらゆる状況において、培った努力が一夜にして水泡に帰すなんてのは、やはりどこにでもある話だ。
正に人生、いたる所に落とし穴あり。
だが、ザラにある話とは言え、事の当人にとっては悲劇以外の何物でも無い。

とある女子高で、バレー部のコーチを務める俺が落とされた穴も、それはそれは深くて暗く、人生に絶望するには十分な程だった。

――少なくともその時は。

体育大学を出て2年。
あちこちのスポーツジムでバイトをして生計を立てていた俺は、恩師のツテを頼って某女子高のバレー部コーチに就任した。これは喜ばしい事である。
学生時代にバレーに明け暮れた自分には天職と言えよう。

仕事の方もまずまず順調だった。
古臭い根性論を廃し、科学的なトレーニングを実践。
当初は新コーチが若い男である事に警戒を抱いていた部員達も、次第に俺の事を認め、信頼を寄せてくれるようになった。

そして2年。就任当事1年生だった子達が3年に上がる頃、我がバレー部は目標だった地区大会突破を果たし、県の大会でも準決勝に進出。
惜しくも破れはしたが、県ベスト4という十分に立派な成績を残した。

躍進目覚しい我が校バレー部に、だが暗雲が立ち始めたのは翌年4月の事だった。
俺の恩師でもあるバレー部監督が腰を痛めて戦線離脱。
入院してしまったのだ。歳も歳なので時間がかかりそうだと、本人も口惜しそうな声で語った。
ただ、俺にとってチャンスである事は確かだった。
このまま監督が引退という事になれば、その地位は俺に引き継がれる可能性が高い。
そうなれば給料も上がるし、名前も売れる。
躍進目覚しい我が校バレー部には、監督が新規に作られた推薦枠で引っ張ってきた期待の新入部員もいる。
上手くやれば県大会制覇の上、全国に駒を進めるのも夢ではないかもしれない。

だが、夢が夢で終わるのには、そう時間は掛からなかった。
期待の新人が、こちらの思惑を超えて優秀過ぎたのである。

進藤理香子という1年生。
小学生からバレーを始め、中学生の頃には所属する学校のバレー部を全国3位にまで導いた。
身長こそバレー選手としては並だが、バネのある足腰でアタック、ブロック共に全国でも屈指のレベルを誇る。
後ろに回ってレシーブをやれば、まずインに入って拾えない玉は無く、その反応速度と着弾点予測はプロ顔負けな程。
セッターとしても優秀で、トスの正確さは言うに及ばず、試合の流れを読んで作戦を組み立てるその姿は、正に一流のゲームメイカー。
当然ながら全国の高校からスカウトが殺到したが、それを蹴ってウチに来たのは、何と「家が近い」という理由による物だそうだ。
進藤のレベルは他のどの部員よりも高く、俺は即座に彼女をチームの中心に据えた。
2年、3年の部員も彼女の実力を前にしては学年の違いが無意味である事を悟り、大人しくレギュラーの座を明け渡した。

だが、不満があったのは、むしろ進藤の方だったのである。
我が校バレー部の指導陣が、若くて実績もない俺と、同じく若い女性体育教師の2人だけという現状にもどかしさを感じたらしい。
密かに手を回し、優秀で実績のあるスタッフを自分で呼んできたのである。
U-18の選手候補としてバレー協会から熱い視線を浴びる進藤ならではの手口だった。
ある日、校長に呼び出された俺は、この話を初めて知った。
そして次の瞬間にはクビを言い渡されたのである。

不当解雇もいい所だが、向こうは理由を用意してきた。部員との私的交遊である。
なるほど、確かに練習を通じて仲のよくなった子達を遊びに連れてった事はある。
だが、それもカラオケの後にファミレスで食事して解散という程度だ。
勿論、それ以上の事はしていない。
だが、それでも、と校長は続けた。困るのだと。
あれこれ理屈を付けているが、その意図は明白だった。
優秀なスタッフの呼び寄せが決まった以上、俺を雇い続ける意味は無く、無駄金を払う余地も無い。
俺はクビ、療養中の監督は勇退。それが学校の決定だった。
そして悲しいかな、俺にはその決定に逆らえる力は無かった。

またフリーターに逆戻りか――。
コーチ、更には監督としてバレーの世界で光明を見出していた俺には、辛すぎる先行きである。
あんな理由を付けてクビにされた以上、俺を雇ってくれる学校もチームも無いだろう。
考えるだに気は重くなり、俺はただ絶望感だけに浸っていた。
まだ20代である。仕切り直そうと思えば出来たのだろうが、その時は、もうダメだと思ってしまったのだ。
だから、せめて進藤理香子を道連れにしてやろうと、俺は考えたのである。

/

コーチとしてこの学校にいられる最後の日。その放課後。

俺は引継ぎの書類を纏め終えると、1人、体育館地下の更衣室付近で進藤を待ち構えた。
彼女は天才である。が、それ以上に人並みはずれた努力を怠らない。
部活終了後も1人で体育館に残り、自主練習に励む。だがそれが仇となった。
彼女にとって。

「あら、コーチ。ご苦労様です」
「練習終わりか、進藤」
「ええ、コーチも今日で終わりですね。でもコーチなら何処の学校でも歓迎されると思いますよ。来月以降はウチとライバルになるかも知れませんね」

俺がクビになった理由を知ってか知らずか、進藤は暢気に笑っている。とてつもなく疳に触るが、まあいい。
コイツも今日で終わりにしてやるのだ。

「ライバルねえ。――そうは、ならんさッ!」
「えっ? ちょっと……グ」

右手で張り倒す勢いで彼女の口を塞ぎ、その勢いで小脇に抱える。
そして俺は女子更衣室に入ると、乱暴にドアを閉め、鍵を掛けた。

「さて。じゃあ、大人しくして貰おうか」
「な、何をッ! コ、コーチ!? 痛ッ、痛い――」

俺はポケットに入れてあった手錠を取り出し、進藤の手を背中に回してそれを嵌める。
練習後で疲れている彼女は、大した抵抗も出来ずにいる。
もっとも、幾ら名の知れたスポーツ選手とは言え、高校に上がったばかりの女の子だ。
大人の、しかも体育大を出たような男に力で叶う筈も無いのだが。
ドサッと長椅子に投げ出された進藤は、だが気丈にも俺を睨みつけた。
この辺の精神力は流石と言っていい。が、恐怖で体が震えているのは隠しきれていない。

「ひ、人を呼びますッ! 大声を出しますからッ」
「おお、呼べよ。誰にも聞こえないだろうし、誰も来ないけどな」

時間は既に夜の7時を回っている。先ほど、最後に残っていた教師が俺に
「後、よろしく」と言い残して帰っていったのだ。
進藤が居残って自主錬を始めて以来の習慣である。
おまけに体育館地下の、そのまた奥の女子更衣室だ。
絶叫しても近所の民家まで声が届く事は決してない。

「どうした? うん? 人を呼ぶんだろ? 呼べよ、ホラ」
「ひッ! や、止めて……助け、て」

俺は進藤に近寄って、おもむろに彼女の胸を掴んだ。
途端、それまでの気丈さは消え、彼女の顔にはただ恐怖だけが刻まれる。

「よっと。ふん、中々の手応えじゃないか、進藤」
「い、いやぁああッ」

ガタガタと震え、だが俺から少しでも逃げようと、彼女は長椅子の上で暴れる。
俺はそんな進藤の体を跨ぎ、馬乗りになった。
彼女の両腕は手錠をされて背中の後ろなので、最早進藤は身じろぎするのがやっとである。
乱暴に揉みしだいた胸は歳の割りに発達しており、普段の運動のお陰か、程よい弾力があって心地よい。

「ちょっと、や、やめて……お、お願いっ」
「うん? 何をだよ。ここは更衣室だろ? 服を脱ぐのは当然じゃないか」

地味な練習用のユニフォームをたくし上げ、これもまた地味なスポーツブラを捲る。
形の良い乳房があらわになり、思わず目が吸い寄せられる。
だが勿論、見ているだけでは面白くない。俺は欠片の遠慮も無く、その胸をこねるように揉んだ。

「うッ、ううッ、いやぁ……」
「まあ、そう言うなよ。進藤。……つーか、これ邪魔だな」

胸元までたくし上げたブラとユニフォームが気になる。だが脱がすには手錠があって手を通らない。
暫し思案した俺は、それらを左右に引っ張り、力任せに引き千切った。
仮にも運動部のコーチである。この程度は楽なものだ。
絶句し、悲鳴すら上げられない進藤。上半身は完全に裸になり、可愛らしい鎖骨も見えている。
いや、改めて見ると綺麗な物だ。10代半ばの少女である。
汗に濡れた白い肌は瑞々しく、艶もあって健康的。手触りも滑らか。
無駄な肉は無く、かと言って変に筋肉質でもない。
喉を鳴らして体中を撫で回し、俺は彼女の感触を思うさま楽しんだ。

「ひっく……ひっく。いやぁ、助けて――誰か」
「うん、それ無理。むしろ気持ち良くなっとけ。その方が楽だぞ?」

顔をくしゃくしゃにして泣きじゃくる進藤。嗚咽を漏らすばかりだが、それが逆に俺の嗜虐心を煽った。
少し腰を浮かせてジャージをずらし、ペニスを曝け出す。既に臨戦態勢。
固くそそり立っている状態だ。それを凝視して「ヒッ」と短い悲鳴を上げる彼女の顔が面白い。
再び腰を下ろして、僅かに前傾する。進藤の胸はそれなりに育ってはいるが、流石に未だ発展途上であり、成人男性のペニスを挟める程ではない。
だがそれでも、俺は固い肉棒を胸の谷間に置き、両手で彼女の乳房を寄せ集めた。
その甲斐あって、完全とはいかないが、一応ペニスは柔らかい物に挟まれている。感触も悪くない。

「痛ッ! や、ヤダぁ……やめ、やめてよ!」
「ははは。進藤、お前ちゃんとパイズリできるじゃん。ホラ、自分でも見とけよ」

腰を動かし、ペニスを彼女の胸で挟んだままスライドさせる。
滑りが足りないので実はこちらも痛いのだが、生意気な教え子の胸を犯すというのは、それ以上に気分が良かった。
彼女は顔を逸らしてギュッと目を閉じている。嗚咽はそのままに。
だが、俺が動きを止めると、恐る恐るこちらを見上げてきた。
その酷く脅えた顔がまた、大変にそそる。

「止めて欲しいか? 進藤」
「……ぅ」

顎が震えて言葉も出せない彼女は、だがゆっくりと頷いた。
目からはボロボロと涙が零れている。俺はそんな彼女の眼前に、ペニスを突きつけた。

「じゃあ、口でしろ」
「ッ! ぁ……口で、って」
「フェラチオくらい聞いた事あるだろ? お前がコレを舐めたり咥えたりするんだよ」
「……いやぁ、そんなの。出来ない――」
「そうか。いいけどな。それなら仕方ない。たっぷり犯してやる。勿論中出しでな。いっそ尻の方にも入れてみるか」
「ッ! い、いやあっ……そんなの、嫌ぁ」
「じゃあ、口でしとけ。ちゃんと出来たら帰してやる」

引きつった顔で、だが追い詰められて泣く事も出来ない進藤。
口でしなければ純潔を犯された上、中に出されるという恐怖に、しぶしぶだが頷いた。
まぁ、結果がどうあれ。こちらは最後まで蹂躙しつくすつもりなのだが。
彼女の上から降り、逆に進藤を床に下ろした俺は、どっかりと椅子に腰を下ろした。
天井を向くペニスは勿論そのままに。
進藤はちらちらと更衣室のドアを伺って見たりもするが、両手を拘束されている状態では、どの道逃げられはしない。
やがて観念したように俺の前に跪き、虚ろな顔で俺の股間に顔を寄せた。
暫く逡巡した後、小さく口を開け、目を瞑って唇を突き出す。
その先が僅かにペニスに触れた途端、彼女はビクッと震えて顎を引いた。

「お、出来ない? それでもいいけど」
「や、やりますから……やりますからッ」

揶揄するように笑う俺に、幾らかやけになったのか、進藤は嫌そうに出はあるが、ペニスの先を口に含んだ。

「そうそう。制限時間5分な」
「――ッ!」

咥えたまま、彼女は俺のセリフに目を剥いた。
いつの間にかストップウォッチを構えた俺を、哀願するように見上げてくるが、こちらはお構いなしだ。
「スタート」と声を掛け、時計のボタンを押す。

「止まってる暇は無いぞ。さっさと舐める。ホラ、10秒経過」
「……ん、うくッ。んッ」

時間制限を課せられた彼女は、おずおずと口の中で舌を動かし始めた。
チロチロとペニスの先端をその舌が掠める。
たどたどしいにも程があるが、それが却って俺の衝動を突き上げる。

「もっとだ。もっと深く咥えろ。先っぽだけじゃダメだ。30秒経過」
「っく。あ――む、うっ……ん」

ペニスの3分の1ほどが進藤の口の中に消える。
温かいティーンの咥内は、それだけで快感を催す。
暫くは咥えているだけだったが、俺が経過時間を告げる度に、彼女の舌もそれなりに動くようになった。
力なく、小さな舌がペニスを這う。

「いいぞ、進藤。だがまだだ。もっと顔を前後に動かせ。そのまま舐めるんだ」
「――ッ。ん、ぁん。む……あむ」

無言でゆっくりと、進藤は顔をペニスにそってスライドさせた。
運動能力がこんな所にも生きているのか、呑み込みは早い。
一つ説明すれば、確実に物にする。既にちゃんとしたフェラになっている。
気を良くした俺は、軽く彼女の頭を撫で、ショートの髪を指で梳く。
その屈辱に、進藤は悲しげに呻いた。

「上手いもんじゃないか。でも、もっと唾を出せ。それを俺の物に絡めるんだ。舌べらでな」
「んッ……ん。ぅむ、ちゅ――あ、んっ」

彼女は泣きながら、だがちゃんと注文通りに舌を動かす。
温かい口の中で溢れた唾液がペニスに纏わりつき、俺の下腹にはゾワリゾワリと射精の衝動が沸いてくる。
この心地よさ――。
俺は進藤にフェラを続けさせ、そして彼女の体の変化に気付いて腕を伸ばした。

「ッ――!」
「おっと、噛むなよ。それは減点だぞ?」

柔らかい胸を指先だけで軽く揉む。最初はふもとの方から、さわさわと。
そして徐々に範囲を狭め、最終的にはその先端、乳首を擦った。
そしてゆっくりと顔を彼女の耳元に寄せ、小声で囁く。

「所で進藤。お前――乳首勃ってるぞ」
「うっ、……ック。う、うア……」

ビクリと体を震わせ、進藤は悔しげに肩を震わせる。
それでもペニスを咥えたままの彼女は偉い。
お陰さまで俺の方も臨界点が近くなっている。後、1分もフェラを続けられたら流石に我慢も利かないだろう。
だが――。

「進藤、進藤。コレ見ろ、コレ」
「……。……ッ!? ――ぇ、あ」

既に時計の表示は5分を過ぎていた。

「時間切れー」

瞬間的に顔が真っ青になった進藤は、弱々しく尻餅を付き、後ずさる。
俺はその様子をニヤニヤ眺めているだけだ。彼女の唾液に濡れたペニスを丸出しのまま。
いやいやと首を振り、涙目で後退していく進藤。だが、更衣室は狭い。
直ぐにトスッと彼女の剥き出しの背中は、固いロッカーに阻まれた。

「じゃ、しようか。最後まで」
「ぃ、い、いやあああああああああッ!」

絶叫をBGMに、俺は進藤を捕まえ、首根っこをロッカーに押し付ける。
そして鼻歌交じりに彼女のショートパンツを摺り下げた。

「あははは。お前、ここの毛薄いなぁ」
「ひ、ひぃッ……。や、止めて、コーチ。もう、やだ。助けて」

膝まで下がったショートパンツと下着を、今度は足で踏みつけるように下げる。
そのまま踏んでいれば、彼女は身動きが取れない。俺は左手で首を押さえ、空いた右手で進藤の胸に触れた。
柔らかい胸と、その先端の固い乳首をひとしきり楽しみ、段々と下へ。
スススと手を下ろし、細い腰から下腹へ、更に先の薄い茂みに辿り着く。

「ひやぁ! やぁ、やあぁッ! 嫌ぁ、こんなの……」

体質なのか、生え始めたのが遅かったのか、進藤の恥毛は、申し訳程度にしか生えていなかった。
下の毛も生え揃っていない少女か――と頭の中で笑う。
それをこれから食ってしまおうというのだから、もう楽しくてしょうがない。
職業倫理などクソ食らえである。

「ッ! さわ、さわ、触らない――でッ。お、お願い……します」
「だめ」

懇願を一言で斬って落とし、俺は進藤の秘所に指を伸ばした。
ピタリと貝のように閉じたそこは、やはり濡れてはいない。
男の物はおろか、自分でもあまり触れていないのだろう。
綺麗な肌色だ。
暫く指で割れ目をスライドさせ反応を待つが、大した変化は得られなかった。

「まあ、いいか。――よっと!」
「う、グッ」

左手で首を掴んだまま、股間に差し込んだ右手に力を入れて、俺は進藤を持ち上げた。
拘束していたショートパンツと下着から足が抜け、バタバタと暴れるが、これも大して苦にはならない。
一応は怪我をさせないように、だがドサッと長椅子に彼女を放り出す。
進藤は腰が抜けたらようで、そのままクタッと座り込んでいる。
上履きはさっき持ち上げた時にショートパンツに引っかかって脱げてしまったらしく、身に付けているのは手錠と靴下だけというマニアックさだ。
さて。このまま犯すわけだが。正直、彼女の秘所は未発達で、このままでは挿入にも一苦労。
だがしかし。こんな事もあろうかと、俺はローションを持参していたのである。備えあれば憂いなし。

「持ってきといて良かった」

デイバッグから小さなボトルを取り出し、蓋を空ける。そしてそれをガタガタ震えている進藤に近づけた。

「さあ、これ塗っとこうな。ちっとは痛くなくなるから」
「い、いぁ。……やめ、やめ――」

完全に脅えきっているが逃げられない進藤の足を、無理に開かせる。
そしてその割れ目を目掛けて俺はローションをトロトロと零した。

「きゃあああ! つ、冷たい!? や、やだぁ。もう……やだぁ」
「ほらほら。逃げるなって」

たっぷり零したローションを指で掬い、固く閉じた秘所に宛がう。
ツプと少し埋め込んでみると、ピンク色の陰唇がちらりと顔をのぞかせる。

「おう。毛は薄いけど体はちゃんと出来てるな。これなら大丈夫だ」

自分のペニスにもローションを塗り、準備完了である。
俺は泣きじゃくる進藤の脚を押さえてグッと開かせると、ペニスの先端を彼女の小さな割れ目に宛がった。

「い、いや! 嫌ぁ! 止めて! ねえ、止めてぇ!」

ヌッと腰を突き出し、挿入を開始する。
泣き喚く声が狭い更衣室に響いてガンガンと耳を打つが、それは俺にとって興奮剤以外の物にはならなかった。

「うぐッ! あ、がっ……痛、痛ッ! い、いや、もう」

ズズズと先端が埋まるが、その先が難航した。予想はしていたが、ひどくキツい。
だがそのキツさがペニスには怖ろしいほどの快感として伝わった。
もっともっと、という頭の中の声に従い、力ずくで腰を突き出し、ペニスを埋めていく。
ギチギチと肉を引き裂いていく感触に胸が震えた。

「あ、が、やめ、止め、あぁ、んあああああああああッ!」

進藤の腰をガッシと掴んだ俺は、そのまま止まる事無く彼女の膣内に侵入し、ついにペニスを根元まで埋め込んだ。絶叫をあげる彼女の顔は派手に歪み、大変に痛々しい。

「そうそう。お前の、その顔が見たかったんだよ」
「ひぁッ! あ、が……」

痛みに耐えかねて最早言葉も喋れない彼女に、だが微塵の容赦も無く、俺は腰を引いて、もう一度ペニスを突き刺した。
そして四五回ゆっくりと抜き刺しを繰り返した後、ピストン運動を開始。
ネガティブなセックス、ようするにレイプされている進藤は、全身を硬直させ、ガアガアと風邪をひいたアヒルのような呻き声を上げるだけだ。
膣内は狭くて仕方が無いのだが、蹂躙に酔った俺にはむしろそれこそが快感で、頭が溶けそうだ。

「クッ、ククッ! ははは! 出すぞ、進藤。中に出すぞ!」
「ッ! ……っや、止めてええ。いやぁッ!」

無理、と言う間もなく。俺の衝動は頂点に達した。

パンパンと音が出るほど強く腰を打ちつけ、一際深く彼女の膣内にペニスを埋めると、背筋が震えるほどの快感が走り、同時に大量の精液が流れ出していた。
勢い良く、たっぷりと。
気持ち良く射精を終えた俺は、だが直ぐにはペニスを抜かず、何回か緩いピストン運動で彼女を突いた。
尿道に残っている分も全部、進藤の膣内に注ぎ込む為だ。

「いやあ、気持ち良かったぞ。進藤」
「……」

力ずくで犯された上、中に出された彼女は茫然自失の状態だった。
目から涙が止めどなく溢れているだけで、頬を叩いても反応はない。
そのあまりに哀れな姿に、俺は愛しささえ覚えた。

「ゴメンな、進藤。痛かったろう?」
「……ッ」

グッタリと横たわった彼女を、優しく抱き起こし、その頭を撫でる。壊れ物を扱うように力を入れず、ひたすら優しげに。そんな事をしていると、暫くして彼女の瞳に光が戻ってきた。
宿っている感情は恐怖と憎しみが半々といった所だろうか。
言葉も無く俺を睨み続けている進藤は、相変わらず両手を拘束されたままなので、何も出来ず、ただ小刻みに震えているだけだ。

「帰して……」
「うん? どうした?」
「私を……家に帰して」

彼女がポツリポツリと言葉を口にしたのは、それから更に数分してからだ。
俺の腕の中で俯き、虚ろになった声で。
そしてそれは、俺が待ちに待っていた瞬間でもある。

「ああ、分かったよ。――もう一度、バックで犯してからな」
「え? ぁ、あああッ! い、いやあぁぁ……」

腕の中にいた進藤を再び椅子に落とし、うつ伏せにさせて、尻を持ち上げる。
家に帰れると思った彼女の、絶望感に満ちた弱い悲鳴が耳に心地良かった。
その後、宣言どおり後背位で犯し、だがそれだけでは飽き足らず、自分も全裸になって進藤を抱き締め、まったりと緩い愛撫を楽しんだ。
そしていい加減大人しくなった彼女に服を着せて場所を移動。ホテルに連れ込んで体力の続く限り犯し続けた。
解放したのは次の日の朝である。

 
さて、後日談。
あれから半年程。
性犯罪者として官憲の手が伸びるわけでも、進藤の父がバット持って押しかけて来る事もなく、ただ鬱々とした毎日を送っていた俺は、以前と同じくスポーツジムでバイトをしていた。
そこでかつて仲のよかった教え子と再会。進藤理香子のその後を知る機会を得た。
で、話を聞いた所「半年程前にホテル街を1人で歩いている所を補導。以来、練習にも来なくなり、暫く前に自主退学」だそうだ。
「あれ程の選手が男遊びでダメになるなんて、人生落とし穴だらけですね」と教え子はしみじみした声で語った。正にその通りである。