「先輩…大丈夫ですか?」 「―うん…大丈夫…」 新入生歓迎会の日、生徒会長の久寿川ささらは誰の目から見ても体調が悪そうで そんなささらの様子を見かねた環が保健室で休む事を勧め、雄二のエスコートで保健室に着いたところだった。 雄二はささらをベッドで休まさせると、傍の椅子に腰掛けてじっとその横顔を眺めていた (やっぱり、キレーだな…) ほんのひと月前までは雄二も『鬼の副長』『冷血生徒会長』といった異名 […]
「先輩…大丈夫ですか?」 「―うん…大丈夫…」 新入生歓迎会の日、生徒会長の久寿川ささらは誰の目から見ても体調が悪そうで そんなささらの様子を見かねた環が保健室で休む事を勧め、雄二のエスコートで保健室に着いたところだった。 雄二はささらをベッドで休まさせると、傍の椅子に腰掛けてじっとその横顔を眺めていた (やっぱり、キレーだな…) ほんのひと月前までは雄二も『鬼の副長』『冷血生徒会長』といった異名 […]