「二人に続いて美佐枝さんまで…」
「一体どうしたのでしょう?」

なかなか戻ってこないことみたちを心配する杏と渚に智代が冷静に話しかけてくる。

「これはもう、何かあったと考えたほうがよさそうだな…」
「何かって…何よ?」
「おそらく犯罪…そのものの行為だろう。残念だが、美佐枝さんたちはもう既に犠牲になっていると考えた方がいいな…
そうなると朋也の呼び出しもおそらく偽者だな」
「ちょ…ちょっと!めったな事言わないでよ!椋やことみがどんな目に遭ってるっていうのよ…」
「それは、お前が考えている通りだろう…こうなった以上、一刻も早くここから出て警察に助けを求めた方がいいな」

胸倉を掴んでまくし立てる杏に、智代は冷徹なくらい冷静に現状を分析してみせる。
その正しさを頭では理解していても、中々それに素直に納得することが出来ない。

「椋たちを見捨てろっていうの…」
「一旦ここを離れるだけだ。私たちがここにいて何ができるんだ?」
「それは――」

尚もまくし立てようとした杏だったが、その瞬間――校内放送用のスピーカーから場違いなほど
陽気な声が流れてくる。

“――ピンポンパンポーン♪ニュースの時間で~す…――本日午後6時47分ごろ、一ノ瀬ことみさん(18)と
藤林 椋さん(17)の二人がトイレの中で何者かに襲われ、処女を喪失したあと数十人の男に
輪姦されるという事件が起こりました♪”

「なっ!?」
“その後の調べによりますと、男たちは全員ナマで精液を中出しして、二人はオマンコも口も尻の穴も
全~部犯されて精液まみれの状態となっておりま~す♪”

「…決まりだな。一刻も早くここを出て、警察に届けよう…」
「ちょっと!椋たちはどうなるのよ?アンタ、なんとも思わないの?」
「だったら好きにしろ…私はとにかくここを出る」
「こンの――っ!」

智代の冷静すぎる態度に、杏はかえって逆上し殴りかかろうとする…その瞬間まるで見計らっていたかのように――

“藤林 杏さ~ん、藤林 杏さ~ん…妹の椋ちゃんをお預かりしておりま~す♪至急、視聴覚室まで『一人で』お越しくださ~い”
「椋っ――」
「あ…おいっ!」

智代の制止の声も聞かず、放送を聴いた途端に部屋から飛び出していく杏…
そんな杏を呆れたように見送った智代に、次の放送が流れてくる…

“一応教えとくけど、この校舎から力ずくで出るのは不可能だから…窓は溶接してあるし、
ガラスは特殊防弾ガラスに変わってるからちょっとやそっとじゃビクともしませんよ~
ここから出たかったら、私たちの内の誰かが持ってるマスターキーをゲットしないといけません。
もちろん妨害ははいりますけどね…では、健闘を祈る…なんてね♪”
「ふざけるな…――!」
「坂上さん…」

試しに窓に向かって椅子を投げつけてみる智代だったが、ガン、とガラスとは思えない音が響き
傷ひとつついた様子もない…恐らく他の窓も同じだろう、試してみるのもばかばかしかった。

「これからどうすればいいんでしょう…」
「そうだな…」



(椋…椋っ!待ってて…今、助けに行くから――)

演劇部室から飛び出し、全力疾走で視聴覚室に向かっている杏。そんな彼女の様子を少しはなれたところで
機械の目が追っている…

「こちら五七三こちら五七三…計画通り目標K・Fが妹の奪還のため単独でそちらに向かっている。
目的地で待機している六〇三、六二七は手筈どおりに行動する事、目標はきわめて凶暴…
勝手な行動は慎むように…繰り返す――」
「こちら六〇三、了解…」
「こちら六二七、了解…良かったね椋ちゃん…お姉ちゃん助けに来るって…じゃあ、分かってるね?頼んだよ、椋~ちゃん♪」
「――おねえ…ちゃん…」
(椋…)

杏が旧校舎の中を全力で駆け抜け、彼らの言葉を信じるならば――彼女の妹の椋が囚われているという
今は使われていない視聴覚室の扉の前に辿り着いていた。
だが、後先考えずに飛び出したのはいいが、実のところどうやって助け出すのか考えあぐねているところで
あのふざけた放送の内容が事実だとすれば、椋もことみもレイプされたという事なのだろう…
そして彼らが自分を単独で呼び出したその目的は間違いなく自分の身体…――いざとなれば椋の無事と
自分の貞操を引き換えに差し出そう…――そんな悲壮な決意を固めてもいたが、それは17歳の処女の少女にとって
やはり容易には受け入れる事のできるものではなかった

「来てくれたんだねぇ、杏~ちゃ~ん…椋ちゃんはちゃんと中にいるよ~さ…入って入って…」
「ちょ、ちょっと…」

不意打ちのようなタイミングで六〇三が杏に話しかけてくる。
そして咄嗟に身構えようとした杏を無視して、視聴覚室の扉を開けると、そのまま杏に中へ入るように促してくる。

「どうしたの…中に入らないの?椋ちゃんがお待ちかねだよ~…それとも、見捨てるのかな?」
「わ、わかってるわよっ」

一瞬、躊躇していた杏だったが、六〇三の挑発的な言葉に顔を真っ赤にして部屋の中に足を踏み入れていく…
視聴覚室の中に入り、最初に杏が見たものは――後から抱きすくめられ、包丁程もある大きな肉厚のナイフを
顔に押し付けられている妹の無残な姿――ボタンの千切れ飛んだブラウス、引き裂かれたスカート…
だらしなく開いている胸元をブラは覆っておらず、身体のあちこちには陵辱の爪痕とも言うべき赤いアザと
ナメクジが這い回ったような白濁の粘液の跡が残っていて…思わず目を背けたくなる程のそれだった。

「よぉ~こそ、藤林 杏ちゃ~ん…待ちかねてました。あんまり遅いんで、ひょっとしたら来ないんじゃないかと
心配してたところでしたよ♪」
「――…約束どおり来たわよ。妹を…椋を放しなさいっ」
「あっははは…来ただけですんなり返すと思ってたの?さっすが藤林 杏ちゃん、自分の立場が分かってないねぇ~」
「何よ…なんなら力づくで取り返してあげてもいいのよ。アンタら二人ぐらい、私一人で――…」
「そぉ~だねぇ~…確かに一対一じゃ敵わないかもしれないけど、杏ちゃんが俺に飛び掛るまでに
椋ちゃんのカオに一生モンの傷を刻み付ける事ぐらいは出来るよ~」
「なっ!?くっ…――」
「杏ちゃんが俺の手よりも早く動けるっていうのなら、試してみるのもいいかもね♪こう…椋ちゃんの顔の前で
スッ…ってナイフを引くよりねぇ…」
「お、お姉ちゃん…」
「椋…」

彼らが椋の『命』とかでなく『顔に一生のこる傷』を引き換えにしてきたことで、
杏としてはそれ以上動けなくなってしまっていた。
もし杏がうかつな行動に出れば、彼ら何の罪の意識もなく、躊躇なくそれを実行に移すに違いない。
そして杏が彼らを警察に突き出し、法の裁きを受けさせたとしても、彼らが受ける罰はおそらく
椋が一生背負うであろう傷と比べ物にならないほど、軽いものにしかならないだろう…

「――わかったわ…好きに…好きにしなさいよ…――」

搾り出すような杏の悲痛な返事に、男たちはニヤリと下品な笑みを浮かべ、お互いの顔を見あわす。

「ふふふ…じゃあ、まずはボディチェックをさせてもらうねぇ~危なっかしいモノを持ってないか
調べさせてもらうよ~」
「ちょっ!?…そんなもの…持ってな――…」
「動かないで、動くと椋ちゃんのカオに――…」
「うぅ…くっ…」

杏が身動きできないのをいいことに、六〇三の手が杏の全身をまさぐり始める。
最初は脇から腰…太腿にかけてをなぞるように這い回っていたが、やがて大胆にも胸の膨らみに手を遣り
ゆっくりと膨らみをこね回しながら、ブラウスの上から乳首の位置を確かめるように指を這わせていく…
そのおぞましさに杏は全身を総毛立たせ、屈辱のあまりに悔し涙を浮かべる。

「くっ…うぅ…――」
「ふふふ…じゃあ、そろそろ…一番大事なトコロを調べさせて貰おうかな♪」
「い…いいかげんにしなさいよ、こんな――」
「あっれぇ~いいの?そんなコト言っちゃって…」
「そ、それは…」
「まったく…ちょっと乳揉まれたくらいで、こらえ性のないお姉ちゃんだなぁ…しょうがない、
俺らがホンキだってことを教えてやるよ。この椋ちゃんのカオでなぁ…」
「あ…だめっ!」

六二七の手にあったナイフがかすかに閃くと、椋の顔の…ちょうど耳から頬にかけて裂け目が迅り
赤い雫が頬を伝って首筋に流れてくる…

「…あっ――!?」
「椋っ…」
「ま、いきなり顔をズタズタに切り刻むのもなんだから、最初はこのくらいにしておくけど、
杏ちゃんの聞きわけがなかったら、次は――」
「お姉…ちゃん…――」
「――っ…分かった…わ…どうすればいいの…」
「そうそう、そうやって素直にしてればいいんだよ…俺らだって可愛い椋ちゃんのカオにキズなんて
付けたかねーんだし」
「それじゃあ、さっきの続きで身体検査といっこーか・な♪…まずは…オッパイからいこーか…」
「だ、誰がそんな…事――」
「聞こえなかったぁ?オッパイ見せてっていたんだけどぉ~…」
「――…くっ…」

六〇三のふざけた口調と同時に六二七が椋の頬をナイフでぺちぺちと叩く、
その音と椋の蒼ざめた顔が杏を追い詰めていき、やがて意を決したように目を瞑ったままブラウスに手を遣り
制服のブラウスのボタンをひとつずつ外していく…
ボタンが全部外されブラウスの胸元を開くと、パステルブルーのシンプルなデザインのブラジャーが姿を見せる
そして澱みのない動作でそのまま背中に手を回しブラのホックを外すと、緩んだカップを持ち上げ、
ボリュームは決して大きくはないが、引き締まった綺麗な丸みを描く乳房を惜しげもなく曝け出す。

「脱いだわよ。これで満足かしら?」

躊躇したり恥ずかしがったところで状況が変わるわけでもなく、ただ男たちを喜ばすだけだと理解した杏は
むしろ堂々とした態度をとってみせたのだが、そんな杏のプライドの高さは男たちにとって不快なものではなく
むしろ見え透いた虚勢を張る杏をどう堕とそうかと、歪んだ嗜虐心を昂らせてすらいた。

「なんだよ、そんなにハリキってオッパイ出して…よっぽど俺らに見せたかったみたいだなぁ~」「ひょっとして露出狂のケでもあるんじゃね?」
「あっははは~そりゃあ、いいや!藤林 杏の『きょう』の字は露出狂の『きょう』ってね~」
「くっ…ば、馬鹿にしないで!誰が――」
「はいはい、分かってるって~ソレ、いま流行のツンデレってヤツでしょ?ホントは俺らに見て貰いたいのに
照れ隠しでワザと怒ってるんだよねぇ~」
「こ、このっ…いい加減に――」
「――イヤアァッ!イヤッ…触らないで…」
「…――っ!?」

男たちのあまりの態度に頭に血を上らせ、我を忘れかけた杏を椋の悲鳴が現実に引き戻す。
椋を後から抱きすくめ、ナイフで脅していた六二七がそのふくよかな胸を力任せに揉み、
嫌悪と苦痛の悲鳴をあげさせていたのだった。

「んん~…オッパイのボリュームは椋ちゃんのほうが上っぽいかなぁ~ぽよんぽよんしていいさわり心地~
ホラホラ…もっと触ってやれって、物分りの悪いお姉ちゃんからのリクエストだよ、椋ちゃん♪」
「うぅ、やぁ…お姉…ちゃん――」
「椋…――」

六二七の楽しそうな声と椋の搾り出すような声が、杏に自分の立場を改めて認識させる。

「ホント、物分りの悪い女だなぁ…コレで三度目だぜ、三・度・目!」
「まあ、しょーがねーよ。なんてったって自分の貞操がかかってるんだし、妹のカオの事なんかより
自分の処女のほーがよっぽど大事なんだろーよ♪」
「そんな…私は――」
「ふ~ん…なら俺らに処女差し出しても構わないってワケだな?」
「だ、誰が…アンタ達なんかに…っ!」
「ははっ、正直でいいねぇ~…ま、俺ら紳士だからよぉ、嫌がる杏ちゃんをムリヤリっていうのも
気が進まないんだよな」
「・・・」
「なあ、杏ちゃんよぉ…そんなに処女が惜しい?」
「あ、当たり前よ…」

男たちの下品な物言いに対して、嫌悪感からつい反射的に答える杏…だが二人ともその回答を
まるで予想していたように薄笑いを浮かべ、杏をさらに追い詰めようとしてくる。

「だったらよぉ…処女は奪わないでおいてやるから、それ以外の事は言うことを聞きな」
「それで俺らを満足させる事が出来たら、椋ちゃんを返してやってもいいぜ」
「それで…ホントに椋を返してくれるのね…」
「ああ、ホントだとも。もっとも、コレ以上の譲歩はないぜぇ、これ以上我が侭言うなら交渉決裂だ…
椋のカオをズタズタにしたあと、他の仲間を呼んでお前の穴って言う穴を精液漬けにしてやる…」
「杏ちゃんがソレでもいいって言うなら、今すぐリクエストに応えてあげるよ♪」
「分かったらよォ、そうだな…まず、その場にしゃがみこんでオナニー始めな」

彼らのいう事を100%信じたわけでは無かったが、今の杏に選択肢は限られており、
椋の解放と自分の純潔を保証するというのなら、多少の屈辱に耐えてもいい――そう決意し――

その場にしゃがみこみ胸元に手をやると、むき出しになっていた胸を揉み始め、
脚を開いて水色と白の縞模様のショーツの中に指を這わせていく…

「…ん、く…――」
「へっ、やっと素直にいう事きく気になったのかよ…ホラホラ、もっと乳首を摘んで、
思いっきり引っ張るんだよ!」
「そうそう、パンツの中に手ぇ突っ込んで、シマパンがシミパンになるまでぐちょぐちょに、
オマンコかき回して…」
「くぅ…ん、ふ…うぅ…」

目を閉じ、唇をかみながらも杏は男たちの野次に応えるように乳首を摘み上げ、シゴき、
ショーツの中に差し入れた指を動かし、クチュクチュとかすかにイヤらしい水音をたてていく…

「オイオイ…随分と馴れた手つきじゃねぇか~優等生だけあって、オナニーの予習・復習も
毎日マメにやってそうだなぁ」
「オナニーしすぎで、処女なのにオマンコ真っ黒だったらどーしよぉ~」
「あっははは、ヤリマン女より真っ黒なマンコで『処女です』とか言ってたら笑えるぜ~」
「・・・」

男たちの下品な嘲笑に杏は答えることが出来ないでいた。
むきになって否定したところで彼らに揶揄されるだけだろうし、何より多少の語弊はあっても、
彼らの言葉は杏にとって秘すべき事実を言い当てられたようなようなものであった。

――自分は淫乱なのではないか…?――

小さい頃より性的なものに対する興味が強かった杏は自慰を覚えるのも早く
小学校の高学年に進む頃にはストレスや不満を紛らわす為に幼い性器を弄り始め、
自分に対する責任や期待が大きくなり、委員や役員に推されるようになると、ますますその頻度が上がり、
最近ではほぼ毎日のように、想い人である岡崎朋也との淫らな行為を夢想しながら、
自慰に耽るようになっていた。
だがそれは杏にとってはコンプレックスでもあり、朋也に対する思いを自覚して以来

――自分は淫乱なのではないか…?――
――自分のような淫らな女を朋也は相手にしないのでは…?――

自らの指で絶頂を迎えたあと、いつも杏は軽い嫌悪感とともにそう自問していた。
なんといっても朋也の周りには、杏の目から見ても魅力的な少女が揃っている。
部長の古河 渚は自分よりもひとつ年上だというのに『可愛らしい』という形容がしっくりくる程の美少女であり
おそらく自分の秘処を指で弄る事など考えたこともないだろう、椋も…ことみも…

――彼女たちに比べて自分はなんて汚らわしいのだろう…――
杏が滑稽なほど処女にこだわるのは、そんなコンプレックスの裏返しでもあった。

――こんな自分でも、せめて『初めて』は好きな相手に捧げたい…――
そう心に想っていたからこそ、彼らが自分の処女を約束してくれるのなら――と屈辱的な行為ですら
受け入れる事ができたのだった。

だが、杏は知らない。
彼女のそんな想いに対して黒い情念を燃やしている少女がいることを…
そして杏は気付いていなかった。
自慰に耽る自分に対して、まるで汚らわしいものでも見るような視線を、実の妹が向けていることを…
その口許が歪んだ喜びに、かすかにつり上がっていることを…

「――…うぅ…ん、んん…く、はぁ…あぁ…あふ…――」

杏の声に上ずった艶のようなものが混ざり始める。上気して紅潮した頬、粘りつくような湿った息遣い…
それら全てが、杏のメスとしての反応を示していた。

「妹や俺らに見られてるっていうのに興奮するなんて、大したインランっぷりじゃねぇか」
「先生にも一目置かれているマジメなクラス委員長が、オナニー狂いのドスケベ女だって知ったら
みんなどんな顔するだろーな」

男たちの声など、まるで耳に入ってないかのように胸を揉み、乳首を摘み上げ、秘唇を弄り、淫核を突付く…
いまの杏にとっては自慰に没頭するほうが、自らの屈辱的な状況から目を背けることができる為
ますます激しく指を動かし、性感を高めていくのだった。
杏ほどの美少女の、予想外に濃厚なオナニーを見せ付けられた男たちは、やがて揶揄する事も忘れ
とり憑かれたようにその痴態に見入っていた。

杏の乳首はもう、傍目に見てもはっきりと分かるほど硬く尖っていて、赤黒く充血したその部分は
そのまま勃起した小さな肉棒を思わせている。
そして、ぴちゃぴちゃと鈍い水音を立てている下半身の方は、ショーツの縞模様の白い部分から
指の形、肌の色が透けて見えるほど、自ら溢れさせた淫蜜で濡れそぼっていた。
そうしていくうちに杏は、子宮の奥から湧き上がってくる、ゾクゾクするような甘い痺れが
身体中に広がっていくにつれ、絶頂の瞬間が近付いてきていることを実感していた。

(あ…くるっ…―――)
「――っ…ふぁ…――っくぅ…――ん…ぁあぁぁ…――~~~…」

さすがに声だけは必死にかみ殺してはいたが…『その』瞬間、杏の身体はきゅうっと縮こまり
ぴくぴくと小刻みに震え始め、そして胸と股間に手をやった状態のまま、丸まるようにその場に突っ伏してしまう。

「イッたかよ…」
「ち、ヘバってんじゃねーよ…俺らはまだまだ全然満足してねーんだぜ」
「あ、う…――」

絶頂の余韻でぐったりとしている杏を、六〇三が仰向けに転がせると、膝を掴んで両脚を強引に開かせていく…
杏も抵抗しようとはしていたが、脚に力が入らないのか、六〇三が力を込めると、あっさりと
まるで解剖される蛙のように両膝を真横に押し広げられ、まだショーツに覆われているとはいえ
処女の股間を男たちの目の前に、惜しげもなく晒していた…

「いい格好じゃねえか、杏…大股開きでパンツ丸出しでよぉ…おまけにマン汁がしみて、
シマパンからマン毛もオマンコの色も形もはっきりと透けて見えるぜぇ~」
「――いやっ…――」
「オイオイ、手で隠すんじゃねえよ。もっとよく見せろよ~オナニー狂いの藤林 杏の自称:処女マンをなぁ~」
「あぁ…く、うぅ…」

杏の股間を頼りなく覆っている、野暮ったいコットン生地のストライプ柄のショーツ…
六〇三はその最も細くなっているクロッチの部分を指でなぞり、ショーツの布越しに秘唇の柔肉の感触を堪能していた。

「うぅ…やめて――離して…離しなさいよ…」
「『やめて~』とか言ってる割に杏のココは、なんかヌルヌル湿ってきてるみたいでけどなぁ~」
「くぅっ…――」

ショーツ中に広がる湿った感触と男の指遣いの不快さに抗議の声を上げる杏だったが、
六〇三はショーツに手をかけようとはせず、むしろ杏の秘唇から溢れ出てくる淫蜜を染み込ませ
そのシミが広がり秘唇が透けて見えてくる様子を愉しんでいた。

「うへへ…マン汁でぬれて、クリの形がパンツの上からでもはっきり分かるぜ~」
「…うぅ…――いやぁ…やめ…ん、くぅっ!?――」

杏のショーツはもう秘部を覆い隠すという役目を果たしておらず、溢れる淫蜜に濡れて
ぴったりと張り付いた生地からは六〇三がいうように秘唇の合わせ目の小さな突起が
ぷっくりと浮かび上がってくる。
ショーツ越しにとはいえ、六〇三に秘唇を弄られた杏は、嫌悪感と同時に奇妙な甘い痺れも覚え始め
絶頂の直後で敏感になっているとはいえ、おぞましい男の指に感じてしまう…そんな自分の身体が
信じられないと同時に、恨めしくも思っていた。

「クリがイイみたいだなぁ~オナニーのときもソコばっかり擦ってたみたいだし…――なっ!」
「――ひぅっ!?…」

快感とおぞましさの間で混乱している杏に、六〇三の指がショーツに浮かび上がった小さな突起を
捻り潰さんばかりの強さで摘み上げる。
ショーツ越しでなければ、それだけで失神してしまいそうになるほどの強い刺激を受け、
杏の身体はバネのように跳ね上がり…――

“ぶわっ…じょろ…――じょぼじょぼじょぼ…―――”
「う…あぁ…――やぁあぁぁ…――」

縞模様のショーツの…その中心部分が黄色く膨らみ、生地で抑えきれなくなった黄金色の雫が
ショーツの縁から溢れ出してくる。

「あはは――…感じすぎてションベンまで漏らすなんて、淫乱の素質充分じゃねぇか。」
「あ…わ、私は…そんなんじゃ…ない…―――」

自身が排泄した黄金色のため池の中にへたり込み、明朗快活な杏とは思えないほどの力ない声で反論しようとするが、
そんな杏の様子を六〇三は口許を歪めながら見下ろしてくる。
ここまで痛めつければ、例え杏でも力づくで犯すことは出来るだろうが、
彼らは杏をただ犯すだけで満足するつもりはなかった。
プライドも淡い恋心も…杏の心の拠り所をズタズタにした上でグチャグチャに汚し、犯し尽くす…
不幸にも杏の目の前にいる男たちは、そんな歪んだ性分の持ち主だった。

「はいはい、くだらない言い訳はいいから…今度はその汚れた下着を脱いで、こっちによこしてよ」
「う…うぅ…」
「いつまでもそんなパンツ履いてたら気持ち悪いだろ~…何なら俺が脱がせてやろーか?」
「くっ…――ぬ、脱ぐわよっ…近付かないで!」

出来るだけ男たちの視線を避けるように身体を丸めながら、汚れたショーツを両脚から抜き取っていく…
手の中で丸まっているショーツをどうするか迷っていると――

「オイオイ、しまうなよ~その脱ぎたてのパンツをこっちによこしな~」
「あっ…――」

杏の返事を聞く前に六〇三は彼女の手の中にあったショーツを素早く奪い取ってしまう。

「コレが杏の脱ぎたてパンツかぁ~しかも、ションベンとマン汁漬けのおまけまで付いてやがる…」
「あぁ…や、やめてよ…そんな…――」
「クンクン…――臭ぇなぁ~マン汁とションベンの臭い、キツ過ぎだぜ杏~んん~レロ…しょっぺぇ~
コッチはやっぱりションベンの味しかしねえか…」
「う、うぅ…ヘ、変態…っ!」

杏の目の前で六〇三は、見せ付けるように彼女の脱ぎたての下着の臭いを嗅ぎ、
舌を伸ばしてクロッチの部分を舐め上げていく…その情景は杏にとって、それだけで目を背けたくなるほどの恥辱だった…

「ヘンタイで結構だよ。人前でオナニー晒して、マン汁とションベン垂れ流すインラン女よりはマシだしな~
それに…杏のパンツの臭いを嗅いでたら、チンポがこんなになっちまった…
――約束どおり処女は勘弁してやるから、口でしゃぶって射精させるんだよ」
「…っ!?――…いやぁっ…!!」

いつの間にか六〇三は下半身裸になり、自身の肉棒を杏の目の前に突きつけてくる…
それは杏にとって生まれて初めて生で見る男性器で、その見た目のおぞましさと、本人が言う通り、
杏の下着を嗅ぐ度にヒクヒクと反応する様子に、杏は吐き気を催しそうになっていた。

(こんなモノを口で…!?そんな事…――)

もちろんフェラチオの知識くらい当然持っている。もし、相手が朋也であれば躊躇いながらも
口にしていたかもしれないが、目の前の相手は椋を人質に杏に恥辱を強いる卑劣漢であり、
彼女の脱いだ下着や汚れに興奮して肉棒を奮わせる…杏の理解を超えた変質者でもあった。

「何遍も同じ事言わせるんじゃねぇよ…コイツを口でちゃ~んとイカせる事が出来たら、
妹を解放してやってもいいぜ~…どうする?コッチは力づくでもいいんだぜ~…」
「く…――や、約束よ…私が――ちゃんと…したら…椋を――妹を解放しなさいよ…」
「あ~いいぜ…じゃあ、ちゃんとやれよ~…」
「――く…う…――ん、あむ…」

男の言う『約束』にかすかな望みを託し、杏はおずおずと口を開き六〇三の肉棒を口に咥えていく…
六〇三は杏のようなプライドが高く、気の強い美少女に自身に汚らしい性器を咥えさせ、奉仕を強いている
その事実だけでもう、あっさりと射精してしまいそうになる。
実際のところ…この異常な状況下での杏に対する恥辱の数々は、六〇三に強い興奮をもたらし
杏の口の中にその欲望の塊をブチ撒ける寸前まで来ていた。

――さて、何処にブチ撒けてやろうか――

いま、六〇三の頭の中はその事でいっぱいだった…
このまま口の中に――喉の奥に向けて射精するのもいい。自分の汚らわしい体液が杏の身体の中まで
染みとおっていくのを想像しただけでもたまらなくなる。
顔に掛けてやるのも面白そうだ…この美しい整った顔を精液まみれにして写真に残してやろうか…
自慢の髪の毛にかけてやるのも面白そうだ…
鼻の穴というのはどうだろう…ムセ返り、口と鼻の穴から精液を逆流させている杏の顔はさぞかし見ものだろう…

そんな男の歪んだ欲望も知らず、杏はただ一心不乱に口の中の肉棒を舌と口でシゴキたて、
射精に導く事しか考えていなかった。『射精すれば解放してやる』という、男の言葉を真に受けて…

「いい感じだぜ、杏…初めての割りになかなか上手いじゃねえか。やっぱりお前はインランの素質があるよ」
「ん、んむ…っちゅむ…は、んぐ…――」
「よ~し、そろそろイクぜ…口の中に出してやるから、全部飲めよ!」
(口の中…?全部?…え、まさか――…ん、んぐぅう…――)

ラストスパートだとばかりに六〇三は杏の頭を掴み、激しく腰を振り始める。
そして杏の口の中…咽喉の奥目掛けて肉銃の引き金を引き、溜まりに溜まった欲望の白い砲弾を
余すところなく発射していく…

ほとんど固形に近い粘度の精液が咽喉に直撃し、思わずムセ返り、口の中のモノを吐き出しそうになるが
六〇三にガッチリと頭を押さえつけられているためそれも叶わず、あまりの苦しさに目から涙が滲んでいた…

「どーだ?杏…俺の精液が身体の奥まで入ってきた気分は…――ってチンポ咥えたままじゃ応えられないか~」
「…んう゛…むぐ…んぇ…―――」

ひとしきり射精が収まったあとも六〇三は杏の口から肉棒を引き抜かない…
伺うように杏がその顔をオ覗き込むと、そこには凶悪で醜悪な笑みがあり、それは杏にとって間違いなく
不幸をもたらすものだと予感させる程だった。

「俺もなぁ…杏と一緒で、気持ちよすぎてションベンが漏れそうなんだよ…コイツもオマケにつけてやるぜっ」
「んんっ!?ぐげぇ…んぶぅっ、げは…が、はっ…――」

六〇三のおぞましい言葉に杏は、反射的に顔を背けようとするが、それよりも早く再び肉銃が震え
今度は強烈なアンモニア臭を伴う液体が口の中いっぱいに広がってくる。

「ホラホラ遠慮するなよ~さっきは俺が杏のションベンを味わったんだから、お返しってやつだぜ…」
「――ん…ぐぇ…ぷはぁ、うえ…ゲホ…ゲホ…――」

必死になって口の中から六〇三の肉棒を吐き出したが、今度はそのまま杏の顔めがけて
尿を浴びせかけていく

「イヤァアァッ!?…汚いっ!…こんな…く…うぁあぁぁあぁぁぁ…――…」
「ひゃははは――っ、口の中も外もションベンまみれ、精液まみれでいい格好じゃねえか…」
ホラ言ってみろよ『私は処女です。キレーな処女です。汚れない処女です』ってなぁ~…ひゃははは――」
「う、うぅぅ…――」

六〇三の言葉と、あまりに惨めな自分の姿を自覚して、杏の目に悔し涙が浮かぶ…
その姿にますます嗜虐心を募らせ…

「あーあ…杏の汚ねぇ唾液で、俺のキレーなチンポが汚れちまった…雑巾代わりに、コレで拭かせてもらうぜ」
「な…なにを…――ちょっと…やめて、やめなさいっ!」

六〇三は杏のリボンで飾った美しい黒髪を手に取り、まるで雑巾のように丸めると
自身の精液と尿で汚れた肉棒を、まるで洗い物でもするかのように拭き始める。
杏にとって髪は、自分の身体の中でも最も気に入っている所で、日々手入れを欠かしたことのない
自慢の一つだった…そんな髪をこの男は、よりによって汚らわしい肉棒を拭くために…
まるでボロ布のように扱っている。
それは心と身体、両方に対する侮辱であり、屈辱だった…

「おかげでキレイになったぜ。やっぱりお前は身体全体がチンポを喜ばすように出来てるみたいだなぁ~」
「う…くっ…――覚えてなさいよ…私、あんたのこと…絶対に許さないから…――」
「それは楽しみだ…――ま、とりあえずは約束どおり妹を返してやるぜ。よく頑張ったなぁ~…」
「え…――?」

杏は六〇三の言葉が一瞬信じられなかったが、よたよたと頼りない足取りで妹が近付いてくるのを確認すると
今度は男たちのほうに向き直り、そちらの方に警戒を向ける。
――そう…杏は妹に対して…椋に対しては何も警戒心を持っていなかった。
横目で近付いてくる椋の姿を追いつつも、男たちの方しか警戒していなかった。
いま自分に近付いてきている妹が、内側に杏の知らない黒い情念を抱えている事も知らずに…

椋が杏の懐に飛び込んできた時、腹部に何かを押し付けられても、それが何なのかも分からず
そこから衝撃が迅ったとき、初めて杏は自身に起きた、異常な事態を実感していた…が、

「――…がっ!?…はっ…――…」
「…お姉ちゃんの地獄はまだこれからだよ…――私が受けた事と比べれば、これくらい――…」

身体中の力が杏の意思に反して抜けていき、意識が暗く沈んでいく直前に、杏が見たものは――
自分を見下ろしてくる実の妹――椋の…それまで見たこともないくらい冷ややかな表情だった…

意識を失っていたのはほんの一瞬だったかもしれない…
だが、杏の身体はまるで意識と神経が切り離されたように、自分の意思で手足を上手く動かす事が
出来なくなっていた。
六〇三と六二七の二人はそんな杏の両脚を、まるでバンザイでもさせるかのように持ち上げ
広げられるだけ広げさせた状態で、身体を180度に折り返させたまま固定してしまう。
秘唇はおろか不浄の菊座までも男たちの目の前に惜しげもなく晒されていて、
杏はいま…好色そうに薄笑いを浮かべる男たちを悔しそうに睨み上げることしか出来なかった。

「スゲー格好だな、杏…マンコもケツ穴も丸見えだぜ~」
「スケベマンコがオトコ欲しいってヨダレ垂らしてるじゃねーか」
「あんた達…どういう事よ!約束が違うじゃない!!」
「おいおい…俺たちは紳士らしく約束を守っただろ?『妹は返す』『処女は守る』…ってな?」
「俺たちはその気になったら、いくらでも約束を反故に出来るんだぜ?それにコレは椋ちゃんの先約だしな…」
「椋…?」
「そ、『売られた』んだよ。お前は…実の妹に、な」
「そんな…うそ…嘘でしょ、椋…椋?」

男たちの信じられない言葉に思わず杏は、椋の方に顔を向け、その表情を伺う…

「椋…あんた、本当に…――」
「お姉ちゃんが…――お姉ちゃんが悪いんだよ…―」

杏と目を合わせようとせず、震えるような声を椋が絞り出してくる

「お姉ちゃんが…私を助けるためにこの人たちに処女を棄ててくれてたら、こんな事しなくて済んだのに…」
「――えっ…?」
「お姉ちゃん…そんなに必死になって処女守って…どうするつもりだったの…?」
「そ、それは…――」
「私…レイプされちゃったんだよ…――名前も…顔も知らない人に…それも、一人じゃなくて…
数え切れないくらいの男の人に…」

その事実が既定のものだと分かってはいても、椋の口から直接語られた事で、改めて杏は
その事実に衝撃を受けてしまう

「私…処女だったのに…何人もの男の人に手足を押さえつけられて、無理矢理犯されたんだよ…
『イヤだ、イヤだ!』って泣き叫んでもみんな嘲笑うだけで、誰も助けてくれなかった…
私が苦しんでるのに、楽しそうに…まるで冗談みたいに処女を奪われて…面白半分に膣内に射精されたの…
一人が射精し終わったら、休む間もなくまた次の人が…何度も何度も、何度も何度も…生温かい精液が身体の中に流れ込んできて…
体の奥から腐ってくるかと思えるくらい、気持ち悪かった…
口もお尻の穴も犯されて…胸も、手も足も…髪の毛まで使って射精させられて――
…身体中、精液まみれになった私を見て…みんな汚いものでも見るかのように、楽しそうに笑いながら見下して――」
「椋っ!…もう、いいっ!もう、いいからっ!!」

手が縛られていなければ耳を塞いでいただろう…それほど椋の搾り出すような独白は、杏にとって
聞くに堪えられない内容であり、横にいた男たちですらその異様な迫力にからかう事も忘れて、
押し黙っていたほどで、そして杏は椋の心の傷と闇を知り…自らの選択の迂闊さを痛感していた。

「私…つい、さっきまで処女だったのに、もう両手の指で足りないくらいのオトコの人を経験しちゃった…
ねえ、お姉ちゃん…こんな私って汚い?汚らわしい?身体の中も外も知らないオトコの人の精液に塗れて――
こんな女の子…岡崎君は見向きもしないよね…?」
「椋ぉ、そんな事言わないで…そんな事ないからっ――…」

まるで…自分の手で、そのまま我が身を引き裂かんばかりの自虐的な椋の言葉に、
杏はもういたたまれなくなり、つい反射的に悲鳴のような否定の言葉を叫んでしまう。
椋は…そんな杏の返事をまるで予想していたように、にっこりと微笑む…だがそれは、
杏が安心したような落ち着いた笑みではなく、黒い情念を秘めたものだった。

「そうね…そうだよね…――だったら――お姉ちゃんが『証明』してみせて――」
「えっ…!?」
「…『そんな事ない』んでしょ?だったら…お姉ちゃんも私と同じ位酷い目に遭って、
岡崎君に相手をして貰えるか…精液塗れになったお姉ちゃんを見て、岡崎君がどんな顔するのか…
私に見せてよ…」
「椋…あんた…――」
「出来ないの?出来るわけないよねぇ~…必死になって処女守って…自分だけ綺麗な身体のままでここから出て
岡崎君に抱かれたいとか考えてたんでしょ?…そうして、汚い私を『可哀想…』とか言って、
慰めるフリをして見下すつもりでしょ?『いつも』みたいに…――」
「ち、違うっ…私、そんな事考えてないわよ…私は…いつも椋のことを…――」
「『私がいないとダメな妹…何も出来ない愚図な妹…』とか思ってるんでしょ?」
「椋っ!」
「お姉ちゃんは勉強も出来るし運動神経もいい、料理も上手で美人で性格もよくて…誰からも好かれる完璧な女…
でも、私が一人で出来る事まで先回りして片付けてしまうお節介な女…、自分の思い込みで
私の事を決め付けて、いい事してると思い込んでるウザイ女…」
「…あぁ…――りょ…椋…お願い…そんな事言わないで…――」

それは100%、椋の思いではなかったが…陵辱で受けた心のひび割れは、
杏に対するコンプレックスを『呪詛』という名の黒い接着剤に変えなければ持たないほど
深く細かく刻み込まれていた。

「私も…汚いけど、お姉ちゃんだって…――私、知ってるんだよ…お姉ちゃんが私たちの教室で
こっそりしてる事を…」
「――あ、あっ――…違うのっ…椋、あれは…――つい…――」
「…岡崎君の机の角にアソコを擦り付けて…――汚らしいっ…お姉ちゃんなんて格好つけてても
ホントはオナニー狂いのただの変態のクセにっ――…」
「あ…あぁ…――」
「…お姉ちゃんの処女の相手なんか…コレで充分だわ…」
「――ヒッ!?」

姉に対する嫌悪の言葉とともに椋が突きつけてきたモノ…杏は最初それが何なのか理解できなかった。
椋の手の中で蠢いている『それ』は、杏が知識として知っているものと比べると、
あまりにも太く、長く、そして歪な形をしていた。
太さはそれを持つ椋の手首と同じ位はあり、長さはゆうに30センチを超えている…
だが、それ以上に杏を戦慄させているのはその異様なフォルムで、全体のシルエットこそは男性器のそれだったが、
まるでメロンの皮のように大小の筋が縦横に走り、エラの部分の根元にはグロテスクなイボが
リング状にびっしりと生え揃い、そこが独立してぐるぐると回転している…
それが何段階にも分かれて震え、回り、うねりながら蠢く様子と、椋がそれを使って
何をしようとしているのかを理解した杏は、自分の身体から血の気が引いていくような寒気を覚えていた。

「椋…まさか…――」
「どう?お姉ちゃん、スゴイでしょ…この人たちが持ってきた道具の中で一番おっきなのを選んだの。
お姉ちゃんの初めての相手にピッタリでしょ♪」
「――お、お願い、椋…私が…私が悪かったから…それだけは…それだけは許して…――」
「…クス――…お姉ちゃんの初めての相手に名前もないのは可哀想だよね…――
せっかくだから、私が名前をつけてあげる…――そうだ!『岡崎くん』っていうのはどうかな?」
「りょ、椋…――」
「良かったね、お姉ちゃん♪『岡崎くん』が初めての相手で――」
「――あ、あぁ…や、やめて…やめて…お願い…――」

どこか狂気じみた椋の姿に、杏はもうプライドをかなぐり捨てて、ただひたすらに許しを請う。
目に涙を浮かべながらカタカタと身体を震わせる杏の様子は、椋の心に何ともいえぬ感情をもたらしていた。

あの気丈な姉が涙を浮かべて自分に許しを請うている――
いつも自分を上から見下ろしていた姉を、いま自分が見下ろしている――

優秀な姉と常に比較され、惨めな思いを味あわされてきた自分…
そんな自分がこの上なく悲惨な形で純潔を奪われ、身体中汚されたというのに――

――自分が受けた苦痛に比べれば、このくらい…――

実のところ椋は杏の事が心底憎いわけではなかったが…ただ、このまま…杏が綺麗な身体のまま助かる事は
耐えられそうにもなかった…

――お姉ちゃんの事が嫌いになったわけじゃない――
――でも、このままだとホントに嫌いになってしまいそうだから…――

苦しみと悲しみ…憎悪と嫌悪…そして情愛――複雑に蠢く感情に後押しされるように椋は、
想いを寄せていた少年の名を刻んだ異形のディルドーを、杏の秘唇にあてがい…

(やめて、椋…――助けて朋也…朋也ぁっ!!!)

心の中で杏が密かに想い続けていた少年の顔を思い浮かべ、その名を呼んだ瞬間――
椋はそんな杏の心を踏みにじるかのように、杏の膣内を躊躇なく、一気に抉っていく…――

“めり…――めりめりめり…みちぃっ…――”
「う…ぎぃいっ――が、あぁああぁぁァァ――――ッッッ!!!!!!」

膣奥から生み出された激痛が杏の脳天まで串刺しにする。
その痛みは喪失の証であり、杏にとっては絶望の証とも言えた…

「――処女喪失おめでとう、お姉ちゃん♪…スゴイよ、初めてなのにこんなに太いのを咥え込んでる…」
「あ…が…――か、は――…たす…けて…壊…れる…壊れる…――」
「大丈夫だよ…私も、何度も壊されると思ったけど、壊れなかったもの…平気だよ、これくらい――」
「いぎぃっ!?…うぐ、ぐ…あ、ああぁ…――」

秘唇が裂け、膣内が破裂するような圧迫感に杏は息を詰まらせる。それだけでも耐えがたい苦痛なのに
それが膣内で蠢き、子宮を抉るようにうねり、膣壁を削り取らんばかりにイボが回転してくるのだから
たまったものではない。

「あぎッ…あ、が…――んぐ、が…あ、あ゛あ゛ぁぁ――…」

獣じみた悲鳴をあげながら、バイブの振動に合わせるように身体をくねらせる杏…
もちろんそれは快楽からではなく、少しでも苦痛から逃れるためであり、
半白目をむき、泡を吹きながらケイレンする杏の姿は、常人であれば目を背けたくなるほどに無残なものであった…

「…さーて、コレだけやったんだから椋ちゃんも満足しただろーし、そろそろ俺も参加させてもらおーかな」
「あ…」

無残な姉の姿を呆然とした目で眺めていた椋を、押しのけるように六二七が割り込んでくる。

「ま、いろいろとゴクローさん。でも、あんまりやりすぎると俺らがツマンねーから、ココから先は
俺らに任せてくれねーかな?大丈夫!椋ちゃんの希望通り、お姉ちゃんをもっと滅茶苦茶に汚してあげるから♪」
「――あ…わ、私…――」

“――お姉ちゃんを…私以上に滅茶苦茶に汚して――”

確かにそう口にしたが…今の椋は、姉の処女を自らの手で引き裂き、気絶する程の苦痛を味あわせたところで
どこか熱病から醒めたような気持ちになっていて、六二七の言葉にどこか戸惑いを覚えていた…

「そーゆーワケで選手交代な、心配しなくてもお姉ちゃんを、椋ちゃんより悲惨なメに遭わせてあげるから。」
「あ…――えっ…!?」
「あーあ…ヒデェなあ、マンコ血だらけ。こーんな極太バイブで処女破るなんて、椋ちゃんはオニだね…
でも、ま…おかげで遠慮なく犯れるワケだけどなぁ~コッチは散々お預けくらってたし…」

六二七は強引に椋をどかせると、杏の身体に覆いかぶさり、杏の秘唇で蠢いていたバイブを抜き取って
代わりに自身のいきり立った肉棒をあてがい――

「おい、いつまでもアワふいてんじゃねーよ。マグロのまま犯っても面白くねーんだよ!」
「――う…あ…――な、何っ?」

半ば気を失い、呆けていた杏の頬をぺちぺちと軽くはたき、意識を呼び戻させる。
幸か不幸か目を覚ました杏の目の前には、息を荒げた六二七の歪んだ笑顔があり、その男が
今まさに自分の秘唇に肉棒を挿入しようとしているのを知覚し、必死になって身をよじり抵抗しようとする。
だが、両手足を縛られ…無残にも秘唇を曝け出した格好で転がされた杏に、
体重をかけて覆いかぶさってくる六二七に対して、抵抗らしい抵抗など出来るはずもなく、
ジワジワと膣内に侵入してくる肉の凶器を、ただ嫌悪と絶望と共に受け入れる事しかできなかった。

「うぅ…い、いやあぁっ…約束…違うじゃないっ…こんな…こんな事…を――」
「あはは、まーだそんな事言ってるの?でも俺『処女は破らない』って約束はしたけど
『犯さない』なんて一言も言ってねーぜ♪」
「そんな…――」
「恨むんなら妹を恨むんだな…椋ちゃんが余計な膜を破ってくれなかったら俺らも手出し出来なかったんだし…
俺ら紳士だから、約束は絶対に守るからさぁ~」
「…わ、私…そんな――…」
「椋…」
「オイオイ…あれだけやってて、今更『そんな事思ってませんでした』なんて言うなよ。
俺は確かに聞いたんだぜ、椋ちゃんの口から『お姉ちゃんを私より滅茶苦茶に汚してくれ』って言葉をなぁ~
さっき仲間も呼んだから、椋ちゃんの望みどおり今から杏をマワして、グチョグチョのドロドロの
精液便器にしてやるから、そこで見てろよ」
「う…わ、私…――」

自分の膣内を無遠慮に荒らしまくる肉棒の感触と『精液便器』というおぞましい言葉を浴びて
杏は悔しさのあまり、涙がこぼれそうになるのを必死に堪えながら、陵辱の張本人である目の前の男を
噛み殺さんばかりの勢いで、ものすごい形相で睨みつけていた。
だが…自分をこんな目に陥れた妹に対しては、不思議と怒りも憎しみも湧いて来ず、
自分がもし逆の立場で――自分だけが陵辱を受け、妹が綺麗な身体のまま…もし朋也と付き合いだしたら、
はたして自分は正気を保てるだろうか…――そう思うと、狂気に走った妹を責める気にはなれない。
もちろん、そんな妹の気持ちを弄び、利用したこのケダモノたちは絶対に許す事は出来ないが――

「くうぅ~…さっすが優等生の藤林 杏のオマンコだけあって、具合も優等生だぜぇ…
あんなブッ太いバイブを咥え込んでたって言うのに全然緩んでなくって、
俺のチンポをきゅんきゅん愛しそうに締め付けてきやがる…
態度はいちいちムカつく生意気な女だけど、ココは素直にオトコを悦ばせるようになってるみたいだな~
どーよ、やっぱりあんな作りモンより本物のチンポのほうが気持ちいいだろ~?」
「うぅ、くっ…アンタみたい…な、男に…ヤられるくらい―なら…くっ…バイブの方が…何百倍も…マシだわ…――」

何とか気丈な言葉を、搾り出すように口にする杏に、男たちは感嘆しながらも獲物のイキのよさに満足していたが
既に杏は肉体的にも精神的にもギリギリで、ただ男たちに対する敵愾心だけで気を保っているような状態だった。

「ま、そう邪険にするなよぉ~もうすぐ、ナマのチンポじゃないと味わえない、経験をさせてやるからよ――」
「…ま、まさかっ――」
「そっ♪その『まさか』。杏の子宮いっぱいに、俺の絞りたて特濃生チンポ汁をプレゼントしてあげる」
「やっ――やめてぇっ!…抜いて!抜いてったらぁっ!許さない…中で出したりしたら…私、アンタを絶対――…」
「オイオイ、そんなに暴れるなよ…そんなに暴れてたら――」
「あっ――…!?」
「――チンポの先から、ザーメンが出ちまうじゃねぇか♪」
「いやあぁっ!…朋也――助けて…朋也…朋也ぁあぁぁっ!!」

『膣内に射精される…』それは女にとっては処女喪失以上の恐怖であり、
ましてやそれが好きでもない男――おぞましい陵辱者の精液ならばその感情も一際で、
もはや杏はなりふり構わず暴れまわり、何とか男の身体を少しでも自分から引き離そうとするが――

“――っびゅるるうぅ…どぷぅっ…どくん、どくんどくん…――”

「――あ…あぁああぁぁ――…いやぁ…うそ、中に――…私の中に…熱い…気持ち悪い…いや…いやいや――…
イヤアアァアァァァアアアァァァ―――ッ!!!!!」

杏の膣内で肉棒が爆ぜ、溢れんばかりの汚液を吐き散らかしていく。
その子宮が灼け爛れると思えるほどの熱さと、身体を内から侵されていくような絶望感に杏は絶叫する
自分の胎内に流れ込んだ受け入れがたい現実を拒絶するように…

「あっはは…スッゲー絶叫~…校舎中に響き渡ったんじゃねーの。あんまり大声出したら
カンケーねー連中まで呼んじまうぜ~」
「そうそう、外の廊下まで杏ちゃんの悲鳴が聞こえてたぜ~」
「藤林 杏と犯れると聞いてとんで来ますた」
「なーにが『来ますた』だよ~…」
「で、犯っちゃっていーの?」
「ああ…構わねーよ。オマンコ精液漬けにしてくれって、妹たってのお願いだからな~」
「うわっ、ヒッデェ妹もいたもんだ…」
「まったく…杏ちゃんに酷い目を合わせるのは心苦しいけど、椋ちゃんのお願いを叶える為だから
仕方ないよなぁ~」
「あ…あ…――」

杏の子宮に六二七が溢れんばかりの精液を吐き散らかした後、部屋の中に次々と見知らぬ男たちが入ってくる。
その全員が好色そうな歪んだ笑みを浮かべており、彼らが杏を助ける為に来たのではない事だけは確かだった…

「とりあえず全員、ひと通りマワしちまおーぜ…あ、でも出来れば、この格好のままがいいな~
せっかくの精液をこぼしたくないし…」
「あ…いや…ゆるして…――こんなに――相手したら…私…壊れる…無理よ…――」
「大丈夫だって♪椋ちゃんだって耐えられたんだから…――お姉ちゃんだろ?妹にいいトコ見せてやれよ
精液30発くらい中出しされてなぁ~」
「――こ…こないで…いや…もう、いや…いやだぁ…――」

度重なる心身両面の陵辱と膣内射精のショック…そして自分を取り囲んでくる男たちの姿に、
気丈に張りつめていた杏の心もついに折れ、今はただ涙を浮かべて許しを請う事しか出来なかった…
「あ…あぁ…お願い…です…もう…やめて…――」

部屋の片隅でへたり込み、がたがたと身体を震わせている椋。
その目に映る光景は数時間前の自分の姿…――自分と同じ目に遭わされている姉の姿だった…

「うひ~出た出た…これで三回目だ。まったく、よく続くぜ俺も…」
「んじゃ、おれも三回戦いってみよっかなぁ」
「うへぇ、マンコの中ドロドロ…何発分のザーメン入ってんだよ~」
「んなの、10発目から先は覚えてねーよ」

まるで流れ作業のように次々と入れ代わりながら、姉の穴という穴を犯していく男たち…
秘唇を貫かれ…菊座を抉られ…反応が鈍くなると『気合を入れろ』と言われ、あの極太バイブを捻じ込まれる…
あの気丈な姉が、何の抵抗も無く肉棒を咥えている…いや、正確には咥えているわけじゃない
ただ精液を垂れ流す場所のひとつとして口を使われているだけだ…
椋が憧れてやまなかったあの美しく長い髪は、いまは醜い肉棒に巻きつけさせられて
射精するための道具になっている…

――これが自分の望んだ姉の姿なのか――

自分は知っている。
秘唇をかきむしりたくなるような…子宮を引きずり出したくなるようなあのおぞましさを…
犯した男の精液が自分の身体に流れ込んでくる時、身体が内側から腐っていくような不快感を…
それなのに――

椋はただ恐ろしかった。自分が陥れ、自分が招いた姉の無残な姿が…少しずつ壊れていく姉の姿が…
今となってはムシのいい話かもしれないが、椋は今、杏の無事だけを祈っていた。

――こんな自分を許してくれなくてもいい――
――岡崎君とうまくいくのなら喜んで祝福もしよう――
――だから、あの眩しいくらいに魅力的な姿を、再び自分の前に見せて欲しい――

そう、祈っていた…
「さ~て…そろそろ仕上げといこーか。」
「どうする、ここでやんのか?」
「ん~…やっぱ『便器』は便所でしょ♪どうせなら向こうのトイレでやろーぜ」
「じゃあ六二七はそっちで『仕上げ』にかかってて、俺はあとから椋ちゃん連れて行くから」
「おう、まかせとけ。きっちり芸術的に仕上げてやるぜぇ~」

理解不明の会話を交わしながら、男たちはぐったりとしている杏の身体を抱え上げ、何処かへ運び出していく…
部屋の中で取り残されていた椋に六〇三は、まるで迷子を誘導するような優しげな口調で話しかけてくる。

「さあ、椋ちゃんもいこうか。」
「ど…何処へ…?」
「なに、そこのトイレまでだよ。椋ちゃんが望んだ、お姉ちゃんの姿がそこにあるから、一緒に見に行こう♪」
「あっ…!?」

穏やかだがどこか有無を言わさぬ口調で六〇三は強引に椋を連れ出す。
そして行く先である男子便所に着き、扉を開けて中の様子をうかがうと――

「あ…ああぁあぁぁ…――」

その目に飛び込んできた信じられない光景――
小便器に頭を突っ込まれ、逆さまに固定された杏の姿…
脚も閉じられないように固定され、秘唇はクスコで膣奥まで見えるくらい拡げさせられている。
その中が白濁で満たされているのが惨たらしい…その秘唇にむけて周りの男たちは自分の肉棒をシゴき、
狙いを定めて射精していく。まるで的当てのゲームでもしているように…

「なかなか狙い通りに飛ばねーモンだなぁ…」
「お前、オナニーしすぎでチンポが曲がりすぎてんだよ~」
「うるせー」
「おいおい、遊んでんなよ…便器に向かって『する』事はまずコレだろ~」

男の一人が歩み出ると、今度は杏の顔目掛けて放尿し始める。
杏の口にかまされた轡は、真ん中にリングがはめ込まれていて、閉じられないようになっている上に
そこだけがぽっかりと穴が開いている。そこに狙いを定めているようだが、外れてもお構いなしで
杏の美しい顔も…髪も…黄金色の汚水にぐちゃぐちゃに汚されていた…

「どう?コレが椋ちゃんが望んだお姉ちゃんの姿だよ」
「あ…あぁ…こんな…こんな…酷い…」

自分が招いた事とはいえ、姉に対する人を人とも思わない男たちの仕打ちに、椋はその場にへたり込み
改めて自分が犯した過ちを認識して、激しく悔いてしまう。

「あれ、どうしたの…今更、後悔したとか?だったら大丈夫だよ…だって――」
「えっ…?」
「だって、当の杏ちゃんはもう『そんな事』、気にする事も出来ないくらい、もうブッ壊れちゃってるからさあっ!!」
「うぅあぁああぁぁ――っ!!!」
「どうだよ、満足した?自分より滅茶苦茶に汚されたお姉ちゃんの姿は…――あっははははぁ―――っ!!!」

絶望の悲鳴と悪魔の嘲笑が、無残な陵辱劇の舞台いっぱいに響き渡る。
そして――

「コレはコレで面白れーけど、やっぱ生のマンコがねーと物足りねーな…」
「ああ、だったらコイツを使えばいいよ。ちょっと使い古しで悪いけど…」
「…えっ…あ…――」
「いいのか?コイツは手ぇ出さないんじゃ…」
「いいよ、もう用済みだし…それに杏をハメた事を後悔してるみたいだから、ちょうどいいんじゃねえの…」
「ま、そーゆー事ならエンリョなく…」

そう言って椋の身体を引き倒し…押さえ込んで脚を開かせ、秘唇に肉棒をねじ込んでいく…
再び身体を蹂躙される椋だったが、もう既に抵抗する気力も、悲鳴をあげる気力もなく
ただ、自らが犯した過ちに対する報いとして、男の陵辱を受け入れていた。

“『罰』があたったんだ…お姉ちゃんに酷い事した、当然の報いだ…”
「…――さい…――」
「ん~、何か言ったか?」
「――…なさい、お姉ちゃ―…ごめ…――」
「あーあ、コッチも壊れちまったみてーだな…」
「いいよ、別に…穴さえあれば…」
「―めんなさい…おねえ――ごめん…――」

椋の目はもう目の前の男の姿を捉えておらず、ただうわ言のように、姉に対する謝罪の言葉だけを呟く…
男たちはもうそんな椋の様子に構うそぶりも見せず、ただその身体だけを貪っていた。
そしてその横では杏の身体に精液を、顔に小便を…楽しそうに浴びせかける男たちの姿もあった…

(ごめんなさい…お姉ちゃん…ごめんなさい…)
「ゴメンナサイ…オネエチャン…ゴメンナサイ…ゴメンナサイ…」

(杏編・了)